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第6世代となる、最新型の「メルセデス・ベンツSクラス」。日本では2013年8月にデビュー。同年11月にデリバリーが開始された。
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エレガントなクラシック・メルセデスとして人気が高い「タテ目のクーペ」(W111/112)。1961年に「220SEクーペ」(写真)としてデビュー、「300SE」「250SE」「280SE」、そして69年に登場した3.5リッターV8搭載の「280SEクーペ 3.5」などがある。ルーフを取り去った「カブリオレ」も存在する。
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徳大寺氏が気に入っていたという「450SLC 5.0」(C107)。オープン2座の3代目「SL」のホイールベースを延ばした4座/5座クーペが「SLC」で、1977年に登場した450SLC 5.0は、ボンネットとトランクリッドをアルミに替え軽量化したボディーに5リッターV8 SOHCを搭載。
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1968年に登場した「300SEL 6.3」は、後の「Sクラス」の最上位グレードに相当する300SEL(W109)のボディーに、別格的存在だった「600」用の6.3リッターV8 SOHCを搭載。最高速度220km/h、0-100km/h加速6.5秒を誇る、当時世界最速の4ドアサルーンだった。
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新型のリアビュー。前後のコンビランプのみならず、内外に用いられる全ての灯火はLED化されている。夜間の運転や昼間の信号待ちにおいて、ブレーキランプやウインカーの明るさを抑える機能も備わる。
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1975年に初代「Sクラス」(W116)に追加された「450SEL 6.9」は、450SELのボディーに「600」用を拡大した6.9リッターV8 SOHCを積んだ、「300SEL 6.3」の後継モデル。ボディーが大きく重くなったため、0-100km/h加速は7.4秒と300SEL 6.3より遅くなった。
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歴代「Sクラス」の伝統的デザインを残したとされる、新型のエクステリア。
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インテリアの様子。乗員をぐるりと取り囲むような形状のパネル類や、2本スポークのステアリングホイールが特徴的。
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計器類は、液晶表示となる。画面のサイズはその隣に並ぶナビ表示部と同じで、ともに12.3インチ。
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グラブボックス内には、車内を好みの香りで満たすための「パフュームアトマイザー」が備わる。
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自動車評論家の徳大寺有恒氏(写真中央)と、自動車テクノロジーライターの松本英雄氏(同左)。
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455psと71.3kgmを発生する、4.7リッターV8ツインターボエンジン。アイドリングストップ機能も備わっており、10.1km/リッター(JC08モード)の燃費を記録する。
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「クラス最高レベルの空力性能」をうたう、新型「Sクラス」のサイドビュー。テスト車は、ホイールベースがノーマルモデルより130mm長い「ロング」である。
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オプション「ショーファーパッケージ」装着車の後席には、マッサージ機能やエンターテインメントシステムなどが備わる。テスト車は、さらに「ファーストクラスパッケージ」を選択。シートは左右独立型となり、テーブルや冷蔵庫も追加される。
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トランクルームは、オプションを持たない標準車で500リッターの容量が確保される。
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高い安全性能を約束する、ステレオマルチパーパスカメラ。最大射程は500m。50m先までの路面を立体的に認識して足まわりのセッティングなどに反映、乗り心地を向上させる「マジックボディコントロール」の構成要素でもある。
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メルセデス・ベンツS550ロング
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「S550ロング」のホイールサイズは、標準で18インチ。テスト車は19インチの「マルチスポークアルミホイール」を履く。
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シートの表皮には、高品質で知られるナッパレザーがおごられる。
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ドアパネル内側に並ぶ、シートおよびウィンドウの操作スイッチ。
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トランクルーム。「ファーストクラスパッケージ」装着車であるテスト車には冷蔵庫(写真奥)が備わり、その分ラゲッジスペースは、標準車の500リッターから460リッターへと減少する。
『メルセデス・ベンツS550ロング(FR/7AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る