-
1/24中国・東風系のプレミアムブランド、ヴォヤーは、電動SUV「フリー」に象を載せたオブジェを展示した。作者はマルカントニオ・ライモンディ・マレルバ氏。
-
2/24スウェーデンの家具ブランド「イケア」のベースは、例年どおりデザイン街区トルトーナ。毎晩DJをフューチャーした賑やかなパビリオンを展開した。
-
3/24ポルシェの展開した「夢のアート」展。今回は伝統的な千鳥格子シート地からインスピレーションを受けた「夢のパターン」を展示した。
-
4/24奥の中庭には、同様のパターンをバックに1967年「911Lクーペ」がディスプレイされていた。
-
5/24「夢のパターン」を試す筆者。トランポリンのような弾力はなく、ハンモック状である。
-
6/24以下では、本文で紹介していないブランドについても解説する。アウディの舞台は前年と同じ高級ホテル、ポートレート・ミラノであった。巨大な鏡を十字型に配したインスタレーションの名は「リフラクション(Reflaction)」。reflectionとactionを合わせた造語である。「Q6 e-tron」の一般向けワールドプレミアも行われた。
-
7/24「リフラクション」の制作は、コペンハーゲンとニューヨークを拠点とする建築事務所、ビャルケ・インゲルス・グループが主導した。(photo: Audi)
-
8/24オブジェのごとく展示された「アウディQ6 e-tron」のテールランプ。OLEDセグメントの数は360個にのぼる。
-
9/24アウディの照明担当デザインダイレクター、セサール・ムンターダ氏(中央)。“のろし”の時代から人々が照明と常に関わってきたことを説いていた。
-
10/24「イタルデザイン・アッソ・ディ・ピッケ・モビメント」。2023年にデジタルで先行公開したものを、モックアップ化した。
-
11/24その後ろ姿。テールランプの意匠は、イタルデザインのロゴが基となっている。
-
12/24「アウディ80」をベースにした1973年「アッソ・ディ・ピッケ」も展示された。のちにアッソシリーズは、初代「いすゞ・ピアッツァ」の原型となる「アッソ・ディ・フィオーリ」で完結する。
-
13/24ドゥカティは「V4パニガーレ」のデザイン開発を時系列で紹介した。スケッチのあと、左後方にある3点のスケールモデルに進行。コンペにかけられたという。
-
14/24採用案の1/1クレイモデル。パーツのなかでもとくにランプ類は、早い段階からサプライヤーとの協業が始まるとのこと。
-
15/24レクサスは、2013年にデザインコンペティション「第1回LEXUS DESIGN AWARD」を受賞した吉本英樹氏(Tangent)の手になる新作品「BEYOND THE HORIZON」を展開。会場内の音楽には作曲家、渋谷慶一郎氏を起用した。
-
16/24「レクサスLF-ZC」。後方には、竹を漉(す)き込んだ高さ4m×幅30mの越前和紙パネルが。
-
17/24アルファ・ロメオは2024年4月16日、ミラノ改め「ジュニア」のサプライズ展示を、ファッションブランド、ラウスミアーニのウィンドウで行なった。詳細は本連載第856回参照。
-
18/24広州汽車集団(GAC)は前年同様、常設の欧州R&Dセンターを開放した。今回は「カーカルチャー・プロジェクト#3」と名づけられた連作コンセプトカーのスケールモデルを提示。手前は「シティーラン(CITY_RUN)」。後方は「シティーポッド(CITY_POD)」。
-
19/24「シティーポッド」の後ろ姿。「カーカルチャー3」シリーズは、短時間で交換可能なモーターおよびパワートレインモジュールで後輪を駆動する。
-
20/24GACのEV専用ブランド、アイオンによる市販スポーツモデル「ハイパーSSR」も展示された。
-
21/24ヴォヤーが会場に選んだセルベッローニ宮。ファサードを抜けて、中庭に至ると……。
-
22/24SUV「フリー」の実車を用いたインスタレーションが展開されていた。
-
23/24象の前には、3匹のネズミが。実はスタッフの説明を聞かないと気づかなかった。
-
24/24ヴォヤーの会場前を、別の中国系プレミアムブランド、MGが走る。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
マッキナ あらモーダ!の新着記事
-
第932回:参加者9000人! レトロ自転車イベントが教えてくれるもの 2025.10.16 イタリア・シエナで9000人もの愛好家が集うレトロ自転車の走行会「Eroica(エロイカ)」が開催された。未舗装路も走るこの過酷なイベントが、人々を引きつけてやまない理由とは? 最新のモデルにはないレトロな自転車の魅力とは? 大矢アキオがリポートする。
-
第931回:幻ですカー 主要ブランド製なのにめったに見ないあのクルマ 2025.10.9 確かにラインナップされているはずなのに、路上でほとんど見かけない! そんな不思議な「幻ですカー」を、イタリア在住の大矢アキオ氏が紹介。幻のクルマが誕生する背景を考察しつつ、人気車種にはない風情に思いをはせた。
