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2/242021年6月に発表された「フェラーリ296GTB」。「F8」シリーズの後継を担うフェラーリの新しい基幹モデルで、パワートレインにはプラグインハイブリッドシステムを採用している。
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3/24運転席まわりには、「SF90」からの流れをくむデジタル化された操作インターフェイスを採用。シートや各部のトリムには、高品質のイタリアンレザーが用いられている。
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4/24エンジンの排気量とシリンダー数を組み合わせた車名は、古くからフェラーリがV8ミドシップのモデルに用いていた伝統的なもの。「348」以降は慣例ではなくなったが、今回のモデルにも採用されることとなった。
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5/24計器などの機能を備えたフルデジタルのインストゥルメントクラスター。ナビを使用する際には、地図を画面全体に映すこともできる。
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6/24パワートレインはIHI製のターボチャージャーを備えた2.9リッターV6エンジンと、「MGU-K」と呼ばれる電動モーター、8段DCTの組み合わせ。排気量に対するエンジンの出力比は221PS/リッターと、非常にハイチューンだ。
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7/24空力にみる新しい試みも「296GTB」の特徴。可動式のエアロデバイスも、これまでは「通常はダウンフォース重視の状態で、ドラッグを抑えたいときに稼働させる」という考え方だったものを、「通常はロードラッグの状態で、ダウンフォースが欲しいときに稼働させる」という方向に切り替えた。
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8/24パワーユニットやボディーの各所で軽量化が追求された「296GTB」。重量がかさみがちな電動車でありながら、車重を1470kg(乾燥重量)に抑えている。
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9/24サーキット走行向けの「アセットフィオラーノパッケージ」が採用された「296GTB」。往年の「250ルマン」をモチーフにした、シルバーの差し色を選択できるのも、このパッケージの特徴だ。
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10/24カーボンファイバー製のドアパネル。「アセットフィオラーノパッケージ」では、カーボンをはじめとする軽量素材をキャビンとエクステリアに幅広く使用しており、12kgを超える軽量化を実現している。
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11/24サーキット走行に好適なハイグリップタイヤ「ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2 R」。「アセットフィオラーノパッケージ」装着車のみで選択できるオプションだ。
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12/24ピットを出てコースへと向かう、筆者の駆る「296GTB」。試乗会はスペインのミニサーキット「モンテブランコ」を基点に行われた。
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13/24「296GTB」は従来モデルよりホイールベースを50mm縮小。新しい空力デバイスや、新開発の6ウェイ・シャシーダイナミックセンサーを軸とした電子制御システムとも相まって、非常に高い運動性能を実現している。
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14/24「アセットフィオラーノパッケージ」に含まれる、カーボン製のハイダウンフォースパーツ。フロントバンパーに装着することで、ダウンフォースを10kg上乗せできる。
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15/24ステアリングホイールに備わる、ドライブモードセレクター「マネッティーノ」のコントローラー。「WET」「SPORT」「RACE」「CT OFF」の4種類の走行モードが用意される。
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16/24公称される動力性能は、0-100km/h加速が2.9秒、最高速が330km/h。ブレーキ性能も向上しており、200km/hからの制動距離は「F8トリブート」より8.8%短縮している。
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17/24搭載されるバッテリーの容量は7.45kWhで、最大で25kmの距離を電気のみで走行できる。
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18/24「296GTB」には磁性流体ダンパー「SCM-Frs」が備わっており、状況に応じて減衰力の切り替えが可能。公道で試乗したスタンダードモデルのタイヤは、「ミシュラン・パイロットスポーツ4 S」だった。
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19/24電動パワートレインの制御モードは「Qualify」「Performance」「Hybrid」「eDrive」の4種類。eDriveは他車で言うところのEVモードで、電気だけで走れる上限速度は135km/hとなっている。
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20/24リアバンパーの中央に配置されたマフラー。効率的な排気系の取り回しにより、リアのボディー下部は広い範囲を空力デバイスとして活用できるようになった。
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21/24今日では、厳しさを増す環境規制・騒音規制により、スーパースポーツにも変化が求められている。「298GTB」は、新しい時代に向けたフェラーリの次なる一手なのだ。
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22/24フェラーリ296GTB
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西川 淳
永遠のスーパーカー少年を自負する、京都在住の自動車ライター。精密機械工学部出身で、産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰(ふかん)して自動車を眺めることを理想とする。得意なジャンルは、高額車やスポーツカー、輸入車、クラシックカーといった趣味の領域。
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