新型「BMW M5」が国内デビュー Mハイブリッドシステムは最高出力727PS/最大トルク1000N・mを発生

2024.10.02 自動車ニュース 藤沢 勝
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新型BMW M5(写真はすべて海外仕様)
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BMWジャパンは2024年10月2日、新型「BMW M5」の国内導入を発表し、販売を開始した。納車開始は11月中旬以降の予定だ。

 
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「BMW 5シリーズ セダン」をベースとするM5は1984年に初代がデビューしたハイパフォーマンスモデルであり、BMW Mが開発を担当。第7世代となる新型はM専用のプラグインハイブリッドシステムを搭載し、その動力性能はハイパーカーと呼べる水準にまで到達している。

「Mハイブリッドシステム」と名づけられたプラグインハイブリッドシステムは最高出力585PS/5600-6500rpm、最大トルク750N・m/1800-5400rpmの4.4リッターV8ツインターボエンジンと、8段ATのハウジングに組み込まれた駆動用モーター、容量22.1kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーで構成される。V8ユニットには向かい合うシリンダーの排気管をあえてまたいで配置するクロスバンク型のツインターボを採用し、鋭いレスポンスとスムーズかつ豊かな加速力を実現。モーターはBMWが特許を取得したというATのプリギアリング機能によって最大トルクを450N・mにまで高めている(最高出力は197PS)。システム全体では最高出力727PSと最大トルク1000N・mを発生。ピュアな電気自動車以外ではBMW史上最強のパワーユニットを搭載するモデルのひとつとされており(「XMレーベル」は748PS/1000N・m)、0-100km/h加速のタイムは3.5秒、オプションのMドライバーズパッケージ適用時の最高速は305km/hと公表されている(いずれも欧州仕様車の値)。

この強大なパワーはM専用の4WDシステム「M xDrive」によって路面に伝達。Mモデルならではの俊敏性を最大限に発揮するダイナミックスタビリティーコントロール(DSC)オンの4WDモードが基本で、リアアクスルへのトルク配分とリアタイヤのスリップ許容量がアップするMダイナミックモードも選べる。さらにDSCオフ時には車両を操る喜びをよりダイレクトに味わえる2WDモード(後輪駆動)にも設定できる。

ボディーのスリーサイズは全長×全幅×全高=5096×1970×1510mm。5シリーズ セダンから拡大した前後トレッドや約50:50の前後重量配分、軽量設計ボディーなどの優れた基本性能に加えて、シャシーにはMモデル専用の最新テクノロジーを注入している。具体的にはセンシングと同時に最短時間で直接制御するホイールスリップテクノロジーや統合ブレーキシステム、可変ステアリングレシオを備えたスポーツステアリング、アダプティブMサスペンション、アクティブMディファレンシャル、M5では初となる4輪操舵のインテグレーテッドアクティブステアリングなどをすべて標準で装備。本格的なサーキット走行も可能なダイナミクス性能と快適な乗り心地を極めて高いレベルで両立したという。

エクステリアにはエアロバンパーやガーニッシュ、ブラックキドニーグリル、カーボンリアスポイラー、ディフューザー付きリアバンパー等のM専用アイテムを装着。フェンダーは5シリーズ セダンよりもフロントで75mm、リアで48mmワイドになっている。

インテリアには専用カラーのアンビエントライトやMマルチファンクションシートなどを装備する。

ハンズオフ機能付きの渋滞運転支援機能や完全自動駐車が可能な「パーキングサポートプロフェッショナル」などの先進運転支援装備をすべて標準搭載している。

日本仕様は独自にカスタマイズされており、例えばグローバルで標準のパノラマルーフに代えて30kg軽量なカーボンルーフを標準装備に。BMWインディビジュアルのレザーメリノシートやアルカンターラヘッドライナー、Bowers & Wilkinsダイヤモンドサラウンドサウンドシステム、アクティブシートベンチレーション(前席)、4ゾーンエアコンなども標準装備化し、そのうえで先代モデルと同じ1998万円という戦略的な価格で販売する。

(webCG)

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