-
1/14試走会にて、特設コースを走行する「ミシュラン・プライマシーSUV+」を装着した「トヨタ・ハリアー」。
-
2/14「プライマシーSUV+」は、高い安心感をもたらすドライ&ウエット性能に、優れた静粛性、良好な高速安定性とハンドリング性能……と、さまざまな性能を高次元でバランスさせたタイヤとなっている。
-
3/14サイドウォールに施された「PRIMACY SUV+」のロゴ。「プライマシー」シリーズは、ミシュランのなかでも快適性を追求したコンフォートタイヤの製品群である。
-
4/14「プライマシーSUV+」の研究開発は、日本のR&Dセンターが主導して行われた。
-
5/14「プライマシーSUV+」のトレッドパターン。細かく分割したブロックを多めに配置したデザインは、ノイズのピークを下げて騒音を低減するのに貢献する。また排水性を高めるサイプ(細溝)の多さも特徴となっている。
-
6/14深く掘られたサイプの内側には突起が設けられており、接地圧がかかった際のブロックの倒れ込みを抑制。運動性能の向上を図っている。
-
7/14SUVは他の乗用車と比べて車重の重いクルマが多く、また車高も高めとなる。コーナリングなどでふらふらしない、腰砕けにならないためには、独自の工夫が必要なのだ。
-
8/14「プライマシーSUV+」の試走は、従来品である「プレミアLTX」との比較というかたちで行われた。
-
9/14騒音を抑制するべく最適化されたブロック。パターンノイズを減少するべく、従来品よりトレッド面に対する溝の比率も下げられている。
-
10/14運動性能や高速安定性の高さも特徴とされる「プライマシーSUV+」だが、webCGが取材した雨の日の試走では、従来品との明確な違いは感じ取れなかった。
-
11/14資料によると、「プライマシーSUV+」のウエット路面における車速80km/hからの制動距離は、「プレミアLTX」のそれより約8.2%短くなっているという。
-
12/14シリカ(ゴムの弾性と強度を高めるために配合する二酸化ケイ素)を多く配合した新開発のコンパウンドにより、ドライ性能とウエット性能を同時に高めている。
-
13/14「プライマシーSUV+」は、日本自動車タイヤ協会によるラベリング制度において、多くのサイズで「A/b」の評価を取得。すなわち“低燃費タイヤ”と認定されているのだ。
-
14/14製品そのものの性能の高さに加え、環境負荷の低減にも配慮した「プライマシーSUV+」。ミシュランのSUV用タイヤの、新しいスタンダードとなりそうだ。

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
エディターから一言の新着記事
-
第848回:全国を巡回中のピンクの「ジープ・ラングラー」 茨城県つくば市でその姿を見た 2025.10.3 頭上にアヒルを載せたピンクの「ジープ・ラングラー」が全国を巡る「ピンクラングラーキャラバン 見て、走って、体感しよう!」が2025年12月24日まで開催されている。茨城県つくば市のディーラーにやってきたときの模様をリポートする。
-
第847回:走りにも妥協なし ミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメート3」を試す 2025.10.3 2025年9月に登場したミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメート3」と「クロスクライメート3スポーツ」。本格的なウインターシーズンを前に、ウエット路面や雪道での走行性能を引き上げたという全天候型タイヤの実力をクローズドコースで試した。
-
第846回:氷上性能にさらなる磨きをかけた横浜ゴムの最新スタッドレスタイヤ「アイスガード8」を試す 2025.10.1 横浜ゴムが2025年9月に発売した新型スタッドレスタイヤ「アイスガード8」は、冬用タイヤの新技術コンセプト「冬テック」を用いた氷上性能の向上が注目のポイント。革新的と紹介されるその実力を、ひと足先に冬の北海道で確かめた。
-
第845回:「ノイエクラッセ」を名乗るだけある 新型「iX3」はBMWの歴史的転換点だ 2025.9.18 BMWがドイツ国際モーターショー(IAA)で新型「iX3」を披露した。ざっくりといえば新型のSUVタイプの電気自動車だが、豪華なブースをしつらえたほか、関係者の鼻息も妙に荒い。BMWにとっての「ノイエクラッセ」の重要度とはいかほどのものなのだろうか。
-
第844回:「ホンダらしさ」はここで生まれる ホンダの四輪開発拠点を見学 2025.9.17 栃木県にあるホンダの四輪開発センターに潜入。屋内全天候型全方位衝突実験施設と四輪ダイナミクス性能評価用のドライビングシミュレーターで、現代の自動車開発の最先端と、ホンダらしいクルマが生まれる現場を体験した。
新着記事
-
NEW
マツダ・ロードスターS(後編)
2025.10.12ミスター・スバル 辰己英治の目利き長年にわたりスバル車の走りを鍛えてきた辰己英治氏。彼が今回試乗するのが、最新型の「マツダ・ロードスター」だ。初代「NA型」に触れて感動し、最新モデルの試乗も楽しみにしていたという辰己氏の、ND型に対する評価はどのようなものとなったのか? -
MINIジョンクーパーワークス(FF/7AT)【試乗記】
2025.10.11試乗記新世代MINIにもトップパフォーマンスモデルの「ジョンクーパーワークス(JCW)」が続々と登場しているが、この3ドアモデルこそが王道中の王道。「THE JCW」である。箱根のワインディングロードに持ち込み、心地よい汗をかいてみた。 -
航続距離は702km! 新型「日産リーフ」はBYDやテスラに追いついたと言えるのか?
2025.10.10デイリーコラム満を持して登場した新型「日産リーフ」。3代目となるこの電気自動車(BEV)は、BYDやテスラに追いつき、追い越す存在となったと言えるのか? 電費や航続距離といった性能や、投入されている技術を参考に、競争厳しいBEVマーケットでの新型リーフの競争力を考えた。 -
ホンダ・アコードe:HEV Honda SENSING 360+(FF)【試乗記】
2025.10.10試乗記今や貴重な4ドアセダン「ホンダ・アコード」に、より高度な運転支援機能を備えた「Honda SENSING 360+」の搭載車が登場。注目のハンズオフ走行機能や車線変更支援機能の使用感はどのようなものか? 実際に公道で使って確かめた。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の半額以下で楽しめる2ドアクーペ5選
2025.10.9デイリーコラム24年ぶりに登場した新型「ホンダ・プレリュード」に興味はあるが、さすがに600万円を超える新車価格とくれば、おいそれと手は出せない。そこで注目したいのがプレリュードの半額で楽しめる中古車。手ごろな2ドアクーペを5モデル紹介する。 -
BMW M2(前編)
2025.10.9谷口信輝の新車試乗縦置きの6気筒エンジンに、FRの駆動方式。運転好きならグッとくる高性能クーペ「BMW M2」にさらなる改良が加えられた。その走りを、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか?