-
1/15「アルピーヌA110」
-
2/15サイドビューでは、Bピラーの根本を頂点に、リアへ向かって緩やかに下降していく“尻下がり”のショルダーラインが特徴。
-
3/15上から見ると、ボディーサイドのラインもリアへ向けて絞り込まれているのが分かる。新型「アルピーヌA110」のリアまわりは、上と左右の3方からすぼめられたデザインとなっているのだ。
-
4/15“尻下がり”“尻すぼみ”のデザインから、見る角度によってはリアタイヤの踏ん張りがイマイチ感じられない新型「A110」。しかし、実際には写真の通り、左右に大きく張り出したフェンダーによりワイドなトレッドが確保されている。
-
5/15永福:「相対的に頭でっかちだから、FFのスポーツカーに見えるんですよ」
明照寺:「確かに、“駆動方式不明”な雰囲気はありますよね」 -
6/151962年から1977年まで生産された“元祖”「アルピーヌA110」。写真はモデル末期の1976年のもの。
-
7/15新型「アルピーヌA110」。こうして見ると、オリジナルに対して「どこを似せ、どこを似せなかったか」がよく分かる。
-
8/15オリジナルとは大きく意匠が異なるのが、フロントバンパーの下部。オリジナルにはない大きな開口部と、エアダムが備えられている。
-
9/15歩行者保護の問題もあり、ボンネットの低いクルマは年々造るのが難しくなっているという。「マツダ・ロードスター」などは、ボンネットに衝突時に作動するポップアップ機構を備えることで、この問題をクリアしている。
-
10/15最近のクルマでよく見かけるエアダムの“突起”。空力のためというよりは、衝突安全のための要件を満たしつつ、車体の前側方に“デザインしろ(デザインに使えるだけのボリューム)”を確保するためのものなのだとか。
明照寺:「これでデザインできる余地を確保しておかないと、フロントオーバーハングの左右が痩せてしまうんですよ」 -
11/15ディエップ工場にて、ラインオフする「アルピーヌA110」とアルピーヌの創業者であるジャン・レデレ(1971年)。かつてのアルピーヌA110は、バックボーンフレームにFRP製のボディーをかぶせる方法で生産されていた。
-
12/15新型「アルピーヌA110」は、プレス加工のアルミ材でボディーが形成されている。FRP製だったかつてのA110と比べると、塗装の上からでもパネルの素材感の違いは明白に分かる。
-
13/152015年の「インターナショナル・ミニ・ミーティング」の会場より、“オリジナル・ミニ”こと「ローバー・ミニ」(右)と「MINI 5ドア」(左)。
-
14/152018年の「オートモビル カウンシル」にて、新型「アルピーヌA110」とともに展示されていた1974年製「アルピーヌA110 1600SC」。
-
15/15新型も十分にコンパクトな「アルピーヌA110」だが、“オリジナル”はモデル末期でさえ全長×全幅×全高=3850×1550×1100mm(1976年のモデル)と、それに輪をかけて小さなクルマだった。

明照寺 彰
さまざまな自動車のデザインにおいて辣腕を振るう、現役のカーデザイナー。理想のデザインのクルマは「ポルシェ911(901型)」。
永福ランプ(えいふく らんぷ)
大乗フェラーリ教の教祖にして、今日の自動車デザインに心を痛める憂国の士。その美を最も愛するクルマは「フェラーリ328」。
webCGほった(うぇぶしーじー ほった)
当連載の茶々入れ&編集担当。デザインに関してはとんと疎いが、とりあえず憧れのクルマは「シェルビー・コブラ デイトナクーペ」。
カーデザイナー明照寺彰の直言の新着記事
-
第41回:ジャガーIペース(後編) 2019.7.17 他のどんなクルマにも似ていないデザインで登場した、ジャガー初の電気自動車「Iペース」。このモデルが提案する“新しいクルマのカタチ”は、EV時代のメインストリームとなりうるのか? 明照寺彰と永福ランプ、webCGほったが激論を交わす。
-
第40回:ジャガーIペース(前編) 2019.7.10 ジャガーからブランド初の100%電気自動車(EV)「Iペース」が登場。SUVのようにも、ハッチバックのようにも見える400psの快速EV。そのデザインに込められた意図とは? EVデザインのトレンドを踏まえつつ、現役の自動車デザイナー明照寺彰が語る。
-
第39回:アウディA6 2019.7.3 アウディ伝統のEセグメントモデル「A6」が、5代目にモデルチェンジ。新世代のシャシーやパワートレインの採用など、その“中身”が話題を呼んでいる新型だが、“外見”=デザインの出来栄えはどうなのか? 現役のカーデザイナー明照寺彰が斬る。
-
第38回:三菱eKクロス(後編) 2019.6.26 この“顔”はスポーツカーにもよく似合う!? SUV風のデザインが目を引く、三菱の新しい軽乗用車「eKクロス」。迫力満点のフロントマスク「ダイナミックシールド」の特徴とアドバンテージを、現役の自動車デザイナー明照寺彰が語る。
-
第37回:三菱eKクロス(前編) 2019.6.19 三菱最新のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」の採用により、当代きっての“ド迫力マスク”を手に入れた「三菱eKクロス」。そのデザインのキモに、兄弟車「日産デイズ」や同門のミニバン「三菱デリカD:5」との比較を通して迫る。
新着記事
-
NEW
電気自動車の人工的な走行音はどうあるべきか?
2026.7.21あの多田哲哉のクルマQ&AEVの走行時に車内で聞こえてくる人工的な“音”は、本来、どうあるべきなのか? やはり、疑似エンジン音が最適なのか? トヨタでさまざまなクルマを開発してきた多田哲哉さんの考えを聞いてみた。 -
NEW
アストンマーティン・ヴァンテージS(FR/8AT)【試乗記】
2026.7.21試乗記アストンマーティンの擁するFRスポーツ「ヴァンテージ」が、より高性能な「ヴァンテージS」に進化。よりたくましいエンジンを獲得し、卓越したコーナリング性能に磨きをかけつつ、“優しさ”も身につけた最新モデルの走りを報告する。 -
第340回:一にエンジン、二にカッコ
2026.7.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。マツダ渾身(こんしん)のラージ商品群を応援するカーマニアのひとりとして、「CX-60」と「CX-80」の動向は常に気になっている。3列シートSUV、CX-80の最新モデルにあらためて試乗して感じたこととは? -
日産は“再挑戦”でホンダは“終了” 新型「エルグランド」発売に見る、プレミアムミニバンの今
2026.7.20デイリーコラムトヨタが圧倒的なシェアを占める上級ミニバンの世界において、新型「エルグランド」で復権をねらう日産。しかし、なぜフルモデルチェンジは16年ぶりになったのか? ホンダはどうするのか? この市場の今を考察する。 -
ホンダ・インサイト(FWD)【試乗記】
2026.7.20試乗記3000台の限定で販売される新型「インサイト」は、クロスオーバー風のフォルムと、これまでのホンダ車にはなかった内外装のデザインテイストが新鮮だ。中国で生産され、日本独自の名前が与えられた新型電気自動車の走りと仕上がりを、ロングドライブで確かめた。 -
ポルシェ911カレラT(後編)
2026.7.19ミスター・スバル 辰己英治の目利きスバルとSTIでクルマの走りを鍛え、モータースポーツにも積極的に取り組んできた辰己英治さん。彼の目に、“スポーツカーの水準器”こと「ポルシェ911」はどのように映ったのだろう? 走りの楽しさを追求した「カレラT」グレードに乗っての印象を聞いた。