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1/22機能を追求した結果なのか、あるいはキュートなデザインによる訴求力を狙ったのかは定かではないが、かわいいスタイリングでファンを魅了した、クラシックカーを5モデル紹介する。
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2/22シトロエン5HP
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3/221922年に登場した「シトロエン5HP」は、4年間で約8万台を売り上げた当時のベストセラーモデル。2座仕様に加え、リア中央部にシートが備わる3座仕様も用意されていた。
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4/22「シトロエン5HP」の販売に用いられた1923年当時のパンフレット。写真ではなく、イラストで車両が紹介されている。
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5/22シトロエンと語感の似た「シトロン(Citron:レモン)」から、レモンイエローの標準色も設定された。
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6/22フィアット500
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7/221936年に発表された初代「フィアット500」は、その容姿から「トポリーノ(Topolino)」というニックネームで呼ばれた。
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8/22「フィアット500」のインテリア。ドアは後ろヒンジで、後方に向かって開く。写真の車両は後席が追加されたモデルで、スライド式のファブリック製ルーフが備わる。
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9/22写真は2020年に米国インディアナで行われたRMオークションに出品された1947年の「フィアット500」。その落札価格は2万8000ドル(当時のレートで邦貨にして約350万円)であった。
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10/22オースチン・ヒーレー・スプライトMk1
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11/221958年に登場した「オースチン・ヒーレー・スプライト」。つぶらな瞳(ヘッドランプ)とほほ笑んだような口(ラジエーターグリル)、全身に丸みを帯びたプロポーションなどが特徴だった。英国では「フロッグアイ」、米国では「バグアイ」、日本では「カニ目」との別名で呼ばれ親しまれた。
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12/22「オースチン・ヒーレー・スプライトMk1」のインテリア。インストゥルメントパネルのほぼ中央に、キーシリンダーが配置されている。
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13/22最高出力46PSの1リッター直4エンジンを搭載。ボディーサイズは全長×全幅×全高=3490×1350×1210mm。オープンモデルながら、車重は640kgと軽量に仕上げられていた。
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14/22ダットサン・ベビイ
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15/22愛知機械工業が開発し、1961年に発売された超小型ピックアップトラック「コニー・グッピー」。軽自動車規格よりも小さく、200ccの2ストローク単気筒エンジンを搭載していた。
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16/22「ダットサン・ベビイ」は、1965年にオープンした神奈川・横浜市にあるレジャー施設「こどもの国」の、子供向けアトラクション用自動車として日産が製作、寄贈したもの。「コニー・グッピー」をベースに開発された。
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17/22日産テクニカルセンター(日産自動車の開発部門)の従業員を中心に構成されたボランティア組織、日産名車再生クラブの手によってレストアされ、2015年に復活した「ダットサン・ベビイ」の100号車。
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18/22フルダモビル・タイプS
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19/222013年の米ジョージアのRMオークションに出品された1956年の「フルダモビル・タイプS-6」。5万1750ドル(当時のレートで邦貨換算約490万円)で落札された。
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20/22「フルダモビル・タイプS」のドアは後ろヒンジで後方に向かって開くタイプ。写真の車両は1950年代の生産車両と同じチェック柄表皮を用いてレストアされ、オークション出品時の仕上がりは、新品同様であったという。
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21/22写真の外装色はハンターグリーンと呼ばれるもの。リアハッチを開けると、キャビン後方に設置された荷室にアクセスできる。
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22/221955年登場の「S-4」で4輪化(後輪ナロートレッド2輪)。「S-6」ではホイールベースが100mm延長され、1900mmとなった。

武田 公実
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