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2/312018年6月の限定車発売に続き、同年9月にカタログモデルの販売がスタートした「アルピーヌA110」。今回は「リネージ」と名付けられた上級グレードに試乗した。
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3/311960年代にデビューしたオリジナル「A110」を思わせるフロントデザイン。独立型の4灯式ヘッドランプが目を引く。
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4/31シンプルな造形のインテリア。インストゥルメントパネルの助手席側には始動キーの挿入口が設けられている。
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5/31「アルピーヌA110」のトランスミッションはツインクラッチ式の7段ATのみ。フローティング式のセンターコンソールには、シフトセレクターのほか、エンジンの始動ボタンや窓の開閉スイッチがレイアウトされる。
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6/31X型のランプが特徴的なリアまわり。光線が車体外側に流れるように見えるシーケンシャルターンランプ(ウインカー)も備わる。
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7/31新型「A110」はMRの駆動方式を採用することで、オリジナルA110のような流麗なシルエットを実現している。空気抵抗係数は0.32。
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8/31「A110リネージ」にはサベルト製のスポーツシートが装着される。ブラウンレザー仕立てで、シートヒーター付き。
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9/31運転席と助手席の間には、小物を収納するバスケットも。室内では数少ないユーティリティースペースである。
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10/31クラシックなデザインが特徴的な「リネージ」専用の18インチアロイホイール。タイヤはミシュランの「パイロットスポーツ4」が組み合わされていた。
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11/31ワインディングロードを駆け上がる「A110リネージ」。その車重は、軽量シートを装着する「A110ピュア」より20kg増しとなる1130kg。
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12/31サスペンションの形式は、前後ともにダブルウイッシュボーン式。コーナリング中のアライメントの変化を抑えることが目的とされている。
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13/31ステアリングホイールのセンター右下には、走行モードのセレクトスイッチ(赤いボタン)が置かれる。
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14/31フル液晶タイプのメーターパネル。ノーマル(写真)/スポーツ/トラックの各走行モードに合わせて、表示デザインが切り替わる。
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15/31「アルピーヌA110」の0-100km/h加速タイムは4.5秒。最高速度は電子制御リミッターにより250km/hに制限される。
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16/31前後の重量配分は、「2人が乗車し燃料や油脂類を満たした状態で44:56」と公表される。
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17/31トラックモードを選択すると、メーターのグラフィックはタコメーター主体のものに変わる。
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18/31インストゥルメントパネル中央の7インチモニター。カーナビ機能はないものの、ギアポジション(写真)のほか、ストップウオッチやGメーター、パワーメーターなどが表示可能。
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19/31ドライバーの足元には、アルミ製のペダルやフットレストが並ぶ。
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20/31リアウイングを持たないデザインにこだわったという「A110」。リアディフューザー(写真)とフロアのフラット化により理想的なダウンフォース(250km/h走行時で275kg)を発生する。
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21/31パワーユニットは「ルノー・メガーヌR.S.」と基本を同じくする1.8リッター直4ターボ。「A110」用に独自のチューニングが施されている。
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22/31Cピラー部に見られるトリコロール。フランス車であることを印象づけるドレスアップだ。
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23/31ドアの内張りにもトリコロールが。パネルにはダイヤモンドステッチが施されている。
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24/31カーオーディオのスピーカーは、フォーカル製の軽量タイプ。素材には仏ノルマンティー産の麻が用いられている。
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25/31リアのトランクルームの容量は96リッター。写真のポーチの中にはパンク修理キットがおさまる。
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26/31今回は、高速道路とワインディングロードを織り交ぜつつ460kmほどの道のりを試乗。燃費は満タン法で9.0km/リッター、車載の燃費計で10.0km/リッターを記録した。
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27/31アルピーヌA110リネージ
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28/31後退時には、メーターパネル内に車体後方のカメラ映像が映し出される。
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29/31フロントにもラゲッジスペースが確保される。容量は100リッター。
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30/31燃料の給油口は右側のフロントフェンダーに。フューエルリッドには「A」エンブレムが装着される。
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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