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2/292020年11月に発表された3代目「日産ノート」。高い空間効率が特徴のユーティリティー系コンパクトで、「トヨタ・アクア」や「ホンダ・フィット」などと鎬(しのぎ)を削っている。
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3/29インテリアでは、スイッチ類の少ないすっきりとした操作系と、2枚の液晶ディスプレイが特徴。組み付け精度や各部の素材など、クオリティーも従来型より格段に向上している。
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4/29大幅に拡充したラインナップも現行型「ノート」の特徴。2021年6月には、3ナンバーボディーの上級モデル「ノート オーラ」が登場している。
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5/29ユーザーはもちろん、メディアやジャーナリストの間でも高く評価された3代目「ノート」。「2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー」をはじめ、多数の賞を獲得した。
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6/29現行型「ノート」では、従来型では3種類もあったカタログモデルのパワートレインを、シリーズハイブリッドの「e-POWER」に一本化した。
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7/29上質さを追求した「ノート オーラ」。従来型でも「メダリスト」という上級グレードは存在したが、ここまで“つくり分け”がなされた派生モデルが用意されるのは、今回が初だ。
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8/29「ノート オーラGレザーエディション」に備わる本革シート。標準モデルの「ノート」では、最上級グレードの「X」のみにオプションで用意される。
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9/29標準車とは趣の異なる内外装が特徴の「AUTECH」。オーテックジャパン(2022年4月1日より日産モータースポーツ&カスタマイズ)の手になる純正カスタマイズモデルだ。
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10/29専用デザインのグリルに、メタル調の外装パーツ、切削光輝加工のホイール、青/黒のコンビレザーシートと本革巻きステアリングホイール……と、「ノートAUTECH」の専用装備は多岐にわたる。
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11/29純正カスタマイズモデルの「ノートAUTECHクロスオーバー」。最低地上高はFF車で145mm、4WD車で150mmと標準車より25mm高められており、当然ながら足まわりには専用のセッティングが施される。
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12/29日産のレース部門の名を冠する「ノート オーラNISMO」。専用セッティングのモーター制御や足まわりを備えた、本格的なスポーツモデルだ。
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13/29パワーユニットに関しては、従来のものから走行用モーターを刷新。標準モデルの「ノート」でも、最高出力116PS、最大トルク280N・mと、従来型より6%のパワーアップと10%のトルクアップを実現している。
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14/29JC08モードの計測値を見ると、現行型(標準モデル・FF車)の燃費は34.8~38.2km/リッター。34.0~37.2km/リッターだった従来型のハイブリッド車より、若干の改善をみている。一方、ライバル車とWLTCモードの計測値を比較すると、「トヨタ・アクア」の33.6~35.8km/リッター、「ホンダ・フィット」の27.2~29.4km/リッターに対し、こちらは28.4~29.5km/リッター。フィットにはやや勝るが、アクアには譲る、といった感じだ。(写真:向後一宏)
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15/29「ノート オーラNISMO」のパワーユニットは基本的に「ノート オーラ」と同じだが、制御プログラムが異なっており、専用のスポーツモードである「NISMO」モードはもちろん、「NORMAL」や「ECO」モードでも走りが楽しめるようつくり込まれている。
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16/29現行型では、4WD車に搭載される後輪用モーターの出力を大幅に向上。スポーツ4WDとしても楽しめるものとなった。
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17/29日産の新世代EV「アリア」(左)と「ノート オーラ」(右)。アリアとノートは、日産の新しいデザインコンセプトをいち早く取り入れたモデルである。
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18/29現行型「ノート」には、「ルノー・クリオ」(日本名:ルーテシア)と同じ「CMF-B」と呼ばれるプラットフォームが採用されており、国内のライバルと比べ、スポーティーな走りが楽しめる。
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19/29ボディーサイズは全長×全幅×全高=4045×1695×1520mmと、従来型より主に全長を縮小。見た目にも凝縮感が増している。
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車両の基本構造は「ノート」(右手前)も「ノート オーラ」(左奥)も基本的に共通。オーバーフェンダーの有無で全幅が変わる程度で、シャシーや足まわりの設定も同じだ。
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21/29「ノート」のシート表皮には、グレードに応じてデザインの異なる2種類のトリコットを用意。オプションで本革も用意される。
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22/29後席はコンパクトカーとは思えぬ広さ。背もたれには6:4の分割可倒機構やリクライニング調整機構が備わっている。
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23/29FF車の荷室容量はクラストップレベルの340リッター。4WD車は後輪駆動用のモーターなどを積む関係で、260リッターとなる。(写真:向後一宏)
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24/29販売店オプションで用意されるラゲッジアンダーボックス。床面の高さを一段上げ、その下を収納スペースとして活用できる。シート格納時に発生する床面の段差がなくなるのも利点だ。(写真:向後一宏)
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25/29ステアリングホイールに備わる「プロパイロット」の操作スイッチ。高速道路を頻繁に走るドライバーにとっては、前走者追従機能付きクルーズコントロールを核とした運転支援システムは、いまや必須の装備といえるだろう。
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26/29標準車と比べると、そこそこに価格差のある「ノート オーラ」だが、上質なインテリアに充実した装備、専用仕立てのエクステリアと、その中身を吟味すると、決して割高なクルマとはいえない。
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27/29「AUTECHクロスオーバー」は、今はやりのクロスオーバーモデルであることに加え、レザーシートや本革巻きステアリングホイールなど、充実した装備も魅力となっている。
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28/29「ノート オーラNISMO」にオプションで用意されるレカロ製スポーツシート。張り出したサイドボルスターに加え、背もたれの上部には肩甲骨を面で支える構造を取り入れ、高いホールド性を実現している。
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29/29純正のカスタマイズバージョンを含め、さまざまな派生モデルが用意される「ノート」。いずれも魅力的なので、予算が許すならぜひ検討してほしい。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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