-
1/24
-
2/24「フェラーリ296」シリーズのオープントップモデルである「296GTS」。2022年4月に世界初公開され、日本では同年6月に鈴鹿サーキットでお披露目された。
-
3/24今回の試乗車には、サーキット向けに空力や足まわりを最適化し、各部の軽量化を図る「アセットフィオラノ」パッケージが採用されていた。
-
4/24コックピットは大幅にデジタル化されており、パワートレインのオン/オフに、空調や灯火類、ドアミラーの操作、電動パワートレインのモード切り替えなどは、いずれも各部のタッチ式スイッチ/コントローラーで行う。
-
5/24プレミアムブランドのモデルだけに、内外装の仕様は細かくオーダーが可能。試乗車の車内は各部がカーボンファイバーで仕上げられ、またカーボンファイバー製のシェルにパッドを貼った軽量・高剛性なセミバケットシートが装備されていた。
-
フェラーリ の中古車webCG中古車検索
-
6/24「296GTB」と同等の空力効果・熱効果を実現すべく設計されたトノカバー。オープン時には、「F8スパイダー」では左右のバットレスのみが残る意匠となっていたが、「296GTS」では、バットレスの上部をつなぐ梁(はり)も残るかたちとなっている。
-
7/24ルーフパネルは2分割式で、エンジンの前方に重ねて収納される仕組みだ。この格納機構は、エンジンの放熱を阻害しないこと、デザインのバランスを損なわないことを重視して採用された。
-
8/24リトラクタブルルーフ操作スイッチとリアウィンドウの開閉ボタンは、センターコンソールに配置されている。
-
9/24給油口と充電口に関しては、「296GTB」では左右のバットレスに丸いリッドが備わっていたが、「296GTS」ではデザインになじませて目立たなくするよう、レイアウトやリッドの意匠が変更された。
-
10/24「アセットフィオラノ」パッケージ装着車の足まわりには、標準仕様の電子制御ダンパーに替えて、モータースポーツの技術を用いたというマルチマチックダンパーが装備される。
-
11/24タイヤサイズは前が245/35ZR20 、後ろが305/35ZR20。「アセットフィオラノ」パッケージ装着車には専用オプションとして、サーキット走行を主眼としたハイグリップタイヤ「ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2 R K2」も用意されるが、試乗車にはブリヂストンのプレミアムスポーツタイヤ「ポテンザ スポーツ」が装着されていた。
-
12/24フロントには、左右端がカナード形状となったカーボンファイバー製のインサートを装備。これだけで最大10kgのダウンフォースが上乗せされるという。
-
13/24車両の走行状態などを表示するフル液晶のドライバーインフォメーションディスプレイ。表示の種類は豊富で、全体にナビ画面を映すこともできる。
-
14/24リアカウルの窓からのぞくパワーユニット(といっても、見えるのはエキゾーストパイプぐらいだが)。エンジンやバッテリー、2分割の燃料タンクなどは、いずれも非常に低い位置にレイアウトされている。
-
15/24走行モードの切り替え機構としては、スロットルレスポンスやトラクションコントロールなどの制御を切り替える「マネッティーノ」と、電動パワートレインの制御を切り替える「eマネッティーノ」の2つを搭載。前者には「RAIN」「RACE」「CT(トラクションコントロール)OFF」「ESC OFF」の5つの設定が用意される。
-
16/24「eマネッティーノ」には「Qualify」「Performance」「Hybrid」「eDrive」の4種類の設定を用意。エンジンを回して、バッテリーを充電しながら走ることもできる。
-
17/24電動パワートレインを上手に使えば、峠やサーキットでエンジンの快音を楽しみつつ、市街地では電動走行で粛々と……といった走らせ方も可能。PHEVのスーパースポーツならではの楽しみ方といえるだろう。
-
18/24フェラーリ296GTS
-
19/24
-
20/24
-
21/24
-
22/24
-
23/24
-
24/24

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
フェラーリ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
ホンダN-ONE e:G(FWD)【試乗記】 2025.12.17 「ホンダN-ONE e:」の一充電走行距離(WLTCモード)は295kmとされている。額面どおりに走れないのは当然ながら、電気自動車にとっては過酷な時期である真冬のロングドライブではどれくらいが目安になるのだろうか。「e:G」グレードの仕上がりとともにリポートする。
-
スバル・クロストレック ツーリング ウィルダネスエディション(4WD/CVT)【試乗記】 2025.12.16 これは、“本気仕様”の日本導入を前にした、観測気球なのか? スバルが数量限定・期間限定で販売した「クロストレック ウィルダネスエディション」に試乗。その強烈なアピアランスと、存外にスマートな走りをリポートする。
-
日産ルークス ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション/ルークスX【試乗記】 2025.12.15 フルモデルチェンジで4代目に進化した日産の軽自動車「ルークス」に試乗。「かどまる四角」をモチーフとしたエクステリアデザインや、リビングルームのような心地よさをうたうインテリアの仕上がり、そして姉妹車「三菱デリカミニ」との違いを確かめた。
-
アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター(FR/8AT)【試乗記】 2025.12.13 「アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター」はマイナーチェンジで4リッターV8エンジンのパワーとトルクが大幅に引き上げられた。これをリア2輪で操るある種の危うさこそが、人々を引き付けてやまないのだろう。初冬のワインディングロードでの印象を報告する。
-
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】 2025.12.12 「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。
新着記事
-
NEW
ホンダ・プレリュード(後編)
2025.12.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「ホンダ・プレリュード」に試乗。前編ではパワートレインの制御を絶賛した山野だが、シャシーやハンドリング性能はどう見ているのだろうか。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
フォルクスワーゲンTロックTDI 4MOTION Rライン ブラックスタイル(4WD/7AT)【試乗記】
2025.12.20試乗記冬の九州・宮崎で、アップデートされた最新世代のディーゼルターボエンジン「2.0 TDI」を積む「フォルクスワーゲンTロック」に試乗。混雑する市街地やアップダウンの激しい海沿いのワインディングロード、そして高速道路まで、南国の地を巡った走りの印象と燃費を報告する。 -
失敗できない新型「CX-5」 勝手な心配を全部聞き尽くす!(後編)
2025.12.20小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ小沢コージによる新型「マツダCX-5」の開発主査へのインタビュー(後編)。賛否両論のタッチ操作主体のインストゥルメントパネルや気になる価格、「CX-60」との微妙な関係について鋭く切り込みました。 -
フェラーリ・アマルフィ(FR/8AT)【海外試乗記】
2025.12.19試乗記フェラーリが「グランドツアラーを進化させたスポーツカー」とアピールする、新型FRモデル「アマルフィ」。見た目は先代にあたる「ローマ」とよく似ているが、肝心の中身はどうか? ポルトガルでの初乗りの印象を報告する。 -
谷口信輝の新車試乗――ポルシェ911カレラT編
2025.12.19webCG Movies「ピュアなドライビングプレジャーが味わえる」とうたわれる「ポルシェ911カレラT」。ワインディングロードで試乗したレーシングドライバー谷口信輝さんは、その走りに何を感じたのか? 動画でリポートします。 -
ディーゼルは本当になくすんですか? 「CX-60」とかぶりませんか? 新型「CX-5」にまつわる疑問を全部聞く!(前編)
2025.12.19小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ「CX-60」に後を任せてフェードアウトが既定路線だったのかは分からないが、ともかく「マツダCX-5」の新型が登場した。ディーゼルなしで大丈夫? CX-60とかぶらない? などの疑問を、小沢コージが開発スタッフにズケズケとぶつけてきました。






























