「フェラーリ・レーシング・デイズ2023」の会場より(その1)
2023.07.04 画像・写真2023年7月1日と7月2日の2日間、静岡・富士スピードウェイで「FERRARI RACING DAYS 2023(フェラーリ・レーシング・デイズ2023)」が開催された。
フェラーリ・レーシング・デイズは、フェラーリ・ジャパンによって行われるオーナーとファンのためのサーキットイベントである。富士スピードウェイでの開催は2018年以来5年ぶりのことで、全国から650台以上のフェラーリと1300人のオーナーが集結。日本のオーナーが所有するF1マシン「F10」「F2008」「F2005」「F399」「412T2」や、貴重なサーキット走行専用車「599XX」「FXX」「FXX K」などが富士のレーシングコースを走り、来場者を大いに盛り上げた。
また今回のフェラーリ・レーシング・デイズでは、同年(2023年)にスタートしたワンメイクレース「FERRARI CHALLENGE TROFEO PIRELLI JAPAN(フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン)」の第3戦も開催。総勢26台の「フェラーリ488チャレンジEVO」が、激しい戦いを繰り広げた。
このほかにも、ピットでは新たな「グループGT3」規格のレーシングカー「296GT3」の日本初公開や、サーキットを走行したF1マシンや「XX」モデルを間近で見られるピットツアーも開催。イベント2日目に行われたパレードランには、総勢200台もの車両が参加し、富士のレーシングコースをフェラーリ一色に染め上げた。
大いに盛り上がったイベントの様子を、写真で紹介する。
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1/425年ぶりに富士スピードウェイで開催された「フェラーリ・レーシング・デイズ」。2日間で実に650台以上のフェラーリが集結したという。
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2/42パドックへ続々と入場してくる来場者のフェラーリ。
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3/42パドックの入り口では「296GTB/GTS」や「SF90」など、フェラーリの最新モデルが来場者を出迎えていた。
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4/42富士スピードウェイで行われるイベントだけに、サーキットプログラムが豊富なのも「フェラーリ・レーシング・デイズ」の特徴。早朝には、メディア向けにプロドライバーによる「SF90」の同乗体験会も催され、記者も近藤 翼選手のドライビングにより臨死体験、もとい、強烈な横Gとゴールブリッジ手前で300km/h(メーター読み)に達するドトウの加速を味わった。
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5/42普段はお目にかかれない、貴重なクルマの走る雄姿が拝めるのもこのイベントの魅力だ。写真は「XXプログラム」にて、富士のレーシングコースを走る「フェラーリFXX K EVO」(写真向かって右)と「599XX EVO」(同左)。
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6/42フェラーリ599XX EVO
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7/42フェラーリFXX K EVO
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8/42フェラーリFXX K EVO
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9/42フェラーリFXX K EVO
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10/42フェラーリFXX K EVO
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11/42フェラーリFXXエボルツィオーネ
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12/42フェラーリFXXエボルツィオーネ
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13/42走行を終えた「フェラーリFXX K EVO」がピットに戻ると、早速メカニックがクルマの状態をチェック。「XXプログラム」では多数のメカニックが参加者のマシンに充てられており、まさに至れり尽くせりの状態でスポーツ走行を楽しむことができる。
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14/42「XX」モデルの整備・点検を行うピットの様子。午後には来場者に「XXプログラム」の内容や各参加車両を紹介する、ピットツアーも行われた。
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15/42「XXプログラム」の隣のピットにて、出走の準備が進むF1マシン。
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16/42「フェラーリ・レーシング・デイズ2023」では、2023年から開始されたワンメイクレース「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン」の第3戦も行われた。
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17/42「フェラーリ・チャレンジ」は、サーキット専用車「フェラーリ488EVO」で競われるワンメイクレースだ。フェラーリ・ジャパンは各レース20台ほどのエントリーを見込んでいるが、今回は26台ものマシンが参戦した。
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18/42「ジェントルマンドライバーによるワンメイクレース」という言葉のイメージとは裏腹に、サーキットの各所で激しいバトルが繰り広げられる。
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19/42タイヤがタレてくるのか。レースも後半になると、コーナーでオーバーランしたり、スピンしてしまうクルマの姿も。
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20/42スピンした前走車をフルブレーキとハンドリングでかわしたマシンが、足もとから白煙を吹きながらコーナーを立ち上がっていく。
