メルセデス・ベンツが新型車「CLEクーペ」発表 2024年にはオープンモデルも導入を予定
2023.07.07 自動車ニュース![]() |
独メルセデス・ベンツは2023年7月6日(現地時間)、新型車「メルセデス・ベンツCLEクーペ」を発表した。
「Cクラス/Eクラス クーペ」の後継を担うニューモデル
メルセデス・ベンツCLEクーペは、「Cクラス」「Eクラス」のコンセプトと技術をもとに開発された2ドアクーペである。欧州では2023年11月に発売される予定で、また2024年にはオープントップの「カブリオレ」も投入するとしている。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4850×1860×1428mm。エクステリアデザインは「Sensual Purity(官能的な純粋さ)」を掲げる昨今のメルセデス・ベンツ車のコンセプトにのっとったもので、長いホイールベースと短いフロントオーバーハング、それよりやや長く取られたリアオーバーハングなどが優雅さを表現。フロントボンネットには力強さを強調するパワードームが、「シャークノーズ」と呼ばれる逆スラントのフロントマスクには、立体的な新デザインのラジエーターグリルが採用されている。一方サイドでは、ショルダーラインに沿って伸びる前後2本のプレスラインが目を引き、またリアでは右端から左端までボディーを横断する、ひとつながりとなったデザインのテールランプが大きな特徴となっている。
インテリアの意匠も最新のメルセデス・ベンツ車に共通するもので、インストゥルメントパネルには12.3インチのドライバーインフォメーションディスプレイと、11.9インチの縦型センターディスプレイを配置。またフロントにはCLE専用にデザインされたというスポーツシートが装備され、オプションで「Burmester 3Dサラウンドサウンドシステム」を選択すると、ヘッドレストの高さに設置されたスピーカーが没入感のある音楽体験を提供するとしている。
また、車内空間については従来モデル「Cクラス クーペ」より広くなった点も特徴で、特にリアシートはヘッドルームが10mm、肩まわりとひじまわりが19mm拡大。ヒザまわりのスペースも、実に72mm広くなっているという。トランクの容量もCクラス クーペより60リッター拡大しており、ゴルフバッグ3個を楽に積載できるという。
欧州におけるパワートレインの設定は豊富で、2リッターディーゼルターボエンジンの「200d」、2リッターガソリンターボエンジンの「200」、その高出力版にあたる「300」、そして3リッターガソリンターボエンジンの「450」を設定。いずれも48Vのマイルドハイブリッド機構が組み合わされる。駆動方式は「4MATIC」と呼ばれる4WDが主で、「CLE 200」ではFRも選択可能。ディーゼル車の200dだけが、FRのみの設定となっている。これらに加え、一定の距離を電気のみで走行できるプラグインハイブリッド車についても開発を進めているという。
(webCG)