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2/332022年5月に世界初公開、同年11月に日本で販売が開始された新型「レクサスRX」。レクサスのクロスオーバー商品群の、最上位モデルにあたる。(写真:向後一宏)
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3/33インテリアは開放感と包まれ感の両立を意図して各部をデザイン。運転席まわりには、ステアリングスイッチやヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、運転に集中しながらカーナビやオーディオなどの操作ができる「Tazuna Concept」に沿った設計を取り入れている。(写真:向後一宏)
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4/33パワートレインの種類は豊富で、純ガソリンエンジンの「350」、ハイブリッドの「350h」と「500h」、プラグインハイブリッドの「450h+」(写真)が用意される。
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5/33かつては国産メーカーのなかにもライバルが存在した「レクサスRX」だが、それらはいずれも、廃止となるか海外専売モデルとなるかして、日本から去っていった。今日では、主に海外メーカーの高級クロスオーバーがライバルといえる。
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6/332023年7月には、日本仕様にも2.5リッターハイブリッドの「RX350h」を設定。同時に「RX350」に「アドバンストパーク」のリモート機能を追加するなど、一部改良も実施された。
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7/33日本に導入されるトリムグレードは“バージョンL”“Fスポーツ””Fスポーツ パフォーマンス”の3種類。写真は「RX450h+“バージョンL”」だ。
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8/33本革と本木目のステアリングホイールを備えた“バージョンL”のインストゥルメントパネルまわり(写真は「RX450h+“バージョンL”」)。新型「RX」では、「14インチタッチディスプレイオーディオPlus」や「レクサスクライメイトコンシェルジュ(3ゾーン独立温度調整オートエアコン)」などが全車に標準で装備される。
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9/33“バージョンL”に備わるセミアニリン本革シート。10wayのメモリー機能付き電動調整機構と4wayの電動ランバーサポート、シートヒーター、ベンチレーション機能などが装備される。
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10/33後席は4:2:4の分割可倒式。電動のリクライニングや格納機能、シートヒーター、ベンチレーション機能などが、「350“Fスポーツ”」にオプションで、その他のモデルに標準で装備される。
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11/33スポーティーなキャラクターが付与された“Fスポーツ”(写真は「RX350“Fスポーツ”」)。外装では前後バンパーの意匠が大きく異なるほか、フロントグリルがメッシュタイプとなる。
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12/33“Fスポーツ”系のグレードではTFT液晶メーターが専用デザインとなるほか、ステアリングホイールとシフトレバーに専用のディンプル加工を採用。ペダルもアルミ製となる。
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13/33“Fスポーツ”系のグレードに装備される、本革とウルトラスエードのスポーツシート。“バージョンL”とほぼ同等の機能・装備を備える(ただし電動調整機構は8way、電動ランバーサポートは2wayとなる)。「F SPORT」のロゴ入りヘッドレストは、上下だけでなく前後の位置調整も可能だ。
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14/33新型「RX」の最上級モデルにあたる「RX500h“Fスポーツ パフォーマンス”」。前後バンパーのモールをボディー同色としたり、ドアウィンドウフレームモールをブラックステンレスとしたりすることで、他のモデルと大きく異なるイメージに仕立てられている。
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15/33新型「RX」では、唯一の純エンジン車となる「RX350」のパワートレイン/ドライブトレイン。4WD車の駆動システムには、タイヤのグリップ状態に加えてカメラでとらえた雪路情報も考慮し、前後駆動力配分を75:25~50:50の間で可変制御するフルタイム4WDが用いられる。
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16/33「RX350h」のパワートレインは、トヨタではおなじみの2.5リッターガソリンエンジンをベースとした“シリーズパラレル式”ハイブリッドだ。電動4WDの「E-Four」では、100:0~20:80の間で前後駆動力配分を緻密に制御する。
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17/33「RX」としては初のプラグインハイブリッドモデルとなる「RX450h+」。先代の「450h」と比べると、エンジンやモーターのアウトプットは軒並みダウンしているが(フロントモーターの最高出力のみ向上している)、ハイブリッドシステムの電圧アップや強力なバッテリーのおかげで、システム出力は先代にそん色のない309PSを実現している。
