ロータス・エミーラV6ファーストエディション(後編)

2024.01.14 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「ロータス・エミーラ」に試乗。ロータスにとっては新世代商品群の第1弾だが、だからこそ山野は厳しい愛のムチを容赦なくふるう。後編ではいよいよパワートレインとシャシーの仕上がりに切り込む。
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レスポンスが鋭すぎるV6ユニット

今回、レーシングドライバーの山野哲也がテストするのは、ロータスの最新にして最後の内燃機関モデルと目されるミドシップスポーツ、エミーラ。試乗車は、トヨタ由来の3.5リッターV6スーパーチャージドエンジン(405PS)に、3ペダル式6段MTを組み合わせた「V6ファーストエディション」である。ベース価格は1573万円。

試乗を終えて早々に、「この連載始まって以来の厳しい評価になってしまうかもしれません」と難しい表情を見せた山野哲也。かつて全日本ジムカーナ選手権で「エキシージ」を駆ってシリーズ優勝を果たした経験を持つ国内屈指のロータス使いでもある。山野の厳しい評価は、まずはドライバーズシートへの不満から始まった(前編を参照)。

webCG:今回のエミーラはファーストエディションですが、シートの改善は急務ですね。エンジンは、スーパーチャージャー付きの3.5リッターV6。最高出力は405PSです。

山野:扱いづらいエンジンですね。

webCG:エエッ!?

山野:レスポンスが異常にいい。

 
ロータス・エミーラV6ファーストエディション(後編)の画像拡大
 
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