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1/17アウトストラーダA1号線「太陽の道」。写真はローマ~フィレンツェ間でのもの。
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2/17「太陽の道」では、たびたび高速鉄道と並行して走る。写真の列車は「Freccia rossa(フレッチャロッサ)号」。フレッチャロッサとは「赤い矢」。イタリア版レッドアロー号である。
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3/17ボローニャ~フィレンツェ間は、「太陽の道」最大の難所だった。走行車線には大型トラックの列が。
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4/17旧道のトンネル。かなり暗い。
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5/17旧道のサービスエリア。出口と一緒になっている。元祖スマートICといえば聞こえはいいが……。
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6/17ガソリンスタンドを突っ切って出口に向かわなければならない構造の、旧道のサービスエリア。
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7/17車両火災も珍しくない。これはアウトストラーダの別区間におけるスナップ。
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8/17旧道は、きつい坂と旧カーブの連続。雪の日は、特に怖かった。
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9/17工事中のバイパス用トンネル。2009年4月撮影。
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10/17バイパス開通式でレンツィ首相が運転した「フィアット・フリーモント」の同型車。「ダッジ・ジャーニー」の姉妹車で、メキシコ工場で生産されている。
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11/17旧道と新道との分岐を示す標識。左が旧道で、直進がバイパスとなる新道。
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12/17iPhoneのGoogleマップは、もちろん新しくできたバイパスをなぞるが……。
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13/17ボクのクルマの純正ナビは、いまだ2008年版DVDマップゆえ、旧道(オレンジ色の線)しか記録されていない。自車位置表示は、バイパスを知らぬまま森をさまよっていたのだった。とほほ。
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14/17バイパスのサービスエリア。供用開始されているものの、まだ施設は部分開業状態。
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15/17バイパスのトンネルは明るく、非常用の路側帯もある。頭上の電光表示は、区間平均速度計測式自動速度取り締まり機「チューター」作動中を示す。
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16/172度目に通って気づいた標識。右はバイパスを示す「ディレッティッシマ(直通)」、左は旧道を示す「パノラミカ(展望)」。外国人には、わかりにくいぞ。
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17/17粋なサインはまだ続く。「あなたはステキな国にいます」。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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