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2/21「ゴルフ」のスポーツモデルとして1976年に誕生した「GTI」。7代目の末期にあたる2019年末までに、230万台を超える車両が販売されてきた。
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3/21各所に独自の意匠が取り入れられた8代目「ゴルフGTI」のインテリア。同車は2020年春にオンラインで世界初公開された。
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4/21サポート性に優れるヘッドレスト一体型のスポーツシート。赤いタータンチェック柄の表皮は、代々受け継がれる「GTI」の伝統である。
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5/21後席の居住性や荷室の容量などは、通常の「ゴルフ」と同じ。ベース車の機能性が全く損なわれていない点も、「GTI」シリーズが長年にわたり支持されている理由のひとつだ。
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6/21外装では、専用の空力パーツや各部の赤いアクセント、ハニカム模様のラジエーターグリルなどが「GTI」の特徴。新型では片側5灯のLEDフォグランプも目を引くポイントだ。
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7/21インストゥルメントパネルには、よく見るとラジエーターグリルと同じくハニカム模様の柄が施されている。
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8/21デジタルメーターには「GTI」専用の表示メニューを採用。車速やエンジン回転数に加え、エンジンの出力、ターボのブースト圧、車体にかかるG(加速度)などを確認できる。
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9/21空力性能のさらなる向上も新型「GTI」のトピック。車体後部にかかるリフト量を抑え、前後のバランスを整えている。
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10/21新型の2リッター直4ガソリンターボエンジン「EA888evo4」。最高出力245PS/5000-6500rpm、
最大トルク370N・m/1600-4300rpmというアウトプットは、発生回転域を含めて従来型の「GTIパフォーマンス」と同じだ。 -
11/21センターコンソールに配されたシフトセレクター。トランスミッションは7段のデュアルクラッチ式AT「DSG」で、もちろんシフトパドルも標準装備される。
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12/21足まわりでは、フロントにアルミのサブフレームを用いることで3kgの軽量化を実現。スプリングレートは前が5%、後ろが15%、先代の「GTI」より高められている。
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13/21足元を引き締める専用デザインの19インチアルミホイールと赤いブレーキキャリパー。「ゴルフGTI」のタイヤサイズは225/40R18が標準だが、試乗車にはオプション装備である235/35R19サイズのタイヤが装着されていた。電子制御ダンパー「DCC」とのセットで用意される。
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14/21電子制御ダンパー「DCC」については、減衰力を任意で調整できるようになった点もトピック。調整の幅も広く、「スポーツ」モード選択時より硬い設定や、「コンフォート」モード選択時より柔らかい設定を選ぶこともできる。
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15/21リアまわりではバンパー下部のディフューザーと左右2本出しのマフラーが「GTI」の特徴。後者は、アクセルを踏み込むと刺激的なサウンドを発する。
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16/21操舵機構には舵角によってギアレシオが変わるプログレッシブステアリングを採用。ロック・トゥ・ロックは2.1回転で、従来型よりダイレクトなレシオが設定されている。
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17/21「FFのCセグメントハッチバック」という枠のなかで運動性能を追求し続ける「ゴルフGTI」。自動車の在り方が変容しつつあるなかで、フォルクスワーゲンが今後「GTI」をどのようなクルマに仕立てていくのか? 2つの意味で、その“ハンドリング”に注目したい。
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18/21フォルクスワーゲン・ゴルフGTI
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河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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