フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンス(後編)

2025.06.08 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「フォルクスワーゲン・ゴルフR」に試乗。前編ではエンジンもハンドリングも大絶賛した山野だが、何しろ「欲しい」と言うだけあって、まだまだ語り足りない様子だ。グッと踏み込んで“R”ならではの魅力を聞いてみた。
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!

バッテリー搭載位置にみるエンジニアのこだわり

今回、レーシングドライバーの山野哲也が試乗するのは、フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンス。2リッターターボエンジンを搭載する4WDマシンである。2025年初頭に導入されたマイナーチェンジモデルでは最高出力が333PSに引き上げられ、電子制御による後輪左右間のトルク配分が可能になった。ゴルフRアドバンスの価格は749万9000円。

ゴルフRの良好なハンドリングの秘密を探るべく、同車の外観をあらためてチェックしていた山野が口を開いた。

山野:現行ゴルフはボンネットが低いですね。相当、空力性能に優れているのではないでしょうか。

webCG:ピンポイントに「R」の数値というわけではありませんが、8代目ゴルフのドラッグ係数(Cd値)は先代より10%ほど向上しているといいます。実用車としては、最良の部類です。

山野:空力の改善はもちろん加速や燃費の向上に貢献しますが、それだけではありません。クルマ末端部の重量軽減も見逃せない要素です。

webCG:確かにノーズがスラント(傾斜)すると、物理的に使用する部材が減りますね。しかも車軸の前方部、オーバーハングが軽くなるのだから、ハンドリングにも大いに影響しそうです。

 
フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンス(後編)の画像拡大
 
フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンス(後編)の画像拡大
 
フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンス(後編)の画像拡大
【フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンスのスペック】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4295×1790×1460mm/ホイールベース:2620mm/車重:1520kg/駆動方式:4WD/エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:333PS(245kW)/5600-6500rpm/最大トルク:420N・m(42.8kgf・m)/2100-5500rpm/タイヤ:(前)235/35R19 91Y XL/(後)235/35R19 91Y XL(ブリヂストン・ポテンザS005)/燃費:--km/リッター/価格:749万9000円

【取材時の燃費データ】
テスト距離:286.2km(市街地2:高速道路5:山岳路3)/使用燃料:36.1リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:7.9km/リッター(満タン法)/8.1km/リッター(車載燃費計計測値)
【フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンスのスペック】
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4295×1790×1460mm/ホイールベース:2620mm/車重:1520kg/駆動方式:4WD/エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:333PS(245kW)/5600-6500rpm/最大トルク:420N・m(42.8kgf・m)/2100-5500rpm/タイヤ:(前)235/35R19 91Y XL/(後)235/35R19 91Y XL(ブリヂストン・ポテンザS005)/燃費:--km/リッター/価格:749万9000円
	
	【取材時の燃費データ】
	テスト距離:286.2km(市街地2:高速道路5:山岳路3)/使用燃料:36.1リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:7.9km/リッター(満タン法)/8.1km/リッター(車載燃費計計測値)拡大