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2/242018年のロサンゼルスモーターショーでデビューした「ポルシェ911」の8代目が、992型。先に高性能版たる「カレラS」と「カレラ4S」が発売された。
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3/24丸目のヘッドランプデザインは変わらないが、最新のポルシェ各車と共通する、内側の4灯が光るLED式ヘッドランプを採用。
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4/24可動式のリアスポイラーは一定条件で走行中に自動でせり上がるほか、インフォテインメントシステムのタッチ式スイッチによって手動で立ち上げることも可能。
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5/24「911カレラ4S」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4519×1852×1300mm、ホイールベース=2450mm。992型はRRの「カレラS」でも同寸となる。
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6/24先代モデル991型の正常進化ともいえるエクステリアデザインだが、収納式のドアハンドルを採用するなど、空力面でもブラッシュアップ。空気抵抗係数は0.29と発表されている。
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7/24ブレーキキャリパーは前6ピストン、後ろ4ピストンのアルミ製モノブロックで、ブレーキディスクはドリルド加工が施されたベンチレーテッド型のスチール製。ディスクサイズは前後とも350mm径だが、厚みは前34mm、後ろ28mmとなっている。
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8/24立体的なエンブレムが取り付けられた新型「911」のリアビュー。左右テールライトをスプリットライトで結ぶというデザインは、「カイエン」や「パナメーラ」でも用いられている手法。可動式リアスポイラーは、これらテールランプユニットの上部に位置している。
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9/24前20インチ、後ろ21インチのホイールを収めるため、前後フェンダ―とも開口部は先代モデルよりも大きい。サイドから見ると、フェンダー上部が極端に薄くデザインされていることが分かる。
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10/24試乗車は、前245/35ZR20、後ろ305/30ZR21サイズの「グッドイヤー・イーグルF1アシンメトリック3」タイヤを装着していた。バンパー部分のエアインテークは、走行条件によって自動で開閉するシャッターが備わる。
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11/24最新のインフォテインメントシステムを組み込んだインストゥルメントパネル。ダッシュボードは往年の930型をイメージさせる水平基調デザインを採用したという。
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12/24シンプルな形状ながら、ホールド感に優れたフロントシート。従来モデルのものよりも、1脚あたり約3kgの軽量化が行われたという。
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13/24ボディーは拡大されても、相変わらずキャビンの後部スペースはミニマム。リアシートの背もたれには、50:50の分割可倒機構が備わる。背もたれを倒した場合は、荷物スペースとして使用可能だ。
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14/24高速域での直進安定性の良さは、4WDの「カレラ4S」ならではといった印象。キックダウンによって加速態勢に入ると、フラット6は魅力的なサウンドを奏でる。参考までに後輪駆動の「カレラS」との重量差は50kgとなる。
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15/24「スポーツクロノパッケージ」装着車では、ステアリングホイールのアナログ時計で言う4時に相当する位置に備わる「スポーツレスポンススイッチ」を押すと、最大加速に備え20秒間のみ各種走行設定が“最強モード”になる仕組み。いわゆるレーシングマシンでのオーバーテイクスイッチにあたるものだ。
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16/24リアに搭載される3リッター水平対向6気筒ターボエンジンは、先代比30PSアップの最高出力450PS、最大トルク530N・mを発生。8段DCT(PDK)と組み合わされる。
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17/24最新のインフォテインメントシステム「ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム(PCM)」を標準装備。タッチスクリーンのサイズは10.9インチで、直感的に操作できるインターフェイスを備えていた
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18/24ホイールベース長は先代の991型と変わらないが全長は20mm延ばされ、ボディーのフラッシュサーフェイス化も進んだ。こうした変化はあるものの、代を重ねても「911」に見えるフォルムや存在感から、常緑樹になぞらえ同車は“エバーグリーン”とも称されている。
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19/24センターのエンジン回転計のみ機械式で、左右には7インチの液晶ディスプレイを配置。伝統の5連メーター風のデザインはもちろんのこと、ステアリングに備わるスイッチで写真のようにナビ画面にも切り替えられる。
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20/24エアコンの温度や風量設定、シートのヒーターやベンチレーションなどは、すぐに操作できるよう専用スイッチを配置。シフトレバーはバイワイヤ式で軽いタッチだが、クリック感のある操作フィールになっている。カップホルダーはセンターコンソールに1つ(写真)、さらに助手席用としてグローブボックス上に収納式のものが用意される。
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公表されている欧州複合サイクルの燃費値は約11.1km/リッター。今回の試乗では約590km走行し、参考燃費値は満タン法で9.6km/リッター、車載燃費計で9.0km/リッターとなった。燃料タンク容量は67リッター。
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22/24ポルシェ911カレラ4S
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河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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