-
1/16
-
2/16ホンダ伝統の“CBシリーズ”のなかでも、最大排気量のエンジンを搭載する「CB1300」。現行型のデビューは2003年のことで、6回もの改良を経て今日も販売が続けられている。
-
3/16今回試乗した改良モデルは2021年3月に発売。排出ガス規制に対応するため、スロットル・バイ・ワイヤが採用された。
-
4/16排出ガスの浄化が図られた、排気量1284ccの水冷4気筒エンジン。日本では「ユーロ5」に準じる排出ガス規制は「令和2年排ガス規制」として導入。新型車はすでに2020年12月から規制対象となっており、「CB1300」を含む継続生産車も、2022年11月(原付一種のみ2025年11月)からその対象となる。
-
5/16今回の試乗車はハーフカウル付きの「スーパーボルドール」。車名のボルドール(BOL D’OR)は、フランスで行われる歴史ある耐久レースに由来する。
-
ホンダ の中古車webCG中古車検索
-
6/16駆動系では、純正アクセサリーとしてクイックシフターが採用されたのも今回の改良のトピック。装備すると、クラッチ操作なしでシフトアップ/ダウンが可能となる。
-
7/16ライディングモードは全3種類で、複雑なカスタマイズ機能はない。左スイッチボックスの小さなレバーで操作する。
-
8/16トラクションコントロールシステム「Hondaセレクタブルトルクコントロール」の黄色いインジケーター。機能名に表れている通り、ライダーが任意でオン/オフできる。
-
9/16排気系には4in1のエキゾーストパイプと2室構造のマフラーを採用。低回転域では重厚な、高回転域では直4らしい排気音が追求されている。
-
10/16キビキビとした走りも、ゆったりとしたクルージングも楽しめる「CB1300」。今回の改良では、長距離走行時の負担を軽減するため、新たにクルーズコントロールが装備された。
-
11/16「SP」ではフロントサスペンションにφ43mmのオーリンズ製正立フォークを採用。フロントブレーキにも、ブレンボ製のラジアルマウント式4ポッドキャリパーが組み合わされる。
-
12/16リアサスペンションはクラシックなツインショック式。「SP」ではφ49mmのリザーバータンクを備えた、オーリンズ製ショックアブソーバーが装備される。
-
13/16大柄なシートの下には11リッターの収納スペースを確保。シート高は標準仕様が780mm、専用の足まわりを持つ「SP」は790mmとなっている。
-
14/16劇的な進化はなかったものの、確かな熟成が感じられた「CB1300」の改良モデル。このバイクの継続を選んだホンダに拍手を送りたい。
-
15/16ホンダCB1300スーパーボルドールSP
-
16/16

後藤 武
ライター/エディター。航空誌『シュナイダー』や二輪専門誌『CLUBMAN』『2ストマガジン』などの編集長を経てフリーランスに。エアロバティックスパイロットだった経験を生かしてエアレースの解説なども担当。二輪旧車、V8、複葉機をこよなく愛す。
ホンダ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
スズキ・アルト ラパン ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.11.3 スズキの「アルト ラパン」がマイナーチェンジ。新しいフロントマスクでかわいらしさに磨きがかかっただけでなく、なんとパワーユニットも刷新しているというから見逃せない。上位グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
-
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(前編:STI/NISMO編)【試乗記】 2025.11.1 メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! まずはSTIの用意した「スバルWRX S4」「S210」、次いでNISMOの「ノート オーラNISMO」と2013年型「日産GT-R」に試乗。ベクトルの大きく異なる、両ブランドの最新の取り組みに触れた。
-
シトロエンC3ハイブリッド マックス(FF/6AT)【試乗記】 2025.10.31 フルモデルチェンジで第4世代に進化したシトロエンのエントリーモデル「C3」が上陸。最新のシトロエンデザインにSUV風味が加わったエクステリアデザインと、マイルドハイブリッドパワートレインの採用がトピックである。その仕上がりやいかに。
-
メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(4WD/9AT)【海外試乗記】 2025.10.29 メルセデス・ベンツが擁するラグジュアリーブランド、メルセデス・マイバッハのラインナップに、オープン2シーターの「SLモノグラムシリーズ」が登場。ラグジュアリーブランドのドライバーズカーならではの走りと特別感を、イタリアよりリポートする。
-
ルノー・ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECH(FF/4AT+2AT)【試乗記】 2025.10.28 マイナーチェンジでフロントフェイスが大きく変わった「ルーテシア」が上陸。ルノーを代表する欧州Bセグメントの本格フルハイブリッド車は、いかなる進化を遂げたのか。新グレードにして唯一のラインナップとなる「エスプリ アルピーヌ」の仕上がりを報告する。
新着記事
-
NEW
「シティ ターボII」の現代版!? ホンダの「スーパーONE」(プロトタイプ)を試す
2025.11.6エディターから一言ホンダが内外のジャーナリスト向けに技術ワークショップを開催。ジャパンモビリティショー2025で披露したばかりの「スーパーONE」(プロトタイプ)に加えて、次世代の「シビック」等に使う車台のテスト車両をドライブできた。その模様をリポートする。 -
NEW
未来がすべてにあらず! ジャパンモビリティショー2025で楽しめるディープな“昔”の世界
2025.11.5デイリーコラム未来のクルマ、未来の技術が集結する「ジャパンモビリティショー2025」。ただし、「そういうのはもういいよ……」というオトーサンのために(?)昔の世界を再現し、当時のクルマを並べた「タイムスリップガレージ」も用意されている。内部の様子を紹介する。 -
NEW
第90回:これぞニッポンの心! 軽自動車デザイン進化論(前編)
2025.11.5カーデザイン曼荼羅新型の「ダイハツ・ムーヴ」に「日産ルークス」と、ここにきて新しいモデルが続々と登場してきた軽自動車。日本独自の規格でつくられ、日本の景観を変えるほどの販売ボリュームを誇る軽のデザインは、今後どのように発展していくのか? 有識者と考えた。 -
NEW
プジョー2008 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.11.5試乗記「プジョー2008」にマイルドハイブリッドの「GTハイブリッド」が登場。グループ内で広く使われる最新の電動パワートレインが搭載されているのだが、「う~む」と首をかしげざるを得ない部分も少々……。360km余りをドライブした印象をお届けする。 -
“安心・安全”をより長く 2人のプロが「ブリヂストン・ブリザックWZ-1」を語る
2025.11.42025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>ブリヂストンが、持てる最新のタイヤ技術を投入して誕生させた、新しいスタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1(ダブルゼットワン)」。高い氷雪上性能とサステナビリティーを併せ持つ新製品の魅力に、2人のプロフェッショナルが迫る。 -
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(後編:無限/TRD編)【試乗記】
2025.11.4試乗記メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! 彼らの持ち込んだマシンのなかから、無限の手が加わった「ホンダ・プレリュード」と「シビック タイプR」、TRDの手になる「トヨタ86」「ハイラックス」等の走りをリポートする。






























