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1/11多くの企業が開発に取り組んでいる自動運転技術に対し、「MAZDA CO-PILOT」はあくまでドライバーの運転を支援し、“万が一”に備える趣旨のシステムとなっている。
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2/11今日では“事故ゼロ”という目標へ向けてさまざまな手段が模索されているが、その多くは「人間を運転から遠ざけること」を意図したもので、その究極のかたちが自動運転車だ。写真はグーグルの自動運転車(2016年)。
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3/11「CO-PILOT」ではドライバーの姿勢や視線、運転操作から、システムが絶えずその状態をモニタリング。万が一ドライバーの異常を検知した場合には、自動でクルマを安全な場所まで移動させ、緊急停止させる。
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4/11類似のシステムは高級車を中心に実用化が進んでおり、例えば世界で初めて自動運転レベル3を実現した「ホンダ・レジェンド」にも、ドライバーの異常を検知すると自動で車両を停車させる「緊急時停止支援機能」が搭載されていた。
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5/11マツダが考える安全技術の3つのステップ。第1段階の「正しく運転できる仕組み」とは、広い視野の確保や適切な姿勢がとれる運転環境の実現など、昔から追求されてきた「運転しやすいクルマづくり」の施策だ。
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6/11今日普及が進んでいる、衝突警報や自動緊急ブレーキなどの予防安全システムは、第2段階の「認知・判断のサポート」に含まれる。マツダでは2012年登場の3代目「アテンザ」で導入が開始された。
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7/11「CO-PILOT 2.0」の作動の様子。ドライバーの状態やハンドル/ペダルへの入力などをモニタリングし、異常を検知すると画面表示や警報などで警告を発する。
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8/11ドライバーのモニタリングについては、姿勢の崩れや視線・頭部の挙動をカメラで監視。「CO-PILOT 1.0」では、こうした機器にすでに実用化されているものを活用し、手ごろな価格での実用化を目指している。
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9/11ドライバーが運転できる状態にないと判断すると、ウインカーやホーンなどで周囲に注意を促しつつ、クルマを停止。安全を確保する。
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10/11高速道路走行時にドライバーの異常を検知すると、路肩まで移動して車両を停車させる。「CO-PILOT 1.0」は車線変更ができないので、路肩まで移動できない場合は同一車線内で停止するかたちとなる。一方、車線変更が可能な「CO-PILOT 2.0」では、より確実に路肩まで移動できるようになる。
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11/11周辺のクルマを避けながら、自動で車線変更し、路肩へと向かう技術試作車両。同車には「CO-PILOT 1.0」(すなわち既存の市販車両)の機器に加え、12基のカメラを搭載。また高精度地図データや自車位置測定用の専用ECUも追加されている。

鶴原 吉郎
オートインサイト代表/技術ジャーナリスト・編集者。自動車メーカーへの就職を目指して某私立大学工学部機械学科に入学したものの、尊敬する担当教授の「自動車メーカーなんかやめとけ」の一言であっさり方向を転換し、技術系出版社に入社。30年近く技術専門誌の記者として経験を積んで独立。現在はフリーの技術ジャーナリストとして活動している。クルマのミライに思いをはせつつも、好きなのは「フィアット126」「フィアット・パンダ(初代)」「メッサーシュミットKR200」「BMWイセッタ」「スバル360」「マツダR360クーペ」など、もっぱら古い小さなクルマ。
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