-
1/13
-
2/132023年6月29日に発表されたフェラーリのハイパーモデル「SF90 XXストラダーレ」。市販のシリーズモデル「SF90ストラダーレ」「SF90スパイダー」をベースに、前者が799台、後者が599台の限定で生産される。フェラーリのなかでも“スペチアーレ”と呼ばれる特別な存在である。
-
3/13リアミドに搭載される4リッターV8エンジンはベースとなった「SF90ストラダーレ」よりも17PSアップの最高出力797PSを発生。前後3基のモーターは合計で13PS強化され、同233PSを発生する。システム最高出力は実に1030PSを誇る。
-
4/13インテリアの基本デザインは、ベースとなった「SF90ストラダーレ」に準じているが、軽量化の推進やよりスポーティーなバケットシートの採用などでサーキット走行に対応している。3本のルーバーをモチーフとしたドア内張りの意匠は「SF90 XX」の専用となる。
-
5/13フェラーリのスペチアーレモデル「F50」以来となるカーボン製の固定式ウイングを採用。空気抵抗が必要なときにリアウイング下部に設置されたパネルを可動させる、フェラーリが特許を持つ「シャットオフガーニー」も備わっている。
-
フェラーリ の中古車webCG中古車検索
-
6/13「XX」の名称が与えられているものの、サーキット専用車であった従来のXXモデルとは異なり、「SF90 XXストラダーレ」は公道走行が可能。フェラーリのデザイン部門を率いるフラビオ・マンゾーニ氏は同モデルのエクステリアデザインについて、「フェラーリのロードモデル史上最も効率の高い空力パフォーマンスが備わっている」と説明する。
-
7/13フロントのボンネット上部に追加されたF1由来のSダクト。フロントラジエーターの冷却用エアダクトとして機能するほか、走行中にフロント中央のインテークから流入したエアが2つのダクトへと導かれ、ダウンフォースを向上させる機能が備わっている。
-
8/13強化されたシャシーによってロールレートが10%減少。カーブで達成可能な遠心力は、SF90ストラダーレより9%高いという。まるでジェットコースターに乗っているかのようなコーナリングが味わえる。
-
9/13「SF90 XXストラダーレ」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4850×2014×1225mm、ホイールベースは2650mm。ベースとなった「SF90ストラダーレ」よりも全体がわずかに拡大されている。
-
10/13ブレーキにはフロント398mm、リア390mmの径のカーボンセラミックディスクを採用。ベタベタのセミスリックタイヤのおかげでコーナー出口でのトラクションも問題なく、高速コーナーでもわずかにオーバーステアになるだけでコントローラブルだ。
-
11/13「SF90 XXストラダーレ」の試乗後、フィオラーノのピットにてフェラーリのテスト兼開発ドライバー、ラファエレ・デ・シモーネ氏(写真右)と独アウトビルトのアレックス・ベルント(写真左)が最初のスティントを分析。
-
12/13驚くことに、背の高い筆者でも適切なドライビングポジションを得られるほど、「SF90 XXストラダーレ」のコックピットには十分なスペースがある。
-
13/13システム最高出力1030PSを誇る「SF90 XXストラダーレ」の0-100km/h加速は2.3秒、0-200km/h加速は6.5秒、最高速度は320km/h。フィオラーノのラップタイムは歴代市販モデルで最速となる1分17秒309を記録している。

AUTO BILD 編集部
世界最大級のクルマ情報サイトAUTO BILDの日本版。いち早い新車情報。高品質なオリジナル動画ビデオ満載。チューニングカー、ネオクラシックなど世界のクルマ情報は「アウトビルトジャパン」でゲット!
フェラーリ の中古車webCG中古車検索
アウトビルトジャパンの新着記事
-
【ニュース】高性能を誇るBMWのラグジュアリーエステート「M5ツーリング」が復活! その魅力とは? 2024.9.6 高性能サルーン新型「BMW M5」に続き、そのワゴンバージョンたる新型「M5ツーリング」が登場。ユーティリティーからスリルまで幅広いニーズをパーフェクトに満たす“スーパーワゴン”とは、どんなクルマなのか?
