-
1/21
-
2/21「ポルシェ718ケイマンGT4」は、最高出力420PSを発生する自然吸気の4リッター水平対向6気筒エンジンに、6段MTを組み合わせた高性能モデル。2019年6月に本国で発表された。
-
3/21「GT4」のネーミングは、先代モデルにあたる981型の「ケイマンGT4」に続くもの。日本での車両本体価格は1259万9074円。
-
4/21ブラックのスポークとインレイが備わる360mm径の「GTスポーツステアリングホイール」を装備。12時の位置に付けられたイエローのセンターマーキングは、3万9723円のオプションアイテムとなる。
-
5/21レーシングカー由来という空力デバイスの採用も「718ケイマンGT4」の特徴。固定式リアウイングの形状が見直され、200km/h走行時のダウンフォースが従来型比で12kg増加している。空力特性の変更により、車両全体ではダウンフォースが50%増加したという。
-
ポルシェ 718ケイマン の中古車webCG中古車検索
-
6/21「718ケイマンGT4」のボディーサイズ(本国値)は全長×全幅×全高=4456×1801×1269mm、ホイールベースは2484mm。車重は1420kg(DIN)と発表されている。「718ケイマン」よりも車高は30mm低い設定で、より低重心化が図られたという。
-
7/21フロントフードの先端に設けられたエアアウトレット。走行中、バンパー下部のエアインテークから取り入れた空気をここから上方に排出することで、フロントのダウンフォースを向上させるという。
-
8/21インテリアの基本デザインは「718ケイマン」と同じ。試乗車は右ハンドル仕様でオプションのダッシュボードトリムパッケージが選択されており、上部がレザー、下部がアルカンターラでコーディネートされていた。
-
9/21軽量化の一環として、ドア内側の開閉ノブは簡素なストラップ式になっている。ステッチなどともカラーコーディネートされ、写真のイエローのほか、グレーとレッドの3色から選べる。
-
10/21「718ケイマンGT4」の公称パフォーマンスは、最高速度304km/h、0-100km/h加速4.4秒。ドイツのニュルブルクリンク北コースでのラップタイムは、先代の981型「GT4」よりも12秒速いものであるという。
-
11/21「718ケイマンGT4」の6段MTには、ダウンシフト時に自動で回転合わせを行うオートブリッピング機能が備わる。コンソール上のスイッチで同機能のオン/オフが選択できる。
-
12/21試乗車は「718ケイマンGT4」の標準アイテムとなるスポーツシートプラス(2Way電動調整式)を装備。表皮はインテリアトリムと同様に、レザーとアルカンターラのコンビネーション仕上げとなる。
-
13/21フロントフード下に設けられた荷室の容量は150リッター。これに加えキャビン後方のハッチゲート内にも、容量270リッターの荷室が備わっている。
-
14/21フロントバルクヘッド前のスペースには、ブレーキフルードのタンクやバッテリー、ワイパーのモーターやリンケージなどが整然と収められている。通常は、樹脂製のカバーの下に隠れていて見えない。
-
15/21試乗車の装着タイヤは、前:245/35ZR20、後ろ:295/30ZR20サイズの「ダンロップSPORT MAXX Race2」。ブレーキはセラミックコンポジットローターの「PCCB」がオプションで選択されていた。
-
16/21「GT4」のロゴが刻み込まれたサイドブレードを備えるドア後方のエアインテーク。通常仕様よりもラム圧を高める効果を発揮し、空気吸入量を増加させるという。ボディーカラーは、試乗車の「レーシングイエロー」を含む全8色から選択できる。
-
17/21「718ケイマンGT4」のリアエンド下部に備わる、テールパイプフィニッシャーを包み込むような形状のディフューザー。レーシングカー由来のノウハウでデザインされ、車体後部の空力性能向上に貢献するという。
-
18/21ポルシェ伝統の、いわゆるオルガン式アクセルペダルを採用。右ハンドル仕様でもペダルレイアウトに違和感はなかった。写真のアルミニウムフットペダルは3万9815円のオプションアイテム。
-
19/21NEDC複合サイクルの燃費値は約9.1km/リッター。今回の試乗では312.2kmを走行し、車載燃費計で10.0km/リッターを記録した。
-
20/21ポルシェ718ケイマンGT4
-
21/21

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
ポルシェ 718ケイマン の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】 2025.9.4 24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。
-
ランボルギーニ・ウルスSE(4WD/8AT)【試乗記】 2025.9.3 ランボルギーニのスーパーSUV「ウルス」が「ウルスSE」へと進化。お化粧直しされたボディーの内部には、新設計のプラグインハイブリッドパワートレインが積まれているのだ。システム最高出力800PSの一端を味わってみた。
-
ダイハツ・ムーヴX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.2 ダイハツ伝統の軽ハイトワゴン「ムーヴ」が、およそ10年ぶりにフルモデルチェンジ。スライドドアの採用が話題となっている新型だが、魅力はそれだけではなかった。約2年の空白期間を経て、全く新しいコンセプトのもとに登場した7代目の仕上がりを報告する。
-
BMW M5ツーリング(4WD/8AT)【試乗記】 2025.9.1 プラグインハイブリッド車に生まれ変わってスーパーカーもかくやのパワーを手にした新型「BMW M5」には、ステーションワゴン版の「M5ツーリング」もラインナップされている。やはりアウトバーンを擁する国はひと味違う。日本の公道で能力の一端を味わってみた。
-
ホンダ・シビック タイプRレーシングブラックパッケージ(FF/6MT)【試乗記】 2025.8.30 いまだ根強い人気を誇る「ホンダ・シビック タイプR」に追加された、「レーシングブラックパッケージ」。待望の黒内装の登場に、かつてタイプRを買いかけたという筆者は何を思うのか? ホンダが誇る、今や希少な“ピュアスポーツ”への複雑な思いを吐露する。
新着記事
-
NEW
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】
2025.9.6試乗記空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。 -
NEW
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――BMW X3 M50 xDrive編
2025.9.5webCG Movies世界的な人気車種となっている、BMWのSUV「X3」。その最新型を、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? ワインディングロードを走らせた印象を語ってもらった。 -
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。