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2/30「パジェロ」なき今、名実ともに三菱の旗艦車種となった「アウトランダー」。新型は、日本で「エアトレック」と呼ばれていた初代も含めると、4世代目のモデルとなる。
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3/30従来型より大幅に質感がアップしたインテリア。装備も充実しており、広範なグレードにサンルーフがオプション設定されるほか、「P」には9基のスピーカーを備えたBOSEプレミアムサウンドシステムが標準装備となる。
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4/30電動パワートレインの制御には、効率を優先した自動制御のハイブリッドモード「NORMAL」、バッテリーの電気だけで走る「EV」、バッテリーの残量をキープして走る「SAVE」、エンジンを常時回転させ、バッテリーを充電しながら走る「CHARGE」が用意される。
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5/30バッテリーの大容量化とモーターの高出力化により、電動車としての性能を大幅に高めた新型「アウトランダー」のPHEVモデル。EV走行可能距離は最大83km(「G/P」グレード)、EV走行時の最高速は130km/hとなっている。
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6/30新型「アウトランダー」の販売開始は2021年12月16日。2022年1月23日時点での受注台数は9291台で、実に76%が最上級グレード「P」となっている。
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7/30ドライブモードセレクターには、オンロード向けの「NORMAL」「POWER」「ECO」「TARMAC」と、オフロード向けの「GRAVEL」「MUD」「SNOW」の、全7種類もの走行モードが用意される。
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8/30タイヤサイズは廉価グレードの「M」が235/60R18。「G」と、今回試乗した「P」が255/45R20。プロトタイプ試乗会のときと同様、試乗車にはブリヂストンのエコタイヤが装着されていた。
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9/30ボディーカラーは全8色。「P」に用意されるツートンカラー「ホワイトダイヤモンド/ブラックマイカ」(写真)と「ブラックダイヤモンド/ディープブロンズメタリック」も含めると、カラーバリエーションは全10種類となる。
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10/30最上級グレード「P」ではサドルタンのアクセントが入った黒のセミアニリンレザーシートが標準装備となるが、試乗車には下位グレードでもオプションで選択可能な、ライトグレーのレザーシートが装備されていた。
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11/302列目シートは4:2:4の分割可倒式(スライドは6:4の分割式)。「P」では座面と背もたれにヒーターが内蔵されるほか、空調も前席とは別に温度調整できる、3ゾーン独立温度調整式となる。
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12/303列目シートが用意されるのは「G」と「P」の2グレード(Gでは2列シート仕様も選択可能)。2022年1月23日時点では、受注の83%を3列シート仕様が占めているという。
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13/30EVモードセレクタースイッチと並んで配された「イノベーティブペダル オペレーションモード」のオン/オフスイッチ。回生ブレーキを強めることでブレーキペダルを踏む頻度を減らし、ドライバーの負担を軽減する機能だが、0km/hまでは減速せず、停車時にはドライバーがブレーキを踏む必要がある。
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14/30運転支援システムには三菱のなかでも最新のものを搭載。全車速対応型アダプティブクルーズコントロールと車線維持支援機能をセットにした「マイパイロット」は、ナビリンク機能や標識読み取り機能に対応しており、速度標識に応じて自動で設定車速を変更したり、地図情報をもとに車速を調整したりする。
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15/30ダートコースでは、主に低μ路でも高いトラクション性能を発揮する「GRAVEL」と、タイヤの空転を容認して泥濘(でいねい)路での走破性を高める「MUD」モードを試した。
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16/30車重2t超という重量級のSUVでありながら、車体のコントロール性はすこぶる良好。「GRAVEL」モードでは過度な“滑り”を抑制しつつ、ぐいぐいと前へ進んでいく。
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17/30ラフロードで見事な走りを見せた新型アウトランダー。驚くべきはそのタイヤで、公道試乗車と同じく純正装着のSUV用エコタイヤを装着していた。
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18/30「MUD」は古典的な“直結四駆”を思わせる走行モード。4輪で土をかき上げ、コーナーではリアを滑らせながら豪快な走りを見せる。
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19/303列目シートは、写真のとおりフラットに格納が可能。この状態での荷室容量は、仕様に応じて634~646リッターとなる。2列シート仕様の荷室容量も基本的に同じだが、そちらには26リッターの床下収納が追加される。
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20/30全車に標準装備される、9インチ液晶のスマートフォン連携ナビゲーションシステム。操作はタッチスクリーンとダイヤル式コントローラー、押しボタンの組み合わせで、コンベンショナルだが迷うことがない。
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21/30フロントコンソールボックスの背面と荷室の側壁には、100V・1500W のAC電源を装備。エンジンによる発電を併用すれば、満タン・満充電の状態から一般家庭の電力消費を約12日間まかなうことができるという。
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22/30上級モデルにふさわしい快適性に加え、ファン・トゥ・ドライブなクルマとしてのポテンシャルも感じさせた新型「三菱アウトランダー」。将来的には、ぜひ走りの魅力を前面に打ち出したモデルも追加してほしい。
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23/30三菱アウトランダーP 7人乗り
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山田 弘樹
ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦経験をもつ、実践派のモータージャーナリスト。動力性能や運動性能、およびそれに関連するメカニズムの批評を得意とする。愛車は1995年式「ポルシェ911カレラ」と1986年式の「トヨタ・スプリンター トレノ」(AE86)。
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