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1/12トヨタ自動車は2024年5月8日に2023年度の決算を発表した。グループ全体の売り上げにあたる営業収益は45兆0953億円となり、前年度から21.4%増えた。営業利益は96.4%増の5兆3529億円。日本の上場企業で営業利益が5兆円を超えたのは同社が初めてである。
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2/122023年度の決算発表会に登壇したトヨタ自動車代表取締役社長の佐藤恒治氏。「今回(発表した2023年度)の実績は、長年のたゆまぬ商品を軸とした経営と積み上げてきた事業基盤が実を結んだ結果。この経営基盤をもとにさらなる成長戦略を描き、今期も“モビリティーカンパニーへの変革”という取り組みに力を入れます」とコメントした。
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3/12日本自動車販売協会連合会のデータによると、2023年に最も売れた登録車は「トヨタ・ヤリス」(写真)で19万4364台(前年比115.3%)、2位が「トヨタ・カローラ」の15万4870台(同117.7%)、3位が「トヨタ・シエンタ」の13万2332台(同192.0%)。トップ3をトヨタが独占した。
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4/12トヨタ自動車は2023年9月、報道関係者向けのイベント「レクサスショーケース」を開催した。そこでは、日本におけるレクサス車の販売は好調で、前年比229%となる9万4647台のセールス達成がアナウンスされた。
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5/122023年度の決算発表会でトヨタ自動車の佐藤社長は、電気と水素が支える未来のモビリティーに関して展望を紹介。「今後は特に水素の消費量が大きい欧州、中国、北米を中心に、インフラも含めて水素モビリティーの社会実装を加速していきたい」との考えを述べた。
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6/122024年4月に開催された北京モーターショーで、トヨタは電気自動車のニューモデル「bZ3C」(写真)と「bZ3X」を発表した。bZ3Cは、若い世代をターゲットとしたクーペスタイルのクロスオーバーモデル。
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7/12「bZ3X」は、心地の良い動く家を意味する「COZY HOME」をコンセプトに、大空間で快適な居住性を実現したファミリー向けの新しい電動SUV。今後1年以内に中国での発売が予定されている。
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8/12“21世紀に間に合いました”というキャッチコピーで「トヨタ・プリウス」が登場したのは1997年。世界初の量産型ハイブリッド車にして、28.0km/リッター(10・15モード)という驚異的な低燃費(当時)が話題となった。トヨタが現在まで続けるハイブリッド戦略の礎を築いた。
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9/12BEV一択のカーボンニュートラル論議に対する考えとして存在するのがマルチパスウェイ。マルチパスウェイ=Multi Pathwayとは“複数の小道”の意で、カーボンニュートラルを実現するための手段=道は、なにもBEVの1本だけではないということを示している。今回の決算発表会でもマルチパスウェイ戦略の具体化について触れられた。
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10/12トヨタ自動車のBEVラインナップは2024年5月現在、2022年に登場した「トヨタbZ4X」(写真)と2023年に発売された「レクサスRZ」の2モデルのみだが、2030年までに30車種のBEVを販売するとアナウンスしている。
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11/12トヨタ自動車は決算発表会のなかで、1兆7000億円を「ソフトウエアディファインドビークル(SDV)」に投資すると表明した。SDVとはネットとの接続により、販売後も車両制御ソフトウエアを更新したり、機能を増やしたりできる車両のことで、同社は成長戦略のひとつに位置づけている。
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12/12トヨタ自動車は2024年2月、千代田化工建設と大規模水電解システムの共同開発および戦略的パートナーシップを構築していくことで合意。来る水素社会に向けて準備を進めている。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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