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21/42ちなみに、「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン」でセーフティーカーを務めるのは、フェラーリの最新モデル「296GTB」だ。フェラーリ・ジャパンが購入し、セーフティーカー用の架装を施したものである。
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22/42「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン」の表彰式の様子。7月1日の「レース1」が悪天候で中止となったため、7月2日には「レース1」「レース2」と、2回にわたりレースが行われた。(写真:フェラーリ・ジャパン)
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23/42「フェラーリ・レーシング・デイズ」では、モータースポーツなどでフェラーリとの関係が深いピレリがタイヤを供給している。ちなみに、フェラーリは新しいレーシングカー「296GT3」や「296チャレンジ」のタイヤも、ピレリと共同開発しているとのこと。
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24/42レースと同等の体制で「フェラーリ・レーシング・デイズ」をバックアップしているというピレリ。持参したタイヤは実に1000本。スタッフは15人で、1時間に100本のタイヤをセットできる体制を整えているという。
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25/42ピットツアーにて、フェラーリの関係者が「顧客に提供できる最高のカスタマーエクスペリエンス」と説明していた「F1クリエンティ」。オーナーはフェラーリのサポート体制のもと、自身の所有するF1マシンでサーキットを走ることができる。(写真:フェラーリ・ジャパン)
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26/42ホームストレートを駆ける「フェラーリF2008」。自然吸気エンジン時代のF1マシンは、今日では耳にすることのできない甲高いエキゾーストサウンドで、来場者を沸かせていた。
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27/42フェラーリ412T2
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28/42フェラーリF399
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29/42フェラーリF2008
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30/42フェラーリF2008
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31/42フェラーリF2008
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32/42フェラーリF10
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33/42フェラーリF10
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34/42フェラーリF10
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35/42「F1クリエンティ」でメカニックを務めるのは、かつてフェラーリのF1チーム「スクーデリア・フェラーリ」のクルーだった人ばかり。また、もしクルマがトラブルを起こしたとしても、エンジンもシャシーも自製しており、歴代F1マシンのすべての設計図を保管しているフェラーリであれば、きちんと部品を再生産してクルマを直すことができるという。F1クリエンティは、まさにフェラーリにしかできないサービスなのだ。
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36/42あまりの見どころの多さに、記者もさすがにひと休憩。「フェラーリ・レーシング・デイズ2023」では、ピットビルに実に4カ所ものラウンジと、特設レストランが開設されていた。
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37/42ピットビル3階にてアイスクリームの販売店を発見したので、さっそくいただく。店員さんいわく、厳密には「ヴェンキ(Venchi)はイタリアのチョコレートとジェラートの専門店です」とのこと。いただいたチョコバナナのジェラートは、隠し味に洋ナシも入っているとのことで、濃厚なのにほのかな酸味があって甘ったるくなく、大変に美味でした。
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38/42こちらはピットビル2階の特設レストラン「Ristorante FIORANO」にていただいたランチ。まずは2種類のパスタと、プチトマトとモッツァレラチーズから。余談だが、このとき記者は、モッツァレラチーズは冷水に浸してつくるのだと初めて知った。
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39/42続いてメインディッシュ。料理の名前は忘れてしまったが、こちらも大変美味でした。
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40/42会場内では、ピットや屋外の特設テントだけではなく、ラウンジ内にもフェラーリの車両が展示されていた。時間があれば、どこにどんな車両があるか、めぐってみるのも面白かったかもしれない。写真は「Icona Lounge」に展示されていた「フェラーリ・デイトナSP3」。
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41/42イベント2日目にあたる7月2日の午後には、参加車によるパレードランも実施。実に200台ものフェラーリが、富士スピードウェイのレーシングコースを埋め尽くした。(写真:フェラーリ・ジャパン)
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42/42今回もそのスケールに圧倒された「フェラーリ・レーシング・デイズ」。フェラーリが語るカスタマーエクスペリエンスの一端を理解できた気がした。(写真:フェラーリ・ジャパン)