-
1/19
-
2/192022年11月に導入が発表されたルノーのクーペSUV「アルカナR.S.ライン マイルドハイブリッド」に試乗した。車両本体価格は、同年5月に発売されたフルハイブリッドモデルよりも30万円安い399万円。
-
3/19日本に導入される「アルカナ」のマイルドハイブリッドモデルは、モータースポーツの血統を受け継ぐというスポーティーグレード「R.S.ライン」のみの設定。
-
4/19グリル中央に「ロザンジュ」と呼ばれるひし形のエンブレムが置かれたフロントフェイスのデザインは、フルハイブリッドシステムを搭載する「E-TECHハイブリッド」に準じたもの。ただし、搭載するパワートレインやグレード名を示すエンブレムなどは備わらない。
-
5/19「アルカナR.S.ライン マイルドハイブリッド」のパワートレインは、最高出力158PS、最大トルク270N・mの1.3リッター直4ターボエンジンと、同5PS、同19.2N・mのBSGと呼ばれる補助モーター、そして12Vリチウムイオンバッテリーで構成されている。
-
ルノー の中古車webCG中古車検索
-
6/19なだらかに傾斜したルーフラインが目を引く、ルノー初のクーペスタイルSUV「アルカナ」。全長×全幅×全高=4570×1820×1580mmのボディーサイズや、2720mmのホイールベースは「E-TECHハイブリッド」と「マイルドハイブリッド」で共通するが、車重は後者のほうが90kg軽い1380kgとなる。
-
7/19「アルカナ」のプラットフォームは、ルノーが主導しアライアンスパートナーである日産および三菱との3社で共同開発された「CMF-B」と呼ばれるもの。最新世代の運転支援システムへの対応と、軽量・高剛性がうたわれている。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式、リアがトーションビーム式。
-
8/19ドアとダッシュボードにカーボン調パネルが組み込まれ、インパネ上部に赤いアクセントラインが入る「アルカナR.S.ライン マイルドハイブリッド」のインテリア。レザーステアリングホイールにはヒーターが標準で装備される。
-
9/19デュアルクラッチ式の7段DCTを介して前輪を駆動。「E-TECHハイブリッド」には設定のなかったシフトパドルも備わっており、ステアリングホイールから手を離すことなく瞬時にギアチェンジが行える。
-
10/19「シルバーストーン」と呼ばれる標準の18インチアロイホイールに、215/55R18サイズのタイヤを組み合わせるのは「E-TECHハイブリッド」と共通。試乗車両には「クムホ・エクスタHS51」タイヤが装着されていた。
-
11/19今回試乗した「アルカナR.S.ライン マイルドハイブリッド」の外装色は「ブラン ペルレM」と呼ばれるもの。これを含め全4色からボディーカラーが選択できるのは、先に販売された「R.S.ラインE-TECHハイブリッド」と同様だ。
-
12/19表示デザインやイルミネーションが走行モードに連動して切り替わるほか、好みのカラーにカスタマイズできる10.2インチサイズの液晶メーター。写真は「ルノーマルチセンス」で「Sport」モードを選択した様子。
-
13/19ダッシュボードセンターに置かれた7インチのタッチスクリーン。ドライブモードや室内照明などを任意にセッティングできる「ルノーマルチセンス」のコントロール機能のほか、後退時にリアビューやトップビューを自動で表示する360度カメラ機能なども備わっている。
-
14/19シートは、滑らかなレザーと触感のいいスエード調の素材で仕立てられている。前席左右には、いずれも電動調整機能とヒーターが標準で装備される。
-
15/19前席と同じく、レザーとスエード調のコンビネーション表皮に赤いステッチが入る後席。ルーフが傾斜しているため、ヘッドルームは少しタイトに感じた。背もたれにはセンターアームレストと、60:40の分割可倒機構が備わっている。
-
16/19後席を使用する通常時の荷室容量は「E-TECHハイブリッド」の33リッター増しとなる513リッター。フロアボードは2段階の調整式で、上段にセット(写真)すると前方に倒した後席背もたれと床面がほぼフラットになる。
-
17/19アイドリングストップからのエンジン再始動は滑らかで、3500rpmあたりから盛り上がるパワー感も気持ちがいい。パワートレインへの負荷が低い場面では、エンジンと駆動輪を切り離して燃費を稼ぐ、コースティングモードに入る。
-
18/19ルノー・アルカナR.S.ライン マイルドハイブリッド
-
19/19

サトータケシ
ライター/エディター。2022年12月時点での愛車は2010年型の「シトロエンC6」。最近、ちょいちょいお金がかかるようになったのが悩みのタネ。いまほしいクルマは「スズキ・ジムニー」と「ルノー・トゥインゴS」。でも2台持ちする甲斐性はなし。残念……。
