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1/13「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2017」で。手前は「ベスト・オブ・ショー」を受賞した1957年「アルファ・ロメオ・ジュリエッタSSプロトーティポ」。
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2/13一般公開日における、二輪部門の授賞式の様子。
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3/13前夜祭において、BMWの二輪部門であるBMWモトラッドは、アーバンモビリティーのための電動スクーター「コンセプト リンク」を公開した。乗っているのはコンクール審査員のひとりで米国人二輪ジャーナリストのポール・ドルレアン氏。
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4/13スクーター部門の展示ブースで見られた1946年「ジャンカ・ニッビオ」(イタリア)。べスパ誕生の4カ月後に生産がスタートしたスクーター。1951年まで造られた。ニッビオ(nibbio)とはイタリア語でトビ(鳥)のこと。
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5/13自転車工場からの転身を試みた1952年「バスタート・アインシュプールアウト」(ドイツ:写真右)。1956年までに1200台が生産された。左は1954年「ルーミ・スコイアットロ」(イタリア)。ルーミはベルガモを拠点とした企業で、1957年まで存在した。スコイアットロ(scoiattolo)とはイタリア語でリスの意味。
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6/13こちらはアメリカ製の1946年「サルスバリー85」。同社は戦前の1938年に早くもATを採用するなど、意欲的なメカニズムを次々と取り入れた。だが、戦後は販売減少に歯止めがかからず1949年に生産終了した。
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7/131957年「マセラティM2」(イタリア)。
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8/13マセラティ製スクーターの設計はレンツォ・リヴォルタに委託された。一時は大規模な南米輸出までもくろまれた。
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9/13「プリーナ・オリックス グランルッソ」(イタリア)。自転車製造から転身を図ったトリノのメーカーが手がけた。ただし夢はかなわず、わずか3年後の1954年に生産を終了した。
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10/13プリーナのエンブレムや車名バッジは、いずれも女性をモチーフにしたもの。
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11/13「SAIアンブロジーニ」(イタリア)。1951年にジュゼッペ・デルビアンコというエンジニアが創業したメーカーの製品。エンジンはドイツのフィヒテル&ザックス製を使用していた。1954年まで存続。
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12/13「SAIアンブロジーニ」に装着されていたイタリア中部トラシメーノ湖のペナント。
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13/13スポンサーであるBMWグループ クラシックのプレゼンテーションでは、グランドツーリングの原点として、往年のBMW製スクーターが紹介された。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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