-
第930回:日本未上陸ブランドも見逃すな! 追報「IAAモビリティー2025」 2025.10.2 コラムニストの大矢アキオが、欧州最大規模の自動車ショー「IAAモビリティー2025」をリポート。そこで感じた、欧州の、世界の自動車マーケットの趨勢(すうせい)とは? 新興の電気自動車メーカーの勢いを肌で感じ、日本の自動車メーカーに警鐘を鳴らす。
-
第929回:販売終了後も大人気! 「あのアルファ・ロメオ」が暗示するもの 2025.9.25 何年も前に生産を終えているのに、今でも人気は健在! ちょっと古い“あのアルファ・ロメオ”が、依然イタリアで愛されている理由とは? ちょっと不思議な人気の理由と、それが暗示する今日のクルマづくりの難しさを、イタリア在住の大矢アキオが考察する。
-
第928回:「IAAモビリティー2025」見聞録 ―新デザイン言語、現実派、そしてチャイナパワー― 2025.9.18 ドイツ・ミュンヘンで開催された「IAAモビリティー」を、コラムニストの大矢アキオが取材。欧州屈指の規模を誇る自動車ショーで感じた、トレンドの変化と新たな潮流とは? 進出を強める中国勢の動向は? 会場で感じた欧州の今をリポートする。
新着記事
-
NEW
トヨタ・カローラ クロスGRスポーツ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.10.21試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジに合わせて追加設定された、初のスポーティーグレード「GRスポーツ」に試乗。排気量をアップしたハイブリッドパワートレインや強化されたボディー、そして専用セッティングのリアサスが織りなす走りの印象を報告する。 -
NEW
SUVやミニバンに備わるリアワイパーがセダンに少ないのはなぜ?
2025.10.21あの多田哲哉のクルマQ&ASUVやミニバンではリアウィンドウにワイパーが装着されているのが一般的なのに、セダンでの装着例は非常に少ない。その理由は? トヨタでさまざまな車両を開発してきた多田哲哉さんに聞いた。 -
2025-2026 Winter webCGタイヤセレクション
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>2025-2026 Winterシーズンに注目のタイヤをwebCGが独自にリポート。一年を通して履き替えいらずのオールシーズンタイヤか、それともスノー/アイス性能に磨きをかけ、より進化したスタッドレスタイヤか。最新ラインナップを詳しく紹介する。 -
進化したオールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2」の走りを体感
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>欧州・北米に続き、ネクセンの最新オールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2(エヌブルー4シーズン2)」が日本にも上陸。進化したその性能は、いかなるものなのか。「ルノー・カングー」に装着したオーナーのロングドライブに同行し、リアルな評価を聞いた。 -
ウインターライフが変わる・広がる ダンロップ「シンクロウェザー」の真価
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>あらゆる路面にシンクロし、四季を通して高い性能を発揮する、ダンロップのオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」。そのウインター性能はどれほどのものか? 横浜、河口湖、八ヶ岳の3拠点生活を送る自動車ヘビーユーザーが、冬の八ヶ岳でその真価に触れた。 -
第321回:私の名前を覚えていますか
2025.10.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。24年ぶりに復活したホンダの新型「プレリュード」がリバイバルヒットを飛ばすなか、その陰でひっそりと消えていく2ドアクーペがある。今回はスペシャリティークーペについて、カーマニア的に考察した。
注目のキーワード
注目の記事
-
ルノーは燃費だけのハイブリッドはつくらない。最新の「ルーテシア」をドライブした。 特集
-
この冬注目のオールシーズンタイヤと最新スタッドレスタイヤをwebCGが独自にリポート。 特集
-
クルマ好きなら試してみたい旬のタイヤとアクセサリー。webCGのイチオシはこれだ! 特集
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキング総合