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1/11埼玉県が集中豪雨に見舞われた翌朝、安ド二等兵から「実家が床上浸水しちゃいました!」と、電話がかかってきた。安ド二等兵の実家にはセクシージャンボこと、愛車「ハイゼット トラック ジャンボ」を預かってもらっていたのだ。ジャンボの安否やいかに。
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2/11私の自宅は東京・杉並区内を流れる中小河川(善福寺川)にほど近い。大雨が降ると必ず警戒警報が発令されるも、被災したことはまだなく、環状7号線の地下に巨大な調整池(トンネル)ができてからは、ほとんど心配しなくなった。
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3/11縦列駐車で愛車フェラーリが並んだ自宅ガレージ。自宅の床よりもフェラーリの床のほうが低いので、川の水があふれたら大雨のなか自走して、少し高いところに退避させなきゃなぁ、と思い続けてきた。
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4/112021年6月に総額40万円で購入した人生初の軽トラ、1990年式「ダイハツ・ハイゼット トラック ジャンボ」。2WDの5段MTで、走行距離は5万8000km。エアコンは壊れていた。
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5/11なんとぉ! セクシージャンボのヘッドランプの上に最高水位の痕跡があぁぁぁぁぁぁぁ! フロアより上まで浸水した場合は、水没車扱いになるようだ。
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6/11ジャンボは屋根付きガレージの下に、一見したところ割と平然とたたずんでいた。一方、安ド実家は床上浸水で大損害、畳や床は全滅状態。いわゆる「水害ニュース」そのままの光景だった。
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7/11まさか、東松山で水没被害に遭うとは。安ド実家のほうが心配だが、ご家族は無事ってことでなにより。今回は河川の氾濫などではなく、排水溝の網にゴミが詰まって安ド実家と隣の2軒だけ浸水したらしい。
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8/11パッと見では大丈夫なようだったが、よく見るとヘッドランプの中が金魚鉢! この高さ、フェラーリだったらほとんどの車種で完全水没だろう。
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9/11ドアを開ければ室内は泥で茶色くなり、センターコンソールには水がたまっていた。グローブボックス内にあった車検証も水浸し! 衛生的にもダメっぽいし、これほどの被害であれば電装系は確実にアウトだろう。
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10/11一応バッテリーの電圧を測ってみると、コンディションは「GOOD」と出た。キーを回したら電源も入ったが、よくわからないカチカチ音が鳴り響いた。
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11/11あらためて水害は恐ろしいと感じてしまった。クルマも家も、数時間水につかっただけで大変なことになるんだとしみじみ。しのびないが、涙をのんで廃車屋さんを手配することにした。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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