-
1/21
-
2/21「ポルシェ・カイエン」のトップモデルとして2021年6月に導入された「ターボGT」。ニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)で、7分38秒9のSUV最速タイムを記録した。車両本体価格は2851万円。
-
3/21フロントに搭載される4リッターV8ツインターボエンジン。最高出力640PS/6000rpm、最大トルク850N・m/2300-4500rpmを発生する。この数値は「カイエン ターボ」よりも90PSと80N・m上回るものだ。
-
4/21ルーフパネルはカーボン製で、ボディーの軽量化に寄与している。後端に設置されるスポイラーには、こちらもカーボン製のサイドプレートが備わる。
-
5/21ブラックの大型リップスポイラーやボディー同色となったエプロン中央下部、開口面積が拡大された左右のエアインテークなど、「カイエン ターボGT」専用デザインが採用されたフロントエンド。
-
ポルシェ カイエン の中古車webCG中古車検索
-
6/21今回の試乗車は「サテン ネオジム」塗装仕上げの「22インチGTデザイン」ホイールに、前285/35ZR22 、後ろ315/30ZR22サイズの「ピレリPゼロ コルサ」タイヤを組み合わせていた。
-
7/21試乗車のインテリアには「GTインテリアパッケージ」が選択されていた。ブラックを基調に「ネオジム」のコントラストステッチが入り、ダッシュボードの一部やドアハンドル、センターコンソールのアシストグリップなどがRace-Tex仕上げとなる。
-
8/21「カイエン ターボGT」には「スポーツクロノパッケージ」が標準で装備される。ステアリングホイールのセンター右下にあるダイヤル式スイッチで走行モードが選択できるほか、ダイヤルスイッチの中央部には、約20秒間フルブースト状態を維持する赤い「スポーツレスポンススイッチ」が備わる。
-
9/21空調やインフォテインメントシステムの操作スイッチが並ぶセンターコンソールパネルの基本デザインは「パナメーラ」と共通。トランスミッションは「ティプトロニックS」と呼ばれる8段ATが採用されている。
-
10/2117mmローダウンしたスポーツシャシーに、剛性を最大15%向上させた3チャンバーエアサスペンションを採用。PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメントシステム)のダンパー特性やパワーステアリングプラス、PDCC(ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロールシステム)も専用チューンされている。
-
11/21PCCB(ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ)を標準で装備。ブレーキディスク径は前440mm、後ろ400mmで、キャリパーは前10ポッド、後ろ8ポッドの対向モノブロック型が組み込まれている。
-
12/21中央にテールパイプを2つ並べたスポーツエキゾーストシステムは、「カイエン ターボGT」の専用アイテム。軽量かつ耐熱性に優れたチタン製で、センターサイレンサーの廃止により重量を大幅に削減している。
-
13/21ステアリングホイールに備わるスイッチに加え、センターディスプレイのタッチパネルで走行モードを選択できる。写真は「Sport Plus」モードを選択した様子。
-
14/21「カイエン ターボGT」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4939×1989×1653mm、ホイールベースは2895mm。カイエンを名乗るが、ボディーは「カイエン クーペ」がベースとなる。
-
15/21リアエンドに「カイエン ターボ」のものよりも25mm大きいアダプティブリアスポイラーリップを装備。最高速度域でのダウンフォースを最大40kg増加させる効果がある。
-
16/21荷室容量は5人乗車の通常使用時で549リッター、後席背もたれを前方に倒すと最大1464リッターに拡大できる。荷室床面には「ブルメスターハイエンド3Dサラウンドサウンドシステム」用のサブウーファーが組み込まれている。
-
17/21シートのセンターに「ネオジム」のアクセントラインがデザインされた表皮と、ネオジムのシートベルトや「turbo GT」刺しゅうは、「GTインテリアパッケージ」の無償オプションとして選択できるアイテム。
-
18/212人乗り仕様となる後席。試乗車では、6万8000円の有償オプションとなるリアシート用のサイドエアバッグも選択されていた。
-
19/21「カイエン ターボGT」は、0-100km/h加速タイム3.3秒、0-200km/h加速タイム12.2秒、最高速300km/hというパフォーマンスを誇る。
-
20/21ポルシェ・カイエン ターボGT
-
21/21

石井 昌道
ポルシェ カイエン の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】 2025.9.4 24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。
-
ランボルギーニ・ウルスSE(4WD/8AT)【試乗記】 2025.9.3 ランボルギーニのスーパーSUV「ウルス」が「ウルスSE」へと進化。お化粧直しされたボディーの内部には、新設計のプラグインハイブリッドパワートレインが積まれているのだ。システム最高出力800PSの一端を味わってみた。
-
ダイハツ・ムーヴX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.2 ダイハツ伝統の軽ハイトワゴン「ムーヴ」が、およそ10年ぶりにフルモデルチェンジ。スライドドアの採用が話題となっている新型だが、魅力はそれだけではなかった。約2年の空白期間を経て、全く新しいコンセプトのもとに登場した7代目の仕上がりを報告する。
-
BMW M5ツーリング(4WD/8AT)【試乗記】 2025.9.1 プラグインハイブリッド車に生まれ変わってスーパーカーもかくやのパワーを手にした新型「BMW M5」には、ステーションワゴン版の「M5ツーリング」もラインナップされている。やはりアウトバーンを擁する国はひと味違う。日本の公道で能力の一端を味わってみた。
-
ホンダ・シビック タイプRレーシングブラックパッケージ(FF/6MT)【試乗記】 2025.8.30 いまだ根強い人気を誇る「ホンダ・シビック タイプR」に追加された、「レーシングブラックパッケージ」。待望の黒内装の登場に、かつてタイプRを買いかけたという筆者は何を思うのか? ホンダが誇る、今や希少な“ピュアスポーツ”への複雑な思いを吐露する。
新着記事
-
NEW
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】
2025.9.6試乗記空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。 -
NEW
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。 -
谷口信輝の新車試乗――BMW X3 M50 xDrive編
2025.9.5webCG Movies世界的な人気車種となっている、BMWのSUV「X3」。その最新型を、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? ワインディングロードを走らせた印象を語ってもらった。 -
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。