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2/24国内では2020年5月に発表された「BMWアルピナD3 S」。今回試乗したセダン「D3 Sリムジン アルラット」と、ワゴン「D3 Sツーリング アルラット」の2本立てで、ともに2021年2月にデリバリーが開始された。
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3/24エアインテークを最適化し冷却性能を高めた、オリジナルデザインのフロントバンパー。リップ中央には「ALPINA」ロゴが添えられる。
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4/24リアは、トランクリッドの後端に控えめなリップスポイラーが装着されている。
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5/24車名の「D」は、高性能なディーゼルモデルであることを示している。G20型「BMW 3シリーズ セダン」をベースとするアルピナ車には、ほかにガソリンエンジン搭載車「B3 Sリムジン」が存在する。
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6/24車名に「アルラット(ALLRAD)」とある通り、駆動方式は4WD。ベースとなる「BMW 3シリーズ」の4WD車に比べ、より後輪へのトルク配分を重視したチューニングが施されている。
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7/24フロントに縦置きされる3リッター直6ディーゼルは、2基のターボチャージャーを装備。1750rpmから730N・mもの豊かなトルクを発生する。
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8/24インテリアの基本的な造形は「BMW 3シリーズ」に準じる。センターコンソールはドライバー側に若干傾けられている。
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9/24ステアリングホイールの中央にはアルピナのエンブレムが添えられ、リムには「アルピナ・グリーン」のステッチが施される。
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10/24アルピナとしては初の48Vマイルドハイブリッドシステム搭載車となる「BMWアルピナD3 S」。セダン、ワゴンともに、WLTPモードの燃費値は13.2km/リッターとなっている。
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11/2420インチの鍛造アルミホイールは、通常の軽合金ホイールに比べ、1台分で約14kgのバネ下重量を軽減。ピレリと共同開発した「Pゼロ ALP」タイヤが組み合わされる。
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12/24写真の本革シートは、オプション「フルレザーメリノインテリア」(59万6000円)に含まれるもの。標準車はアルカンターラ×センサテック(合成皮革)仕立てとなる。
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13/24前席同様、鮮やかな赤が目を引く後席。シートヒーターはオプションとして用意される。
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14/24前席・後席ともに、背もたれの中央にはアルピナのエンブレムが装着される。
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15/24「BMWアルピナD3 Sリムジン アルラット」が0-100km/h加速に要する時間は4.6秒。最高速は273km/hと公表される。なお、ワゴン「D3 Sツーリング アルラット」の同値は、4.8秒と270km/h。
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16/24メーターパネルは、基本デザインこそ「BMW 3シリーズ」と共通であるものの、アルピナ独自のカラーリングとされている。
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17/24「D3 Sリムジン アルラット」は、アルピナが独自に調整したスタビライザーや、アイバッハ製スプリングを組み合わせた「アルピナ・スポーツ・サスペンション」を装備。ハンドリング性能の向上が図られている。
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18/248段ATには、エンジンの大トルクに耐えられるよう調整が施されている。ATのシフトレバーのそばには、走行モードのセレクターやインフォテインメントシステムの操作デバイス、シリアルナンバー入りのプレートなどが配置される。
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19/24試乗車の「アルピナ・ブルー」(写真)と「アルピナ・グリーン」は、アルピナ独自のボディーカラー。BMWが設定しているカスタマイズ用のカラーも選択できる。
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20/24BMWアルピナD3 Sリムジン アルラット
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21/24「ALPINA」ロゴ入りのドアシルプレート。メタルエンブレム付きの「アルピナ・ベロアフロアマット」は標準装備のアイテムだ。
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22/24センターコンソールには、スマートフォンのワイヤレスチャージが可能なトレーと、カップホルダーが備わる。
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23/24センターコンソール後端には、後席用のエアコン吹き出し口とUSBソケットがレイアウトされている。
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24/24開口部の大きなトランクルーム。5人乗車時の容量は480リッターで、長尺物は後席の背もたれを前方に倒して積載する。

青木 禎之
15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。諸行無常の響きあり。主に「女性とクルマ」をテーマにした写真を手がけています。『webCG』ではライターとして、山野哲也さんの記事の取りまとめをさせていただいております。感謝。
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