スバルがグローバルBEVラインナップの第3弾「アンチャーテッド」を発表
2025.07.18 自動車ニュース![]() |
スバルは2025年7月18日、グローバル電気自動車(BEV)ラインナップの第3弾となる新規モデル「アンチャーテッド」を世界初公開した。
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スバル・アンチャーテッドは、「コンパクトなサイズながらBEVならではの走行性能と使い勝手や取り回しの良さといった実用性を兼ね備え、多様なライフスタイルに応えるSUV」と紹介されるブランニューモデル。トヨタ自動車とスバルが「もっといいクルマづくり」を目指し、互いに強みとする技術や知見を持ち寄り、両社で切磋琢磨(せっさたくま)しながら共同開発を行ったという。
アンチャーテッド(UNCHARTED)は「地図にない場所」や「未知の」を意味し、その車名には、「行ったことのない場所へも気軽に出かけ、自分の世界を広げてほしい」という思いが込められている。
エクステリアデザインは、クリーンでシームレスなフロントフェイス、ハイコントラストで凝縮された塊感のあるボディーによって、先進性やスポーティーさ、さらにはアクティブでタフなイメージを表現。インテリアデザインは、横基調でインパネまわりをすっきりさせ、開放的で居心地のよい空間を構築したと紹介される。アンチャーテッド専用のオレンジ色の加飾が採用されるのも同モデルの特徴だ。
電池・充電性能については、74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、FWDモデルでは約300マイル(約482km)以上、AWDモデルでは約280マイル(約450km)以上の一充電走行距離を確保。急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整するバッテリープレコンディショニング機能によって、充電量10%から80%までの急速充電が約30分で完了する。「ソルテラ」改良モデル(参照)と新型「トレイルシーカー」(参照)に続き、充電ポートには北米充電規格(North American Charging Standard)が採用されている。
また、レスポンスよくトルクを発生させる高出力モーターを採用することで、BEVならではのリニアで伸びのある加速を提供。スバルが培ってきた技術を生かしたサスペンションや電動パワーステアリングのセッティング、AWD制御の採用により、ドライバーがより意のままに操ることができる走りの実現がうたわれている。
ソルテラに対して全長を約170mm短くすることで、取り回しのよいボディーサイズとしながら、十分な荷室容量が確保されているのもアンチャーテッドの特徴とされる。
スバルは2026年にアンチャーテッドを米国市場に導入予定としている。
(webCG)