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日本では2014年7月1日に発売された、MRの2シータースポーツカー「アルファ・ロメオ4C」。そのフォルムは、1967年に生まれた「Tipo33/2」に着想を得たものだという。
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インテリアのデザインは、「ドライバー重視のコンセプトを限界まで推し進めた」とされるもの。ハンドル位置は、写真の左のほかに右も選べる。本革製のシートは、本革巻きのステアリングホイールやハンドブレーキグリップとのセットオプションとして用意される。
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「アルファ・ロメオ4C」のトランスミッションは、デュアルクラッチ式の6段ATのみ。センターコンソールには、ウィンドウ開閉スイッチのほか、シフトポジションや走行モードの選択スイッチが並ぶ。
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「4C」のホイールは、前後で径が異なる。セットオプションの「スポーツパッケージ」を選択したテスト車には、それぞれ標準よりも1インチ大きい、フロント18インチ(写真)、リア19インチのアロイホイールが装着されていた。
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ワインディングロードを駆け抜ける「4C」。0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は258km/h(いずれも欧州仕様車)と公表される。前後の重量配分は40:60。最大限のゼロ発進加速を実現するためのローンチコントロール機能も備わる。
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最高出力240psを発生する1.7リッター直4ターボエンジンは、最高回転数を高めるべく、クランクシャフトに8個のカウンターウェイトが取り付けられている。アルミブロックを採用したことによる軽量設計も、見どころの一つ。
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エンジンルームの後部には、容量110リッターのラゲッジルームが確保される。
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「アルファ・ロメオ4C」は、路面や走行状況に応じてシャシーやパワートレインを統合制御する「D.N.A.システム」を装備。ダイナミック、ナチュラル、オールウェザーのほか、レースを加えた4つの走行モードが選択できる。ステアリング機構には、パワーアシストは備わらない。
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中央のグリルと左右のエアインテークが“トレフォイル(三つ葉)”と呼ばれるフロントデザインを形成する。複数のLEDからなるヘッドランプも特徴的なディテールだ。
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メーターは液晶表示。左右の枠外には、各種の警告等がレイアウトされている。(画像をクリックすると表示バリエーションが見られます)
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カーボン製のバスタブ型モノコックで形成されるキャビン。モノコック単体の重量は65kgで、その前後のサブフレームやルーフを補強するロールバーにも、軽量なアルミニウムが採用されている。
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センターコンソールには、カップホルダーや、メッシュタイプのポケットといった収納スペースが確保される。運転席と助手席の背面には、シートバックポケットも備わる。
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本文中でも触れられている、運転席から振り返った際の後方視界。「右後方の視認性に難あり」の図。
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後方の視認性を向上させるための、モニター内蔵型ルームミラー。7万7760円のオプションとして用意されている。
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ステアリングホイールの中央部にはアルファ・ロメオのエンブレムが添えられる。
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アルファ・ロメオ4C
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エンジンフードと荷室のリッドを兼ねる、特徴的な形状のバックドア。エンジンルームを覆う部分の両サイドは素通しのメッシュになっている。
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助手席側から見たキャビン。赤いフロアマットは8万6400円のオプション。
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助手席の前方には、グラブボックスの代わりに、薄手のポケットが備わっている。中には、モバイル端末を接続するためのUSBケーブルが収納されている。
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『アルファ・ロメオ4C(MR/6AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る