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2/28他の「GR」シリーズと共通の四角い開口部が特徴的なフロントバンパー。サイドのブレーキダクトは今回の試乗車である「RZ“ハイパフォーマンス”」の専用装備となっている。
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3/28ボディーは専用設計の3ドア。しかしながらボディーの全長はノーマルの「ヤリス」(5ドア)より55mm長い。
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4/28カーボンルーフはエントリーグレードの「RS」も含めた全車に標準装備される。
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5/28ボンネットとドア、さらにテールゲートはアルミ製。こちらも全グレードで共通の仕様となっている。
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6/28「RZ“ハイパフォーマンス”」は前後アクスルにトルセンLSDを標準装備する。
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7/28インテリアカラーはブラックのみ。ダッシュボードの眺めは基本的にノーマルの「ヤリス」と変わっていない。
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8/28ウルトラスエードと合皮の表皮が貼られた「RZ“ハイパフォーマンス”」専用のプレミアムスポーツシート。サポート部分のサイズが他グレードのシートとは全く違う。
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9/28リアシートにはウルトラスエードが使われず合皮のみが貼られる。平板なつくりからも、日常的な利用は想定されていないだろう。乗車定員は4人。
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10/28サスペンションはフロントがストラット式でリアがマルチリンク式。「RZ“ハイパフォーマンス”」にはサーキットを攻め込むことを念頭に置いた、限界域での速さとコントロール性を重視したセッティングが施される。
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11/281.6リッター直3ターボの「G16E-GTS」エンジンは最高出力272PSと最大トルク370N・mを発生。燃料はプレミアムガソリンが指定されている。
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12/28トランスミッションは6段MT。発進時に自動でエンジン回転を少し上げてくれるほか、コンソールの「iMT」ボタンを押すとシフトダウン時に自動で回転を合わせてくれる。
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13/28ペダルレイアウトは写真のとおり。滑り止めラバー付きのアルミパッドが備わる。
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14/28ボディーの強烈な剛性感も印象的な「GRヤリス」。ホイールハウスなどに専用の骨格構造を採用したほか、構造用接着剤の使用箇所をノーマルの「ヤリス」より11m延長。スポット溶接の打点も間隔を狭めて約200カ所増やしている。
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15/28ステアリングホイールは本革巻き。センタースポークには「GR」バッジが付いている。
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16/28ドライブモードセレクターはシフトセレクターの前方にレイアウトされる。左にひねると「トラック」に、右にひねると「スポーツ」に変更され、中央を押すと「ノーマル」に戻る。
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17/28メーターパネルは中央にマルチインフォメーションディスプレイを備えたシンプルな2眼式。タコメーターのレッドゾーンは7000rpmから、スピードメーターのフルスケールは280km/h。
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18/284WDシステムはセンターに電子制御式油圧多板クラッチを使ったトルクスプリット式。前後駆動力配分は「ノーマル」が60:40で「トラック」が50:50、「スポーツ」では後輪優勢の30:70となる。
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19/28センターコンソールには「Developed For FIA World Rally Championship」と刻まれたプレートが貼られている。
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20/28アダプティブクルーズコントロールやレーントレーシングアシストといった運転支援装備は「予防安全パッケージ」としてオプション設定されている。
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21/28タイヤサイズは225/40R18。「RZ“ハイパフォーマンス”」はBBS製専用鍛造ホイールと「ミシュラン・パイロットスポーツ4 S」を履く。
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22/28専用3ドアボディーを採用した目的はエアロダイナミクスの追求。ルーフの後端を下げることでリアスポイラーに風が当たるようにしてダウンフォース量を稼いでいる。
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23/28荷室の容量は174リッター。リアシートの背もたれをすべて倒すと225/40R18(標準)サイズのタイヤを4本収納できる。
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24/28荷室の床下には12Vのバッテリーとインタークーラーのウオータースプレー用タンクが並んで収納されている。
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25/28水冷インタークーラーのウオータースプレーは「RZ“ハイパフォーマンス”」専用。操作スイッチはステアリングポストの右下にレイアウトされる。
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26/28「GRヤリス」のようなクルマは世界にひとつしかない。まずは世に出てくれたことに感謝したい。
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27/28トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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