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今年(2013年)でデビューから34年を迎える「メルセデス・ベンツGクラス」。時代に合わせてエンジンやパワートレインは進化を遂げてきたが、堅牢なボディーオンフレームの車体構造などは、変わらずに受け継いでいる。
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「G350ブルーテック」のインパネまわり。ディテールはすっかり洗練されたが、奥行きのない角張った形状のダッシュボードや、そこに備えられた無骨な手すりなど、基本的な構造は昔のままだ。
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今回試乗したのは、3リッターV6ディーゼルエンジンを搭載した「G350ブルーテック」。日本でのラインナップにディーゼル仕様が設定されるのは、実に23年ぶりのこと。
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「G350ブルーテック」の運転席まわり。着座位置はかなり高く、メーター越しにボンネットを見下ろすような姿勢で運転することとなる。
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標準仕様のシートはブラックのファブリックだが、本革シートもオプションで用意されている。こちらの色はブラック、ブラウン、グレーの3色から選択可能。
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6:4分割可倒式のリアシート。前席、後席ともに、シートヒーターを標準装備している。
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最小回転半径は6mを超えるものの、運転席からの視界が広く、ボディーの見切りもいいので、取りまわしで苦労することはあまりない。
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センタークラスターに配置されたデフロックのスイッチ。デフロックはフロントデフ、センターデフ、リアデフの3カ所に装備されており、4輪すべてを直結状態にすることができる。
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シフトセレクターはセンターコンソールに配置。その手前にはローレンジのスイッチが備わる。
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テスト車に装備されていた電動サンルーフ。本革シートとのセットオプションとして用意されている。
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JC08モードの数値は明らかにされていないが、欧州複合モードでの燃費は11.2リッター/100km(約8.9km/リッター)となっている。
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タイヤサイズは前後共通で265/60R18。ホイールの形状は「G550」と同じだが、「G350ブルーテック」はシルバー、G550はチタニウムグレーと、色が異なっている。
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ラゲッジルームには、後席を起こした状態で480リッターのスペースを確保。後席をたためば2250リッターまで広げることができる。(写真をクリックすると、シートの倒れる様子が見られます)
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ボディーカラーは、テスト車に採用されていた「イリジウムグレー」を含む全12色の設定。
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「G350ブルーテック」に搭載される3リッターV6ディーゼルターボエンジン。排出ガスの浄化システムは、尿素SCR機構と酸化触媒、DPF(粒子状物質除去フィルター)の組み合わせとなる。
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燃料はもちろん軽油。給油口のわきには、排出ガスの浄化に用いる尿素水溶液の補給口が備えられている。
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アプローチアングルに考慮してフロントバンパーに角度をつけるなど、悪路走破性能を高めるための工夫が随所に取り入れられたボディー。最低地上高は235mm、アプローチアングルは36度、デパーチャーアングルは27度となっている。
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メルセデス・ベンツG350ブルーテック
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『メルセデス・ベンツG350ブルーテック(4WD/7AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る