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18/33「500h」のパワートレインは、2.4リッター直噴ターボエンジンとフロントモーター、リアモーターを組み合わせた「デュアルブーストハイブリッド」。アクセル操作に対する素早いレスポンスと、安定感のあるコーナリングを実現する。
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19/33“Fスポーツ”系のモデルは制動力も強化されており、フロントにφ400mmのスパイラルフィン式ベンチレーテッドディスクと対向6ピストンキャリパーを備えた、強力なブレーキシステムが装備される。
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20/33フロントにはモールなどによる縁取りを排し、周辺部との連続性を持たせたシームレスグリルを初採用。この意匠は、ミニバンの新型「LM」やコンパクトSUV「LBX」にも取り入れられている。
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21/33ガラスエリアの後端を後ろへと伸ばしたCピラーのデザイン処理など、先代モデルの面影を感じさせるサイドビュー。プラットフォームの刷新により、ホイールベースが60mm延びている。
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22/33フロントやサイドと比べると、リアまわりに見るデザインの主張は控えめ。横一文字のコンビランプは、今日におけるレクサスのデザインアイコンだ。
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23/33日本仕様のホイールの意匠は、色違いも含め全5種類。タイヤサイズはいずれも共通で、235/50R21となっている。
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24/33ボディーカラーは全11種類で、写真の上段が全車で選択可能な色、中段が“バージョンL”の専用色となる。下段左の「ホワイトノーヴァガラスフレーク」と下段中央の「ヒートブルーコントラストレイヤリング」は“Fスポーツ”系の専用色。例外的なのが下段右の「ディープブルーマイカ」で、なぜか「500h“Fスポーツ パフォーマンス”」だけで選べない色となっている。
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25/33ホイールベースの拡大により、運転席まわりは従来型よりドライビングポジションが改善。ステアリングホイールにはシフトパドルが標準で備わる。
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26/33荷室については奥行きを50mm延ばすことで、容量を612リッターに拡大。「ハンズフリーパワーバックドア」が備わるので、荷物で両手がふさがっていてもテールゲートを開けることができる。
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27/33アダプティブクルーズコントロールや車線維持支援機能などといった運転支援システムは充実。リモート機能付きの駐車支援システムも「RX350“Fスポーツ”」にオプションで、その他のモデルには標準で用意される。(写真:向後一宏)
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28/33インテリアカラーについては、各モデルに「ブラック」が設定されるほか、“バージョンL”では「ソリスホワイト」(上)と「ダークセピア」(中)も、“Fスポーツ”系のグレードでは「ダークローズ」(下)も選択可能となっている。
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29/33シンプルに考えれば、いちばんのオススメは「RX350h」。性能や装備の充実度と価格のバランスがよく、現状では納期も短めだ。
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30/33補助金や税制の優遇を考慮すると、がぜん輝きを増すのが「RX450h+」。「RX350h」の実質20万円増しで、この性能のプラグインハイブリッドが手に入るというのだからお得だ。(写真:郡大二郎)
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31/33パーキングブレーキの左脇に備わる、走行モードの切り替えスイッチ。「RX450h+」は最大86kmの距離を電気だけで走れるので(WLTCモード)、普段使いならほぼ“EV感覚”でクルマと付き合える。(写真:郡大二郎)
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32/33高級車ならではの充実した装備も自慢の「RX」。“つるし”でも十分に快適なカーライフを送れそうだが、オプションでマークレビンソンのプレミアムサラウンドサウンドシステムや、パノラマルーフ、ムーンルーフ、前席乗員の足もとを温める輻射ヒーターなども用意されている。(写真:郡大二郎)
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33/33世のドライバーに広く推せるのは「RX350h」と「RX450h+」だが、「RX350」や「RX500h」にもそれぞれに特有の魅力がある。豊富なラインナップを前に大いに悩むのも、クルマ選びのだいご味だろう。(写真:郡大二郎)

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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