
正式デビューが近づいている「BMW i3」。CFRPとアルミからなる革新的なボディーを持つ。
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正式デビューが近づいている「BMW i3」。CFRPとアルミからなる革新的なボディーを持つ。
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BMW i3コンセプト
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BMWのEV生産拠点となるライプチヒ工場。設計はザハ・ハディッドで落成は2005年。iモデルの生産準備のために4億ユーロを投じて拡張した。
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工場敷地に設置された4基の風力発電装置が、iモデルの生産に必要な量以上の電力を供給する。
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バッテリーはアルミ製シャシーの中央に置かれ、モーターは車体後部に搭載される。
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CFRPボディーの形成には接着が用いられ、アルミシャシーとの結合にはボルトが用いられるという。
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ライプチヒ工場のEV生産ライン。従来の生産ラインと比べて労働環境は大きく改善されている。
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「i3」の生産は2013年秋に開始される予定。2014年に入るとプラグインハイブリッド・スポーツカーの「i8」の生産も始まる見込み。
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走行用リチウムイオンバッテリーは8個のモジュールと96個のセルからなる。満充電で最大160kmの走行が可能という。
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高い衝突安全性も「i3」の自慢。アルミとCFRPを組み合わせたボディーは、衝突実験で従来のスチールボディーを部分的に上回る成績を記録するという。
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CFRPのライフモジュールは対クラッシュ性能が高く、またリペアの際も破損部分をカットして新しいパーツを取り付けるため、スチールの鈑金などより容易で、コストもかさまない。
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一般的なコンセントや「BMW iウォールボックス」(写真中央の装置)を使えば最短6時間で満充電に。最新の公共用急速充電装置を使えば30分で80%充電が可能。
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ライプチヒ工場では、iモデルの生産過程において、エネルギーの使用を50%、水の使用を70%削減できるという。
『第185回:「BMW i3」はそこまで来ている BMWイノベーション・デイに参加して』の記事ページへ戻る