ロータス・エミーラV6ファーストエディション(前編)

2024.01.07 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「ロータス・エミーラ」に試乗……したのだが、今回の山野はいつもとは様子が違う。試乗後の表情にも、いつもの晴れやかな笑顔がない。どこか気になるところがあったのか、詳しく話を聞いてみよう。
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厳しい評価になるかもしれません

レーシングドライバーの山野哲也からロータス・エミーラについてひととおりコメントをもらったあと、同社の「エキシージ」に話が及んだ。2007年の全日本ジムカーナ選手権で、山野選手が自身の競技車両にしていたクルマだ。

webCG:エキシージ“でも”苦労されましたか?

山野:大変でしたねぇ。とにかくオーバー(ステア)とアンダー(ステア)が激しくて、しかもそれらがコーナリング中に交互に現れる!

webCG:山野さんのチューニング能力をもってしても、ニュートラル方向にまとまらなかった、と。足まわりのセッティングだけではカバーし切れないものですか?

山野:競技規則でスプリングやダンパーは変更できても、ジオメトリーは変えられない。ここに何かがありそうです。

webCG:クルマが動いて、走って、さまざまな外部入力がサスペンションにかかると思わぬ方向にジオメトリーが変化してしまう。

 
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