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副変速機付きCVTを搭載するグレードは「L」「S」「X」の3種類がある(テスト車は最上級のX)。すべてに減速エネルギー回生機構の「エネチャージ」が搭載されており、FF車で37.0km/リッターのJC08モード燃費がうたわれる。
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インパネは横基調の直線的なデザインが採用されている。表面の白いパネルがそう思わせるのか、外観と同様に「フォルクスワーゲンup!」を連想させるところがある。
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前席はヘッドレスト一体型。表皮は青みがかった白系のファブリックとなる。運転席シートヒーターが標準で備わる(商用バンを除く)。
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「X」グレードではハッチゲートがミディアムグレーに塗られるオプション「2トーンバックドア」が選べる。それに伴いホイールもガンメタリック(通常はシルバー)となる。
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新型は車両の軽量化に加え、エンジンの改良とCVTの変速比の最適化(変速比幅は約7.2)により、加速性能が向上した。先代「アルト エコ」との比較で、0-100km/hは約1.6秒、40-80km/hは約0.9秒短縮されたという。
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R06A型660cc 3気筒エンジン(52ps、6.4kgm)は改良を受け、従来より軽量・コンパクト化された。
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箱根のワインディングロードを行く「アルトX」。
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タイヤサイズは165/55R15。
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後席はとても広々している。ヘッドレストは「X」と「S」の上位2ゲレードにのみ備わる。
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「エネチャージ」用リチウムイオンバッテリーは助手席の下に設置されている。
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サスペンションは前が従来どおりマクファーソンストラット。後ろはスズキ独自のI.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)からより一般的なトーションビームアクスルに変更された。
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シンプルを旨とする「アルト」はメーターのデザインもシンプル。ヘッドランプのデザインと関連性を持たせているとのこと。
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「X」グレードには「レーダーブレーキサポート」(衝突被害軽減ブレーキ)や誤発進抑制機能が標準で装備される。写真はウィンドシールド上部に設置されたレーザー発光・受光ユニット。
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リアコンビネーションランプをリアバンパー内に設置したことにより、ハッチゲート下部の開口寸法を拡大した。(クリックすると後席背もたれが倒れる様子が見られます)
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スズキ・アルトX
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『スズキ・アルトX(FF/CVT)【試乗記】』の記事ページへ戻る