-
1/23
-
2/23今日のアストンマーティンにおいて、中軸を担うモデルとなっている「DB」シリーズ。「DB12」はその最新モデルであり、2023年5月に発表された。
-
3/23従来モデルから全面的に刷新された車内空間。レザーインテリアの老舗「Bridge of Weir(ブリッジ・オブ・ワイル)」の手縫いの皮革が採用されている。
-
4/23「DB」シリーズの車名は、今日に至るアストンマーティンの礎を築いた経営者、デイヴィッド・ブラウンの名からとられたもの。今年で75周年を迎える、伝統ある車名だ。
-
5/23アストンマーティンは1913年に誕生した老舗のスポーツカーメーカーである。2022年7月には、来るべき未来へ向けた新デザインのエンブレムが発表されており、当然ながら「DB12」にも、それが用いられている。
-
アストンマーティン の中古車webCG中古車検索
-
6/23車体には、近年のアストンマーティン車に共通する接着アルミニウム構造を採用。アンダーボディーコンポーネントの変更により、車体のねじり剛性は「DB11」より約7%向上している。
-
7/23フロントまわりでは、エンジンの大幅な出力向上に伴いラジエーターグリルのサイズを拡大。開口部が実に56%も広くなった。
-
8/23ドライバーインフォメーションディスプレイには10.25インチのTFT液晶を採用。奇抜な機能などは備わっていないが、運転中、目ざわりに感じない控えめさが好印象だった。
-
9/23運転席と助手席を分ける、幅広のセンターコンソール。インストゥルメントパネルまわりのデザイン変更に伴い、イグニッションスイッチやシフトセレクター、エアコンのコントローラーなどもこちらに配されることとなった。
-
10/23パワーユニットにはメルセデスAMG製の4リッターV8ツインターボエンジンを採用。従来モデルには用意のあった、5.3リッターV12ツインターボエンジンは設定されなかった。
-
11/23電子制御デファレンシャルの「E-Diff」は、従来のLSDとは異なり、全開からフルロックまで瞬時にデファレンシャルの状態を変えることが可能。コーナリング性能の大幅な向上に寄与する。
-
12/23センターコンソールに備わる可変ダンパーの操作スイッチ(上から3番目)。「DB12」では従来モデルよりダンパー制御の帯域幅を500%増加。「GT」モードではより快適な乗り心地を提供し、「スポーツ/スポーツ+」モードでは、より引き締まった身のこなしを実現するようになった。
-
13/23南仏のワインディングロードにて「DB12」をドライブする筆者。
-
14/23ドライブトレインでは、より力強い中間加速を実現すべく、最終減速比を3.083:1と低く設定したのも特徴。動力性能は、0-100km/h加速が3.6秒、最高速が325km/hとされている。
-
15/23タイヤにはミシュランと共同開発した専用設計の「パイロットスポーツ5」を採用。ブレーキは前:φ400mm、後ろ:φ360mmの鋳鉄製ディスクローターが標準で、オプションでカーボンセラミックブレーキも用意される。
-
16/23オーディオには、新たなパートナーであるBowers&Wilkinsと共同開発した、15基のスピーカーと出力1170Wのダブルアンプを備えたサラウンドサウンドシステムをオプションで用意している。
-
17/23シートにはヒーターや12wayの電動調整機構を標準で採用。新しいデザインのキルティングパターンも注目のポイントとなっている。
-
18/23アストンマーティンが初めて自社開発した新しいインフォテインメントシステムは、30ミリ秒という素早い応答性が特徴。スマートフォンのミラーリング機能は、ワイヤレス接続に対応している。
-
19/23アストンマーティンの次世代スポーツカー製品群の第1弾となる「DB12」。デリバリー開始は2023年第3四半期を予定している。
-
20/23アストンマーティンDB12
-
21/23
-
22/23
-
23/23

西川 淳
永遠のスーパーカー少年を自負する、京都在住の自動車ライター。精密機械工学部出身で、産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰(ふかん)して自動車を眺めることを理想とする。得意なジャンルは、高額車やスポーツカー、輸入車、クラシックカーといった趣味の領域。
アストンマーティン の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
ホンダ・レブル250 SエディションE-Clutch(6MT)【レビュー】 2025.9.9 クラッチ操作はバイクにお任せ! ホンダ自慢の「E-Clutch」を搭載した「レブル250」に試乗。和製クルーザーの不動の人気モデルは、先進の自動クラッチシステムを得て、どんなマシンに進化したのか? まさに「鬼に金棒」な一台の走りを報告する。
-
MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル(FF/7AT)【試乗記】 2025.9.8 「MINIコンバーチブル」に「ジョンクーパーワークス」が登場。4人が乗れる小さなボディーにハイパワーエンジンを搭載。おまけ(ではないが)に屋根まで開く、まさに全部入りの豪華モデルだ。頭上に夏の終わりの空気を感じつつ、その仕上がりを試した。
-
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】 2025.9.6 空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。
-
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】 2025.9.4 24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。
-
ランボルギーニ・ウルスSE(4WD/8AT)【試乗記】 2025.9.3 ランボルギーニのスーパーSUV「ウルス」が「ウルスSE」へと進化。お化粧直しされたボディーの内部には、新設計のプラグインハイブリッドパワートレインが積まれているのだ。システム最高出力800PSの一端を味わってみた。
新着記事
-
NEW
思考するドライバー 山野哲也の“目”――BMW M5編
2025.9.11webCG Moviesシステム最高出力727PS、システム最大トルク1000N・mという新型「BMW M5」に試乗した、レーシングドライバー山野哲也。規格外のスペックを誇る、スーパーセダンの走りをどう評価する? -
NEW
日々の暮らしに寄り添う新型軽BEV 写真で見る「ホンダN-ONE e:」
2025.9.11画像・写真ホンダの軽電気自動車の第2弾「N-ONE e:(エヌワンイー)」の国内販売がいよいよスタート。シンプルさを極めた内外装に、普段使いには十分な航続可能距離、そして充実の安全装備と、ホンダらしい「ちょうどいい」が詰まったニューモデルだ。その姿を写真で紹介する。 -
NEW
オヤジ世代は感涙!? 新型「ホンダ・プレリュード」にまつわるアレやコレ
2025.9.11デイリーコラム何かと話題の新型「ホンダ・プレリュード」。24年の時を経た登場までには、ホンダの社内でもアレやコレやがあったもよう。ここではクルマの本筋からは少し離れて、開発時のこぼれ話や正式リリースにあたって耳にしたエピソードをいくつか。 -
NEW
ポルシェ911カレラT(前編)
2025.9.11谷口信輝の新車試乗製品の先鋭化に意欲的なポルシェが、あえてピュアな楽しさにこだわったというモデル「ポルシェ911カレラT」。さらなる改良を加えた最新型を走らせた谷口信輝は、その仕上がりにどんなことを思ったか? -
NEW
第927回:ちがうんだってば! 「日本仕様」を理解してもらう難しさ
2025.9.11マッキナ あらモーダ!欧州で大いに勘違いされている、日本というマーケットの特性や日本人の好み。かの地のメーカーやクリエイターがよかれと思って用意した製品が、“コレジャナイ感”を漂わすこととなるのはなぜか? イタリア在住の記者が、思い出のエピソードを振り返る。 -
トヨタ・カローラ クロスZ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.9.10試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジモデルが登場。一目で分かるのはデザイン変更だが、真に注目すべきはその乗り味の進化だ。特に初期型オーナーは「まさかここまで」と驚くに違いない。最上級グレード「Z」の4WDモデルを試す。