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2/20今回の試乗車は、2022年にグローバルデビューしたBEV「ヒョンデ・アイオニック6」のオーストラリア仕様。ヒョンデの日本法人はアイオニック6の国内導入を検討中で、一般顧客向けの展示イベントや試乗プログラムを通じて反応をリサーチしているという。
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3/20「アイオニック6」は、先に日本で発売された「アイオニック5」と共通の電動アーキテクチャー「E-GMP」を土台とするBEV専用モデル。ヒョンデのBEVにおいて唯一の4ドアセダンでもある。
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4/20「パラメトリックピクセルデイタイムランニングライト」を備えたインテリジェントフロントライティングシステムを搭載。道路状況や天候、対向車の有無などを車両が判別し、照射範囲やハイビームの使用が自動で調整される。
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5/20流線形のスタイリングが特徴となる「アイオニック6」。0.21を誇る空気抵抗係数=Cd値は、リアスポイラーやフロントアクティブエアフラップ、ホイールハウスのエアカーテン、ホイールギャップリデューサー、ホイールディフレクターなどの高度な空力ソリューションによって支えられているという。
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6/20「アイオニック6」(豪州仕様車)のボディーサイズは全長×全幅×全高=4855×1880×1495mm、ホイールベースは2950mm。全長はクロスオーバーEVの「アイオニック5」より220mm長いが、ホイールベースは逆に50mm短い。
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7/20「アイオニック5」の流れをくむ、小さな四角のパラメトリックピクセルLEDライトがリアコンビランプに用いられる。写真はテールライトとウインカーを点灯させた様子。
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8/2012.3インチサイズのディスプレイを横に2枚つなぎ合わせたインストゥルメントパネルが目を引く「アイオニック6」のインテリア。リサイクルされたペットボトルや漁網、植物由来の抽出物を使用したエコ加工レザー、バイオペイントなどの素材が広範囲に使用されている。
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9/20独立したリアラゲッジスペースの容量は407リッター。リアシートの背もたれには60:40の分割可倒機構が備わり、長尺物も収納できるようになっている。
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10/20今回試乗したオーストラリア仕様の「アイオニック6」は、システム最高出力325PS、同最大トルク605N・mを発生する電動パワーユニットを搭載。前後アクスル間の床下に駆動用のリチウムイオンバッテリーを配置し、前後合わせて2基の電気モーターで4輪を駆動する。
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11/20フロントボンネット下に容量45リッターのラゲッジスペースも設置されている。フロント用のモーターなどを外から確認することはできない。
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12/20シフトセレクターは「アイオニック5」と同じくウインカーレバーの下にレイアウトされる。先端部分を上にひねるとDレンジに、手前にひねるとRレンジに入り、レバートップのボタンを押すとPレンジになる。
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13/20空力性能も考慮されたスポークデザインの20インチアルミホイール。今回の試乗車は、245/40R20サイズの「ピレリPゼロELECT」タイヤを組み合わせていた。フロントバンパーには、走行状況に合わせて開閉するアクティブエアフラップが備わっている。
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14/20試乗車に装備されていたウインカー内蔵型のデジタルサイドミラー。アウターカバーには、他の外装パートと共通するイメージのパラメトリックピクセルと透明な素材を用いて、先進性を表現している。
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15/20ダッシュボード左右に配置されたデジタルサイドミラー用の有機ELディスプレイ。画角の調整範囲は狭いが、夜間でもクリアな画像で後方が確認できた。
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16/20前席には8Wayの電動調整機構が組み込まれている。ワンタッチでフルリクライニング状態にセット可能なリラクゼーションスイッチは、充電中の休息に最適と紹介される。
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17/20ホイールベースは「アイオニック5」より50mm短いが、リアの足元には十分なスペースが確保されている。オーストラリア仕様車には座席の中央下部に、V2L(Vehicle to Load)対応のAC250V・16A用コンセントが設置されていた。
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18/20「アイオニック6」は、WLTPモードで519kmの一充電航続距離をうたう。表示される航続可能距離と実走行距離の乖離(かいり)は少なく、エアコンを稼働させてもエコモードなら500km前後は走行できそうだった。
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19/20ヒョンデ・アイオニック6(豪州仕様車)
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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