ロータス75周年記念イベント「LOTUS 75th ANNIVERSARY」の会場から
2023.12.26 画像・写真2023年12月23日・24日の2日間、英ロータスの正規輸入販売を手がけるエルシーアイが、東京・渋谷の代官山T-SITE敷地内で「LOTUS 75th ANNIVERSARY」を開催した。
読んで字のごとくロータスの創立75周年を記念したイベントで、23日の前夜祭では、ブランドの功績やベンチマークとなったモデルの特徴、取材時の秘話などをモータージャーナリストの加藤哲也氏、吉田 匠氏、桂 伸一氏、藤原よしお氏、石井昌道氏が解説。翌24日にはモーニングクルーズも開催され、駐車場のそこここでオーナーたちが、振る舞われたコーヒーを片手に交流を深めていた。
また「過去をたたえ、未来へと継承する」ことをテーマとした会場には、ロータスの最新モデルである「エミーラ」とSUVタイプの電気自動車「エレトレ」も展示。モーニングクルーズの参加者はもちろん、道行く人も足を止め、新世代のロータスに見入っていた。
24日に行われたモーニングクルーズの様子を、写真で紹介する。
(文と写真=鈴木ケンイチ)
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1/23東京の代官山T-SITEにて、2023年12月23日・24日の2日間にわたり「LOTUS 75th ANNIVERSARY」が開催された。会場には2日間を通じて、最新モデルの「エレトレR」(写真)と「エミーラV6ファーストエディション」を展示。23日には前夜祭、24日にはモーニングクルーズが行われた。
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2/232023年12月24日の早朝7時より9時にかけて、「代官山T-SITE」にて開催された「ロータスモーニングクルーズ」の様子。トータルで80台ほどの新旧ロータス車と、そのオーナーが会場に駆けつけた。
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3/23ロータスの創立75周年を記念する「LOTUS 75th ANNIVERSARY」。その一環として「ロータスモーニングクルーズ」を実施したことについて、主催のエルシーアイ担当者は「ロータスのオーナーが愛車を走らせて集えるイベントをやりたかった」と語る。
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4/23「LOTUS 75th ANNIVERSARY」の趣旨は、「ブランド創立75周年」に合わせて、「愛車を駆って集まれる」「多くの人にブランドを知ってもらえる」ようなイベントを、「チャップマン夫妻の命日(本人は1982年12月16日、妻のヘイゼルが2021年12月13日)」に開催するというもの。前夜祭では、モータージャーナリストがロータスの歴史を紹介するトークセッションも催された。
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5/23コンパクトなミドシップスポーツカーの「ロータス・エミーラ」。エンジンを搭載した最後のロータス車とも称されている。
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6/23「ロータスモーニングクルーズ」に出展したオートグリムのブース。オートグリムは、ロータスと同じ英国のカーケア用品メーカーだ。隣ではアパレルブランド「D by D Syoukei」が英国風のジャケット類を展示していた。
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7/23「ロータスモーニングクルーズ」では、代官山T-SITEの駐車場の半分以上をロータス車が占めることに。参加者は友人と話し込んだり、持参したカメラで撮影にいそしんだりしていた。
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8/23最新の「エミーラ」から、1970年代の「エラン」、そして1957年生まれの「エリート」まで、新旧のロータス車が顔をそろえるのはこうしたオーナーズミーティングならでは。ひとつのブランドの歴史を感じられるのも楽しみのひとつだ。
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9/23約80台もの参加車のうち、最も大きな存在感を放っていたのはやはり「エリーゼ」だった。色とりどり、“顔”も丸目にツリ目と多種多様。さまざまな世代のエリーゼが顔をそろえた。
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10/23「ロータスモーニングクルーズ」で行われたコンクールドエレガンス。その1台に選ばれたのが、高橋さんの2023年式「エミーラ ファーストエディション」だ。普段使いにできるクルマとして、今年購入したという。
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11/23新世代ロータスの旗手としてデビューしたばかりの「エミーラ」。見た目的には「エリーゼ」「エキシージ」の後継に思えるが、上質な車内空間には「エスプリ」などに通じるものも感じる。
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12/23コンクールドエレガンスの1台に選ばれた、鈴木さんの1984年式「エスプリ ターボ」。子供の頃にスーパーカーブームで抱いた憧れを、大人になって実現したという。
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13/231975年のパリサロンで発表された「ロータス・エスプリ」。FRP製のウエッジシェイプボディーは、かのジウジアーロが手がけたものだった。鈴木さんの愛車は1980年に追加されたターボモデルとなる。
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14/23コンクールドエレガンスの1台に選ばれた井上さん(写真向かって右)の2000年式「エリーゼ(シリーズ1)」。20代後半で憧れのクルマを手に入れたという。選者はモータ―ジャーナリストの西川 淳氏(同左)。
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15/231995年のフランクフルトショーにおいて、新世代のロータスとして登場した「エリーゼ」。改良を繰り返しながら2021年まで生産されるロングセラーとなった。初期のモデルは特に軽量で、車重は約700kgしかなかったという。
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16/23コンクールドエレガンスの1台に選ばれた、木村さんの1971年式「エラン」。手に入れてから、今年で実に49年目! 苦楽をともにしてきた相棒だという。
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17/23「ロータス・エラン」は1962年に登場したFRのオープンスポーツ。モータースポーツでも大活躍しており、古参のwebCG読者のなかには、往年の日本グランプリを思い出す人もいるかもしれない。
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18/23コンクールドエレガンスの1台に選ばれた、モエさんの2018年式「エリーゼ」。オーナーにとって初めてのマニュアル車なのだとか。購入の理由は「ひと目ぼれ」。
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19/232018年の「エリーゼ」といえば、その長いモデルライフのなかでも最後の大幅改良を受けた世代だ。「LESS MASS MEANS MORE LOTUS」の標語に基づいて原点回帰の軽量化がなされ、まさにエリーゼの集大成といえるモデルとなっていた。
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20/23モーニングクルーズには愛犬とともに参加した人も。イギリスを原産地とするテリア種を家族に迎えたあたりにも、オーナーの英国愛を感じる。ちなみに会場となった代官山T-SITEは、周囲に住む愛犬家のお散歩コースにもなっているようで、多くのペット連れがイベントをのぞいていた。
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21/23コンクールドエレガンスの副賞として、中目黒のアパレル「D by D Syoukei」のジャケットも1人に進呈された。ジャージ素材で、ドライビング中も着用できるのが特徴だ。
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22/23冬本番ではないものの、さすがに12月下旬の朝は寒い。振る舞われたホットコーヒーには長蛇の列ができてきた。
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23/23都会の真ん中に、ぽっかりと空間が広がる代官山T-SITEの駐車場。サーキットやワインディングロードで見かける機会の多いロータス車だが、こうした閑静なシチュエーションでもさまになっていた。