トヨタ・ミライG“Aパッケージ”(後編)
2021.07.04 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が新型「トヨタ・ミライ」に試乗。前編ではその乗り味を「宇宙船のようだ」と評した山野。後編では電動車ならではの加速感について、トヨタのつくり込みに対する最大級の賛辞を送るのだった。トルクの出方が絶妙
トヨタの量産型燃料電池車(FCV)であるミライに試乗した山野哲也は、アクセル操作に対する俊敏なレスポンスを誇る「スポーツ」モードより、むしろ穏やかな「エコ」モードに感銘を受けたという。
山野:アクセルペダルに足を載せると、緩やかにトルクがかかる。その具合が「内燃機関ではない」と思わせるんです。
webCG:通常のエンジン車にも「エコモード」を設定できるモデルがありますが。
山野:ミライのエコモードは、いわゆる“トルクのつき”が絶妙で、ドライバーの足の動きと、それに呼応して発生するトルクの大きさが実によく煮詰められています。ペダルを踏む量に「オンタイムで合わせ込んでいる」とさえ感じます。
webCG:トルクの湧き出し方とペダル操作のシンクロの仕方が絶妙なんですね。
山野:そうです。内燃機関でも、例えば吸気バルブの開閉タイミングをずらすなどして出力をコントロールできますが、電気モーターのようにはいかない。
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