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2/252015年10月に発売された4代目「スズキ・エスクード」。当初は1.6リッターの自然吸気エンジンを搭載していたが、2017年7月に1.4リッターターボエンジンを導入。今回の改良で、スズキ自製のハイブリッドシステムが採用された。
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3/25インテリアの意匠は基本的に従来モデルと共通。ダッシュボード上段には、今や珍しい機械式の時計が配されている。
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4/25スズキ独自のハイブリッドシステムは、シングルクラッチ式ATとデファレンシャルの間にモーターを搭載したもの。シンプルでありながら、“EV走行”も可能な本格的なシステムとなっている。
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5/25リアに貼られたバッジ類。黒基調の「HYBRID」バッジは、スズキの電動車のなかでもフルハイブリッドシステムを搭載したモデルの証しである。
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6/25フロントまわりでは、青いアクセントが施された新デザインのヘッドランプが特徴。今回の改良で、ヘッドランプのハイビームとフォグランプがLED化された。
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7/25今回の改良で採用された、新デザインのアルミホイール。タイヤサイズは215/55R17で、試乗車にはコンチネンタルのエコタイヤが装着されていた。
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8/25サテンメッキオーナメントが施されたシフトセレクター。6段のシングルクラッチ式AT「AGS」は、シフトパドルでの手動変速が可能だ。
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9/25ハイブリッドシステムについては、回生ブレーキと摩擦ブレーキを統合制御する「回生協調ブレーキ」を初採用した点や、後退時にもEV走行が可能となった点もトピックだ。
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10/25車両のハイブリッド化に合わせ、メーター内のディスプレイにはパワートレインの作動状態表示や、パワーフローメーターなどの画面を設定。メーターパネルには、EV走行を示す緑のインジケーターも追加された。
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11/25予防安全装備では、カメラで読み取った道路標識の情報をメーター内のディスプレイに表示する「標識認識機能」を追加。車両進入禁止、はみ出し通行禁止、最高速度の標識に対応している。
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12/25青で装飾された「エコモード」のオン/オフスイッチ(写真中央)。パワートレインの制御が変化し、EV走行の頻度が上がる。
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13/25センターコンソールに備わるドライブモードセレクター。ドライブモードが「オート」の状態でないと、「エコモード」のボタンを押しても同モードには入らない。
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14/25ハイブリッドシステムを搭載した「エスクード」の車両重量は1320kg。改良前のターボ車は1220kgだったので、ちょうど100kg重くなった計算となる。
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15/25従来モデルから踏襲された本革とスエード調表皮のコンビシート。運転席と助手席には、2段階で温度調節が可能なシートヒーターが備わる。
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16/25リアシートは6:4の分割可倒式。Bセグメント車ゆえ前後方向のゆとりは必要十分といった感じだが、リアエンドまでルーフラインが高さを保つスタイリングの恩恵で、頭まわりに圧迫感を覚えることはない。
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17/25ボディーカラーは全6種類。ルーフと車体を塗り分けるツートンカラーは、4万4000円の有償オプションとなっている。
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18/254WDシステムは従来モデルと同じ電子制御式。走行モードに「スノー」や「ロック」が用意されていたり、スタックからの脱出を支援するブレーキ制御機能が備わっていたりと、悪路走行に配慮したシステムとなっているのがうれしい。
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19/25ちょっと気になったのがインフォテインメントシステム。日本生産のスズキ車には、SDLやApple CarPlay、Android Autoに対応する新世代のメモリーナビゲーションが搭載されているのだが、海外生産の「エスクード」では、採用がむずかしいのかもしれない。
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20/25今回の試乗では、高速道路やワインディングロードなどを遠慮なく走って、満タン法で14.1km/リッターの実燃費を記録。実感としては、15km/リッター程度なら無理なくいけると思えた。
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21/25定評のあった、後輪にきっちり駆動力を振り分ける4WD制御や、ワインディングロードでの気持ちのよい身のこなしは健在。ハイブリッドの「エスクード」は、走りでスズキを選ぶファンを納得させる出来栄えのクルマだった。
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22/25スズキ・エスクード
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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