ルノー の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
日産エクストレイルNISMOアドバンストパッケージe-4ORCE(4WD)【試乗記】 2025.12.3 「日産エクストレイル」に追加設定された「NISMO」は、専用のアイテムでコーディネートしたスポーティーな内外装と、レース由来の技術を用いて磨きをかけたホットな走りがセリングポイント。モータースポーツ直系ブランドが手がけた走りの印象を報告する。
-
アウディA6アバントe-tronパフォーマンス(RWD)【試乗記】 2025.12.2 「アウディA6アバントe-tron」は最新の電気自動車専用プラットフォームに大容量の駆動用バッテリーを搭載し、700km超の航続可能距離をうたう新時代のステーションワゴンだ。300km余りをドライブし、最新の充電設備を利用した印象をリポートする。
-
ドゥカティXディアベルV4(6MT)【レビュー】 2025.12.1 ドゥカティから新型クルーザー「XディアベルV4」が登場。スーパースポーツ由来のV4エンジンを得たボローニャの“悪魔(DIAVEL)”は、いかなるマシンに仕上がっているのか? スポーティーで優雅でフレンドリーな、多面的な魅力をリポートする。
-
ランボルギーニ・テメラリオ(4WD/8AT)【試乗記】 2025.11.29 「ランボルギーニ・テメラリオ」に試乗。建て付けとしては「ウラカン」の後継ということになるが、アクセルを踏み込んでみれば、そういう枠組みを大きく超えた存在であることが即座に分かる。ランボルギーニが切り開いた未来は、これまで誰も見たことのない世界だ。
-
アルピーヌA110アニバーサリー/A110 GTS/A110 R70【試乗記】 2025.11.27 ライトウェイトスポーツカーの金字塔である「アルピーヌA110」の生産終了が発表された。残された時間が短ければ、台数(生産枠)も少ない。記事を読み終えた方は、金策に走るなり、奥方を説き伏せるなりと、速やかに行動していただければ幸いである。
新着記事
-
NEW
バランスドエンジンってなにがスゴいの? ―誤解されがちな手組み&バランスどりの本当のメリット―
2025.12.5デイリーコラムハイパフォーマンスカーやスポーティーな限定車などの資料で時折目にする、「バランスどりされたエンジン」「手組みのエンジン」という文句。しかしアナタは、その利点を理解していますか? 誤解されがちなバランスドエンジンの、本当のメリットを解説する。 -
NEW
「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」の会場から
2025.12.4画像・写真ホンダ車用のカスタムパーツ「Modulo(モデューロ)」を手がけるホンダアクセスと、「無限」を展開するM-TECが、ホンダファン向けのイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」を開催。熱気に包まれた会場の様子を写真で紹介する。 -
NEW
「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」の会場より
2025.12.4画像・写真ソフト99コーポレーションが、完全招待制のオーナーミーティング「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」を初開催。会場には新旧50台の名車とクルマ愛にあふれたオーナーが集った。イベントの様子を写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RSブラックエディション/CR-V e:HEV RSブラックエディション ホンダアクセス用品装着車
2025.12.4画像・写真まもなく日本でも発売される新型「ホンダCR-V」を、早くもホンダアクセスがコーディネート。彼らの手になる「Tough Premium(タフプレミアム)」のアクセサリー装着車を、ベースとなった上級グレード「RSブラックエディション」とともに写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RS
2025.12.4画像・写真およそ3年ぶりに、日本でも通常販売されることとなった「ホンダCR-V」。6代目となる新型は、より上質かつ堂々としたアッパーミドルクラスのSUVに進化を遂げていた。世界累計販売1500万台を誇る超人気モデルの姿を、写真で紹介する。 -
アウディがF1マシンのカラーリングを初披露 F1参戦の狙いと戦略を探る
2025.12.4デイリーコラム「2030年のタイトル争い」を目標とするアウディが、2026年シーズンを戦うF1マシンのカラーリングを公開した。これまでに発表されたチーム体制やドライバーからその戦力を分析しつつ、あらためてアウディがF1参戦を決めた理由や背景を考えてみた。






























