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2/25「BMW M1000R」は、ネイキッドスポーツ「S1000R」の高性能バージョンである。プロジェクトマネージャーのラルフ・メルレケン氏は「カントリーロードとサーキットの両方で、スーパースポーツ・ロードスターに求められる要件を満たすために開発した」と説明している。
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3/25かつてBMWのモーターサイクルでは、ハイパフォーマンスモデルや高性能化のオプションパーツを「HP」の名のもとに展開してきたが、現行「S1000RR」の登場より、四輪車にならい「M」の名称を用いることとなった。
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4/25エンジンには現行世代の1リッター水冷4気筒のなかでも最新のものを採用。「S1000RR」のそれをベースとしたもので、既存の「S1000R」とほぼ同等の中速トルクを確保しつつ、大幅な高回転化・高出力化を実現している。
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5/25車両重量は199kg(DIN空車重量)。エンジンの最高出力は210PSなので、パワーウェイトレシオは1kg/PSを切る。
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6/25動力性能については、0-200km/h加速が7.5秒、最高速が280km/hと公称されている。特に前者については、「S1000R」より0.5秒も速い。
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7/25足まわりでは、ブラックで塗装されたφ45mmの倒立フロントフォークが目を引く。タイヤサイズは前が120/70ZR17、後ろが200/55ZR17と、標準仕様の「S1000R」よりリアタイヤが10mmワイド化されている。
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8/25足まわりの特徴的な装備である、アジャスタブルステアリングダンパー。フロントフォークと同じくマルゾッキ製で、10段階のクリック調整機能が備わる。
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9/25シート高は840mmが標準で、オプションでローシート仕様やハイシート仕様、ピリオンシートなどが用意される。
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10/25「M1000R」ではダウンフォースを増大するべくフロントサイドパネルにウイングレットを装着。走行安定性の向上に加え、サーキットではコーナー前でのブレーキングを遅らせたり、ウイリーの発生を抑えたりといった効果も期待できる。
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11/25「Mウイングレット」は、160km/h走行時に前軸荷重を11kg増加させる効果がある。この装着に伴う空気抵抗の増大に対応するため、オプションでインストゥルメントクラスターの前に装備するウインドディフレクターが用意される(「Mコンペティションパッケージ」に含まれる)。
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12/25スーパーバイク世界選手権での知見をもとに開発されたというブレーキは、前が4ピストンキャリパーにφ320mmのダブルディスク、後ろがシングルピストンキャリパーにφ220mmのディスクの組み合わせ。キャリパーには前後ともにブルーのアルマイト加工が施される。
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13/25ドライブトレインではトランスミッションの4速・5速・6速をクロスレシオ化したほか、ドリブンスプロケットの歯数を47丁に変更(「S1000R」は45丁)。より加速重視の設定とした。
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14/25ライディングモードは既定の「レイン」「ロード」「ダイナミック」「レース」の4種類。カスタマイズモードの「レースプロ」も用意されており、計3種類の設定を記憶させられる。
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15/25カスタマイズモードの「レースプロ」では、スロットルレスポンスとエンジンブレーキのドラッグトルクを、それぞれ3段階で調整できる。
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16/25サーキットで試乗したスーパースポーツ「S1000RR」の2023年モデル。パワートレイン、シャシー、空力、電子制御と、全方位的な改良を受けている。
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17/25大幅に変更されたフロントまわり。ウイングレットや、「M1000RR」と同じハイスクリーン、新型のサイドパネルなどにより、空力性能の向上が図られた。
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18/25足まわりでは、これまでオプション設定だった「Mシャシーキット」を標準装備化。スイングアームのピボットポイントとリアエンドの高さが調整可能となっている。
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19/25操作応答性や前輪からのフィードバックなどの精度向上を図るべく、シャシージオメトリーも細かく変更。ステアリングヘッド角を0.5°平らにしたほか(66.9°→66.4°)、トレール量を93.9mmから99.8mmに拡大。ホイールベースも1457mmに延長した。
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20/25電子制御も強化しており、新たにコーナーでのドリフト角を設定できる「ブレーキスライドアシスト」と、加速時のドリフトを抑制する「DTCスライドコントロール」が追加された。
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21/25「ABSプロ」とは、コーナリング中にブレーキをかけても挙動が不安定にならないようアシストする電子デバイスだ。今回の改良では、制御モードにトレッドのないスリックタイヤの装着を想定した「スリック」が追加された。
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22/25足まわりにはオプションで、純正の鋳造アルミホイールより軽量・高剛性な、鍛造アルミホイールやカーボンホイールなども用意されている。
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23/25マイナーチェンジにより、より高い次元へと進化を遂げた2023年モデルの「S1000RR」。「M1000R」ともども、日本導入が待ち遠しい一台だ。
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24/25BMW M1000R
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25/25BMW S1000RR

伊丹 孝裕
モーターサイクルジャーナリスト。二輪専門誌の編集長を務めた後、フリーランスとして独立。マン島TTレースや鈴鹿8時間耐久レース、パイクスピークヒルクライムなど、世界各地の名だたるレースやモータスポーツに参戦。その経験を生かしたバイクの批評を得意とする。
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