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2/202023年4月に発表された「BMW X5」のマイナーチェンジモデル。最新型は2019年に登場した4代目の改良・進化版にあたり、パワーユニットのマイルドハイブリッド化や内外装の意匠を変更するなどの手が加えられた。
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3/20今回試乗した「X5 M60i xDrive」は、BMW M社が開発を手がけたという「Mパフォーマンスモデル」で、従来型「M50i」の後継に位置づけられる。マイルドハイブリッド機構の搭載により車名の数字が50から60へと10増えた。車両本体価格は1520万円。
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4/20矢印をモチーフとしたデイライト内蔵のハイビームアシスタント付き「アダプティブLEDヘッドライト」をBMW車として初装備。大型のフロントグリルやバンパーとともに、独特の表情を浮かべる。
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5/20今回試乗した車両は「Mブルックリングレー」と呼ばれる明るめのメタリックカラーをまとっていた。それを含め「X5 M60i xDrive」では、「BMW Individual」のラインナップを加えた全13色からボディーカラーを選択できる。
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6/20サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン式、リアがマルチリンク式。「X5 M60i xDrive」には「4輪アダプティブエアサスペンション」と「インテグレーテッドアクティブステアリング」が標準で装備される。
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7/20マイルドハイブリッド機構が採用される4.4リッターV8ツインターボエンジン。エンジン単体で最高出力530PS、最大トルク750N・mを発生し、これに最高出力12PS、最大トルク200N・mのモーターが組み合わされる。
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8/20「X5 Mコンペティション」が従来型と同様のレバー式シフトセレクターであるのに対して、「M60i xDrive」では他の「X5」と同じく小さなツマミ式のシフトレバーを採用する。
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9/20パワートレインを「スポーツ」や「スポーツプラス」モードにすれば、V8ユニットらしい低音の効いた迫力あるエキゾーストノートが奏でられる。
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10/20「X5 M60i xDrive」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4935×2005×1770mm、ホイールベースは2975mm。車重は2390kgと発表されている。
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11/2012.3インチの液晶メーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイで構成される巨大なカーブドディスプレイを採用。操作インターフェイスも最新世代のものにアップデートされている。
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12/20ドライブモードはダンパーやステアリング、駆動系の3種類を好みのセッティングで登録できる「スポーツインディビジュアル」も用意されている。
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13/20今回の試乗車は、切削加工が施された「MライトアロイホイールVスポークスタイリング747Mバイカラー」ホイールに、前275/35R22、後ろ315/30R22サイズの「ピレリPゼロ」タイヤを組み合わせていた。
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14/20アイボリーホワイトとアトラスグレーのコンビカラーを採用した「BMWインディビジュアル フルレザーメリノパッケージ」のインテリア。フロントシートにはヒーターとベンチレーション、マッサージ機能が備わる。
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15/20リアシートもフロントシートと同じく、アイボリーホワイトとアトラスグレーのメリノレザーで仕立てられている。背もたれには40:20:40の分割可倒機構が組み込まれている。
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16/20「X5」全モデルのセンターコンソールに、保冷・保温機能付きカップホルダーが標準で設置される。手前のプッシュ式スイッチで保冷か保温かを切り替えられる。
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17/20「X5」では、全車に上下2分割式のリアゲートが採用される。リアシートを使用する5人乗車時の荷室量は650リッターで、後席を折りたためば1870リッターに拡大できる。
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18/20エアサスによる快適な乗り心地と、可変レシオと後輪操舵を組み合わせたインテグレーテッドアクティブステアリングによって軽快な走りが味わえる「X5 M60i xDrive」。長距離走行時には肉体的疲労も少ないと感じた。
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19/20BMW X5 M60i xDrive
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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