-
1/15
-
2/15KTMの新たなミドルネイキッドとして2019年のミラノショーで発表された「890デュークR」。日本へは2020年5月に導入された。
-
3/15排気量890ccの新型2気筒エンジン。最高出力は「790デューク」の105PSから121PSにアップしている。
-
4/15スロットルコントロールは電子制御のライド・バイ・ワイヤ式。マニホールドの圧力を測定する新しいセンサーの採用とも相まって、より正確なスロットル制御を実現している。
-
5/15車体は、クロムモリブデン鋼管を用いたメインフレームと鍛造アルミ製サブフレームの組み合わせで、エンジンも剛体として使用。的確な荷重設計が優れたハンドリングに寄与している。
-
6/15エンジンの制御は「スポーツ」「ストリート」「レイン」「トラック」の4種類。トラックモードでは、スロットルコントロールとトラクションコントロールの個別調整や、アンチウイリーモードのオン/オフ選択が可能だ。
-
7/15ステンレス鋼を用いたコンパクトなマフラー。扱いやすいトルク特性に寄与するとともに、優れたエミッション性能も実現している。
-
8/15ハンドリングはライダーの意思に忠実かつ安定感の高いもので、「カミソリのごとく」と表された往年のKTM製モデルとは一線を画すものだった。
-
9/15ブレーキには前後ともにブレンボ製のキャリパーを採用。ディスク径は前がφ320mm、後ろがφ240mmで、前はダブルディスクとなっている。
-
10/15サスペンションは前後ともにWP製で、いずれも減衰力などの調整が可能。走行シーンに応じて、最適なセットアップが可能だ。
-
11/15「890デュークR」はストリートでの乗りやすさも好印象。エンジンは粘り強く、乗り心地も快適だった。
-
12/15程度な厚みを持ったシートの高さは834mm。スポーティーなルックスを際立たせるタンデムシートカバーも用意されている。
-
13/15「890デュークR」は、これ1台でデイリーユースからツーリング、サーキットでのスポーツ走行までこなせる、柔軟なマシンだった。
-
14/15KTM 890デュークR
-
15/15

後藤 武
ライター/エディター。航空誌『シュナイダー』や二輪専門誌『CLUBMAN』『2ストマガジン』などの編集長を経てフリーランスに。エアロバティックスパイロットだった経験を生かしてエアレースの解説なども担当。二輪旧車、V8、複葉機をこよなく愛す。
試乗記の新着記事
-
ホンダ・ヴェゼル【開発者インタビュー】 2025.11.24 「ホンダ・ヴェゼル」に「URBAN SPORT VEZEL(アーバン スポーツ ヴェゼル)」をグランドコンセプトとするスポーティーな新グレード「RS」が追加設定された。これまでのモデルとの違いはどこにあるのか。開発担当者に、RSならではのこだわりや改良のポイントを聞いた。
-
三菱デリカミニTプレミアム DELIMARUパッケージ(4WD/CVT)【試乗記】 2025.11.22 初代モデルの登場からわずか2年半でフルモデルチェンジした「三菱デリカミニ」。見た目はキープコンセプトながら、内外装の質感と快適性の向上、最新の安全装備やさまざまな路面に対応するドライブモードの採用がトピックだ。果たしてその仕上がりやいかに。
-
ポルシェ911カレラGTSカブリオレ(RR/8AT)【試乗記】 2025.11.19 最新の「ポルシェ911」=992.2型から「カレラGTSカブリオレ」をチョイス。話題のハイブリッドパワートレインにオープントップボディーを組み合わせたぜいたくな仕様だ。富士山麓のワインディングロードで乗った印象をリポートする。
-
アウディRS 3スポーツバック(4WD/7AT)【試乗記】 2025.11.18 ニュルブルクリンク北コースで従来モデルのラップタイムを7秒以上縮めた最新の「アウディRS 3スポーツバック」が上陸した。当時、クラス最速をうたったその記録は7分33秒123。郊外のワインディングロードで、高性能ジャーマンホットハッチの実力を確かめた。
-
スズキ・クロスビー ハイブリッドMZ(FF/CVT)【試乗記】 2025.11.17 スズキがコンパクトクロスオーバー「クロスビー」をマイナーチェンジ。内外装がガラリと変わり、エンジンもトランスミッションも刷新されているのだから、その内容はフルモデルチェンジに近い。最上級グレード「ハイブリッドMZ」の仕上がりをリポートする。
新着記事
-
NEW
第855回:タフ&ラグジュアリーを体現 「ディフェンダー」が集う“非日常”の週末
2025.11.26エディターから一言「ディフェンダー」のオーナーとファンが集う祭典「DESTINATION DEFENDER」。非日常的なオフロード走行体験や、オーナー同士の絆を深めるアクティビティーなど、ブランドの哲学「タフ&ラグジュアリー」を体現したイベントを報告する。 -
NEW
「スバルBRZ STI SportタイプRA」登場 500万円~の価格妥当性を探る
2025.11.26デイリーコラム300台限定で販売される「スバルBRZ STI SportタイプRA」はベースモデルよりも120万円ほど高く、お値段は約500万円にも達する。もちろん数多くのチューニングの対価なわけだが、絶対的にはかなりの高額車へと進化している。果たしてその価格は妥当なのだろうか。 -
NEW
「AOG湘南里帰りミーティング2025」の会場より
2025.11.26画像・写真「AOG湘南里帰りミーティング2025」の様子を写真でリポート。「AUTECH」仕様の新型「日産エルグランド」のデザイン公開など、サプライズも用意されていたイベントの様子を、会場を飾ったNISMOやAUTECHのクルマとともに紹介する。 -
NEW
第93回:ジャパンモビリティショー大総括!(その2) ―激論! 2025年の最優秀コンセプトカーはどれだ?―
2025.11.26カーデザイン曼荼羅盛況に終わった「ジャパンモビリティショー2025」を、デザイン視点で大総括! 会場を彩った百花繚乱のショーカーのなかで、「カーデザイン曼荼羅」の面々が思うイチオシの一台はどれか? 各メンバーの“推しグルマ”が、机上で激突する! -
NEW
ポルシェ911タルガ4 GTS(4WD/8AT)【試乗記】
2025.11.26試乗記「ポルシェ911」に求められるのは速さだけではない。リアエンジンと水平対向6気筒エンジンが織りなす独特の運転感覚が、人々を引きつけてやまないのだ。ハイブリッド化された「GTS」は、この味わいの面も満たせているのだろうか。「タルガ4」で検証した。 -
ロイヤルエンフィールド・ハンター350(5MT)【レビュー】
2025.11.25試乗記インドの巨人、ロイヤルエンフィールドの中型ロードスポーツ「ハンター350」に試乗。足まわりにドライブトレイン、インターフェイス類……と、各所に改良が加えられた王道のネイキッドは、ベーシックでありながら上質さも感じさせる一台に進化を遂げていた。