-
MINIクーパーSE(FWD)【海外試乗記】 2024.8.21 電気自動車でも内燃機関車でも、常に「クーパー」と呼ばれるようになった新型MINIのハッチバック。価格にデザイン、パワーユニット、装備、そしてドライビングテストリポートと、新しくなったMINIクーパーの全情報をお届けする!
-
スズキ・スイフト(FF/5MT)【海外試乗記】 2024.8.20 世界で900万台以上が販売されてきた大人気モデル「スズキ・スイフト」。7代目となる新型は、海外でどのように評価されているのか? これまでの成功をさらに発展させることを目指し、スズキが投入した小さな巨人に、『AUTO BILD』のスタッフが試乗した。
-
スマート#1ピュア(RWD)/#1ブラバス(4WD)【海外試乗記】 2024.8.20 続々とラインナップを拡大している、スマートブランドのフル電動SUV「スマート#1」とはどんなクルマなのか? その価格とデザインからパワーユニット、イクイップメント、試乗した印象まで、すべての情報をお届けしよう。
-
【ニュース】電動ルノー・トゥインゴの最新情報 2024.8.15 ルノーの電気自動車(BEV)を手がける新会社アンペアが、2025年にコンパクトBEVとして「トゥインゴ」を復活させる。初代トゥインゴを想起させるデザインや価格、そしてパワーユニットまで、現時点でのすべての情報をお届けする。
新着記事
-
NEW
フェラーリ・アマルフィ(FR/8AT)【海外試乗記】
2025.12.19試乗記フェラーリが「グランドツアラーを進化させたスポーツカー」とアピールする、新型FRモデル「アマルフィ」。見た目は先代にあたる「ローマ」とよく似ているが、肝心の中身はどうか? ポルトガルでの初乗りの印象を報告する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――ポルシェ911カレラT編
2025.12.19webCG Movies「ピュアなドライビングプレジャーが味わえる」とうたわれる「ポルシェ911カレラT」。ワインディングロードで試乗したレーシングドライバー谷口信輝さんは、その走りに何を感じたのか? 動画でリポートします。 -
NEW
ディーゼルは本当になくすんですか? 「CX-60」とかぶりませんか? 新型「CX-5」にまつわる疑問を全部聞く!(前編)
2025.12.19小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ「CX-60」に後を任せてフェードアウトが既定路線だったのかは分からないが、ともかく「マツダCX-5」の新型が登場した。ディーゼルなしで大丈夫? CX-60とかぶらない? などの疑問を、小沢コージが開発スタッフにズケズケとぶつけてきました。 -
NEW
EUが2035年のエンジン車禁止を撤回 聞こえてくる「これまでの苦労はいったい何?」
2025.12.19デイリーコラム欧州連合(EU)欧州委員会が、2035年からのEU域内におけるエンジン車の原則販売禁止計画を撤回。EUの完全BEVシフト崩壊の背景には、何があったのか。欧州自動車メーカーの動きや市場の反応を交えて、イタリアから大矢アキオが報告する。 -
NEW
第856回:「断トツ」の氷上性能が進化 冬の北海道でブリヂストンの最新スタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1」を試す
2025.12.19エディターから一言2025年7月に登場したブリヂストンの「ブリザックWZ-1」は、降雪地域で圧倒的な支持を得てきた「VRX3」の後継となるプレミアムスタッドレスタイヤ。「エンライトン」と呼ばれる新たな設計基盤技術を用いて進化したその実力を確かめるべく、冬の北海道・旭川に飛んだ。 -
次期型はあるんですか? 「三菱デリカD:5」の未来を開発責任者に聞いた
2025.12.18デイリーコラムデビューから19年がたとうとしている「三菱デリカD:5」が、またしても一部改良。三菱のご長寿モデルは、このまま延命措置を繰り返してフェードアウトしていくのか? それともちゃんと次期型は存在するのか? 開発責任者に話を聞いた。






























