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2/132024年2月に発表、この7月に発売される「KTM 990デューク」。「890デューク」の後継モデルで、エンジン、フレーム、デザインと全面刷新された。
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3/13排気量947ccの並列2気筒エンジン。従来のエンジンよりピストン、クランクシャフト、コンロッドの設計を変更しており、排気量が58cc拡大。最高出力、最大トルクともに向上している。
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4/13タイヤサイズは前:120/70ZR17、後ろ:180/55ZR17で、ブリヂストンの高性能スポーツタイヤ「バトラックス ハイパースポーツS22」を装着。サスペンションは前後ともにWP製で、フロントはリバウンドとコンプレッションを、リアはコンプレッションを5クリックで調整可能。リアはマニュアル操作でプリロードの調整もできる。
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5/13シート高は825mmとなっているが、スリムな車体により足つき性は良好。クッションは部位によって表皮を使い分けており、座り心地や操作性に加え、視覚的な質感も上々だ。
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6/13クロムモリブデン鋼のチューブラーフレームと、アルミダイキャスト製のサブフレーム、そしてクローズドラティス・スイングアームを組み合わせた車両骨格は、完全新設計。リアアームは剛性を35%下げてしならせるようにし、後輪へのトラクションを高めている。
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7/13縦2灯のヘッドランプと、それを囲む細いポジションランプ/デイタイムランニングランプで構成される「990デューク」の顔まわり。既存のモデルとはまったく異なる、新世代のKTMのフロントデザインだ。
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8/13スイッチ類の設計変更も「990デューク」のトピック。より人間工学に即したものとなり、スイッチに目をやらずとも、指の感覚だけでの操作がしやすくなった。
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9/13視認性良好な、高精細のフルカラー5インチTFTディスプレイ。USB Type-Cコネクターも装備しており、携帯端末の接続も可能だ。
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10/13燃料タンクの容量は約14.8リッター。燃費はWMTCモードで4.7リッター/100kmとされているので、航続距離はおよそ300kmといったところだ。
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11/13高い動力性能・運動性能に加え、アグレッシブでアバンギャルドなデザインも特徴だった「990デューク」。これを乗りこなすにはライディングスキルはもちろんのこと、ライダーとしての高いファッションセンスも求められそうである。
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12/13KTM 990デューク
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田村 十七男
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