
-
-
新型では3.5リッターV6ガソリンエンジン+モーターの「S400ハイブリッド」がエントリーモデルに位置付けられる。価格は「レクサスLS」とがっぷり四つの、1090万円(S400ハイブリッド)と1270万円(同エクスクルーシブ)。
-
試乗車には、電動調節機能、ラグジュアリーヘッドレスト、リアエンターテインメントシステムなどがセットになるオプション「リアシートコンフォートパッケージ」(75万円)が装着されていた。ホイールベースは先代と同じ3035mmながら、室内は若干広がっている。いかなるマジック!?
-
1950~1960年代のメルセデス・ベンツに用いられていた2本スポークのステアリングが復活。官能的なカーブを描く。ダッシュボードの流線型との反復がセクシー。
-
「S400ハイブリッド エクスクルーシブ」のシートには、より上質なナッパレザーが用いられる。試乗車の内装色はシルクベージュ/エスプレッソブラウン。
-
足まわりは他の「Sクラス」と同様にAIRマティックサスペンションで、控えめながら自然なロールを伴う。乗り心地をフラットに保つ新機構「マジックボディーコントロール」はオプションでも用意されない。
-
ハイブリッドシステムは第2世代に進化し、最高35km/hまでにモーター走行が可能となったほか、高速走行時に惰性でコースティングする「セーリング機能」が備わった。JC08モード燃費は15.4km/リッター。
-
インパネには優雅さと革新性が同居する。中央には12.3インチの大型液晶ディスプレイが置かれ、その右側のメーターにも同サイズのディスプレイが用いられる。
-
センターモニターに表示された、ハイブリッドシステムのエネルギーフロー。
-
オプションの「リアシートコンフォートパッケージ」が装着される試乗車のトランク容量は約480リッター(VDA法)。後席にリクライニング機構が付くために、非装着車と比べて約30リッター少なくなる。
-
新型「Sクラス」のCd値は、従来モデルを0.02下回る0.24。外板デザインだけでなく、接合部のシーリングやアンダーボディーに至るまで徹底的に空力特性が追求されている。
-
タイヤサイズは前が245/45R19、後ろが275/40R19。標準でランフラットタイヤが装着される。ランフラットとは思えぬ、低速でも快適な乗り心地。
-
LEDハイパフォーマンスヘッドライトは「Sクラス」全グレードで標準。ヘッドライトに限らず、内外装すべてのライトにLEDを使用する。
-
なだからに下がるラインで構成されたエレガントなリアビュー。光ファイバーケーブルを使用したリアコンビランプのデザインは、かつての「Sクラス」が用いていた凹凸のランプカバーをモチーフにしているという。
-
メルセデス・ベンツS400ハイブリッド エクスクルーシブ
-
-
『メルセデス・ベンツS400ハイブリッド エクスクルーシブ(FR/7AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る