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1/14今回は、イタリアで存在感を高めつつある中国系ブランドについて。写真はBセグメントSUVの「EVO5」。 2023年3月、シエナ県の生協駐車場に地元販売店が展示していたもの。
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2/14「奇瑞ティゴー7プロマックス」は、1.6リッターガソリンエンジンを搭載した全長4.5mのSUV。室内のサウンドシステムはソニー製である。
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3/14コンパクトSUVの「DR 5.0」。「奇瑞ティゴー5X」をイタリアで組み立てたものだ。2022年10月シエナで撮影。
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4/14「DR 6.0」は、「奇瑞ティゴー7」の部品を「DR 5.0」と同じくイタリアで組み立て、生産したもの。2022年11月シエナ県で。
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5/14「EVO 5」は、奇瑞ティゴーと同様、「北京X3」のコンボーネンツを中国から運び、イタリアで最終組み立てをしている。
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6/14「EVO 5」の室内。エンジンと変速機には、1.5リッターガソリンターボエンジン+5段MTのほか、同エンジンのLPG併用ユニット+6段MTも用意されている。
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7/14「EVO 5」の後席。展示車の価格は1万8651ユーロ(約302万円)だ。
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8/14「ウェイヴ3」は、奇瑞系の宜賓凱翼製SUV「X3」の欧州向け商品名である。
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9/14左の「MG ZS」は1.5リッター自然吸気エンジンと1リッターターボエンジンの2本立て。右はEVの「MG4」。最上級モデルはAWDで、最高出力は320kW(435PS)に達する。
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10/14ミドルサイズクロスオーバーの「DFSKグローリーix5」。2023年夏、フィレンツェ郊外のショッピングモールで撮影。
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11/14「グローリーiX5」のパワーユニットは1.5リッターガソリンエンジンのみ。
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12/14変速機は5段MTもしくはCVT。ラジエーターグリル同様、ホーンパッドにも東風のバッジが付いている。
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13/14展示車には2万8990ユーロ(約470万円)のプライスタグが付けられていた。
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14/14「グローリーiX5」の後席に収まる。身長166cmの筆者には、頭部およびレッグルームに十分な余裕がある。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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