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2/25専用チューニングの足まわりと高出力エンジンを特徴とする「ルノー・トゥインゴ」の高性能グレード「GT」。日本では、まず2017年10月より200台が限定モデルとして販売され、2018年2月にカタログモデルとしての取り扱いが開始された。
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3/25新たに追加されたEDC仕様のインストゥルメントパネルまわり。内装では、各所に施されたオレンジやホワイトのアクセントが「GT」の特徴である。
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4/25限定モデルでは「オランジュ ブレイズ メタリック」のみだったボディーカラーには、新たに「グリ リュネール メタリック」が追加された。ともに「GT」の専用色となっている。
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5/25荷室の仕様は基本的に標準モデルと共通。ボードタイプのトノカバーは「GT」導入の少し前に導入が開始されたもので、他のグレードにも装備されている。
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6/25荷室床下に搭載される0.9リッター直3ターボエンジン。ECUのマッピングの変更や、吸排気系および冷却システムの改良により、109psの最高出力と、170Nmの最大トルクを実現している。
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7/25「GT」では左リアフェンダーからホイールアーチ上部にエアインテークを移すことで、ターボチャージャーに入る空気の温度を12%下げ、エンジンの吸気流量を23%向上させている。
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8/252017年に販売された限定モデルと今回のカタログモデルのちがいは微小で、外観ではボンネットとルーフに施されたデカールの有無のみとなっている。
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9/25「GT」の車両重量は、「ゼン」(MT)の960kg、「インテンス」(EDC)の1010kgに対し、MT仕様で1010kg、EDC仕様で1040kgとなっている。
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10/25リアビューのアクセントとなっている2本出しのクロームエキゾーストパイプ。排気流と排気圧を最適化するため、「GT」ではエキゾーストシステムにも手が加えられている。
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11/25インテリアでは、アルミ製のペダル類やキッキングプレートも「GT」専用の装備である。
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12/25シフトノブやペダルなどの操作系を除くと、インテリアのデザインは基本的にMT仕様もEDC仕様も同じ。MT仕様では、シフトベースのリングにもオレンジのアクセントカラーが用いられている程度だ。
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13/255段MT車のシフトノブ。グリップ部はザマック(亜鉛合金)製で、適度な重さを持たせることで、操作のしやすさと心地よい操作フィールを実現している。
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14/25デュアルクラッチ式ATである6段EDCのシフトセレクターは、標準車と同じだ。
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15/25「GT」ではエンジンや足まわりの改良に合わせて、ESCの制御も変更。後輪駆動らしいダイナミックな走りを楽しめるよう、多少であれば後輪の“すべり”を容認する設定となっている。
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16/25ダッシュボードに設置された、オプションのアルパイン製ナビゲーションシステム。「GT」の発売と時を同じくして採用されたもので、「トゥインゴ」の他のグレードでも選択可能となっている。
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17/25メーターは速度計のみの単眼式。エンジン回転計については、純正オーディオ対応アプリ「R&GO」を使えばスマートフォンに表示が可能だ。ただし、新設定のインダッシュナビを選択すると、純正オーディオが非搭載となってR&GOも使えなくなり、スマートフォンでエンジンの回転数を見ることもできなくなるので注意が必要だ。
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18/25タイヤサイズは前が185/45R17、後ろが 205/40R17。ユニークなデザインのホイール「トゥインラン」は、その名のとおりコンセプトカー「Twin’Run(トゥインラン)」のホイールを模したものだ。
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19/25「GT」には18:1から13:1にギアレシオが変化するバリアブルレシオ付きのステアリング機構が採用される。
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20/25動力性能の指標となる0-100km/h加速のタイムは、MT仕様が9.65秒、EDC仕様が10.45秒と発表されている。
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21/25シートは合皮とファブリックのコンビタイプ。「GT」ではドアトリムにも合皮が用いられている。
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22/25表皮のデザインを除くと、シートの形状は基本的に標準車と共通。リアシートの5:5分割可倒機構も含め、シートアレンジについても変更はない。
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23/25他のルノー車の「GT」と同じく、「トゥインゴGT」も開発はルノー・スポールが担当。一般的なFFのコンパクトカーと、RRのトゥインゴとではコーナリング特性がまったく異なるため、開発はルノー・スポールにとっても大きな挑戦だったという。
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24/25ルノー・トゥインゴGT
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25/25ルノー・トゥインゴGT

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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