-
1/16試走会にて、ウエットハンドリングコースへと臨む、「グッドイヤー・イーグルF1アシメトリック6」を装着した「日産スカイライン」。
-
2/162024年1月に発表・発売された「イーグルF1アシメトリック6」。運動性能と快適性、安全性の好バランスをうたう「イーグルF1アシメトリック」シリーズの新製品だ。
-
3/16試走会は富士スピードウェイ内の「交通安全センター モビリタ」と、周辺の一般道で実施された。
-
4/16タイヤの販売で世界シェア3位につける米グッドイヤー。日本でも豊富な製品をラインナップしているが、乗用車用のサマータイヤを見ると、コンフォート系の「エフィシェントグリップ」シリーズと、パフォーマンス系の「イーグル」シリーズの2系統に分類される。
-
5/16いかに優れた快適性や環境性能を持つといっても、ハイパフォーマンスタイヤである以上、ドライ路面でのグリップ力は譲れない。「イーグルF1アシメトリック6」では、タイヤに負荷がかかると接地面積が拡大/接地面形状が最適化されるよう設計が工夫されており、優れた操舵応答性やブレーキング性能を発揮するという。
-
6/16トレッドパターンは左右非対称となっており、インサイド/アウトサイドの指定に従って装着する必要がある。周方向に配置された太い4本のストレートグルーブも特徴で、高速走行時にも高い排水性が確保される。
-
7/16ワイドなショルダーブロックには、パターン剛性の向上と接地面積を拡大させる効果が。これもドライ路面での性能向上に寄与するポイントだ。
-
8/16環境負荷の低減も開発のテーマだった「イーグルF1アシメトリック6」。軽量化や、発熱を抑える樹脂を配合したコンパウンドの投入に加え、目に見えるところではラウンド形状のサイドウォールを新たに採用した。リムガード付きのタイヤなどでよく見られる凹面をなくすことで、回転時の乱流を抑制。車体側面の空気の流れを改善し、転がり抵抗の低減も実現している。
-
9/16特殊な舗装に水をまいたウエットハンドリングコースは、カメラマンいわく「人が歩くのも苦労するほど滑りやすい状態」だったという。
-
10/16ミューの低いウエット路面でも「イーグルF1アシメトリック6」は高いグリップ力を発揮。タイヤの状態も感じ取りやすく、まずは「運転しやすいタイヤ」という印象を覚えた。
-
11/16高速ハンドリングコースにて、「イーグルF1アシメトリック6」を装着した「ホンダ・シビック」でダブルレーンチェンジに臨む。同コースでは、「トヨタGR86」で後輪を鳴かせるような旋回も試したが、そうした状態でもクルマを操作しやすかった。
-
12/16「スバル・レヴォーグ」でウエット路面でのフル制動を試す。資料によると、「イーグルF1アシメトリック6」にはトレッドゴムの柔軟性を高めるコンパウンドが採用されており、従来品の「イーグルF1アシメトリック5」よりウエットブレーキ性能が3%向上している。
-
13/16webCGが公道試乗に選んだクルマは、イタリアのホットハッチ「アバルト595C」。……記者としては大好きな一台だが、浅学の徒がタイヤの快適性や静粛性を観察するには、ちょっと不向きなクルマだった。
-
14/16タイヤが発するノイズは、大別してロードノイズとパターンノイズに分けられる。「イーグルF1アシメトリック6」では後者の騒音エネルギーを、従来品より25%低減している。
-
15/16静粛性を高める工夫としては、センター部のナローグルーブを従来品より細かいものに変更。具体的には、2~2.5mmだった溝の幅を約1mmまで細くすることで、回転時の気柱共鳴音を低減している。また、各ナローグルーブはショルダー部が面取りされており、これも接地時のたたき音の緩和に寄与している。
-
16/16これまで背反するとされてきたあまたの性能を、高いレベルで成立させた「イーグルF1アシメトリック6」。このままタイヤ技術が進化し続けると、そのうちにエコタイヤとかスポーツタイヤ、コンフォートタイヤといったくくりは消えてなくなるのでは? 今回の試走を通し、そんなことも考えてしまった。

堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
エディターから一言の新着記事
-
第858回:レースの技術を市販車に! 日産が「オーラNISMO RSコンセプト」で見せた本気 2026.1.15 日産が「東京オートサロン2026」で発表した「オーラNISMO RSコンセプト」。このクルマはただのコンセプトカーではなく、実際のレースで得た技術を市販車にフィードバックするための“検証車”だった! 新しい挑戦に込めた気概を、NISMOの開発責任者が語る。
-
第857回:ドイツの自動車業界は大丈夫? エンジニア多田哲哉が、現地再訪で大いにショックを受けたこと 2026.1.14 かつてトヨタの技術者としてさまざまな車両を開発してきた多田哲哉さん。現役時代の思い出が詰まったドイツに再び足を運んでみると、そこには予想もしなかった変化が……。自動車先進国の今をリポートする。
-
第856回:「断トツ」の氷上性能が進化 冬の北海道でブリヂストンの最新スタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1」を試す 2025.12.19 2025年7月に登場したブリヂストンの「ブリザックWZ-1」は、降雪地域で圧倒的な支持を得てきた「VRX3」の後継となるプレミアムスタッドレスタイヤ。「エンライトン」と呼ばれる新たな設計基盤技術を用いて進化したその実力を確かめるべく、冬の北海道・旭川に飛んだ。
-
第855回:タフ&ラグジュアリーを体現 「ディフェンダー」が集う“非日常”の週末 2025.11.26 「ディフェンダー」のオーナーとファンが集う祭典「DESTINATION DEFENDER」。非日常的なオフロード走行体験や、オーナー同士の絆を深めるアクティビティーなど、ブランドの哲学「タフ&ラグジュアリー」を体現したイベントを報告する。
-
第854回:ハーレーダビッドソンでライディングを学べ! 「スキルライダートレーニング」体験記 2025.11.21 アメリカの名門バイクメーカー、ハーレーダビッドソンが、日本でライディングレッスンを開講! その体験取材を通し、ハーレーに特化したプログラムと少人数による講習のありがたみを実感した。これでアナタも、アメリカンクルーザーを自由自在に操れる!?
新着記事
-
NEW
ベントレー・コンチネンタルGTアズール(4WD/8AT)【試乗記】
2026.1.19試乗記ベントレーのラグジュアリークーペ「コンチネンタルGT」のなかでも、ウェルビーイングにこだわったという「アズール」に試乗。控えめ(?)な680PSのハイブリッドがかなえる走りは、快適で満ち足りていて、ラグジュアリーカーの本分を感じさせるものだった。 -
NEW
第327回:髪もクルマもナイスファイト!
2026.1.19カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。日産の新型「ルークス」で夜の首都高に出撃した。しっかりしたシャシーとターボエンジンのパワフルな走りに感心していると、前方にスーパーカーの姿を発見。今夜の獲物は「フェラーリ・ローマ」だ! -
NEW
日本で売れるクルマはあるのか!? 最新の“アメリカ産ニホンシャ”を清水草一が検証する!
2026.1.19デイリーコラムアメリカからの外圧による制度変更で、北米生産モデルの国内導入を決めたトヨタ。同様に、今後日本での販売が期待できる「海外生産の日本車」には、どんなものがあるだろうか? 清水草一が検証してみた。 -
フェラーリ12チリンドリ(後編)
2026.1.18思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「フェラーリ12チリンドリ」に試乗。前編では伝家の宝刀であるV12エンジンを絶賛した山野。後編ではコンビを組むシャシーの印象を余すところなく聞いてみた。 -
BYDシールAWD(4WD)【試乗記】
2026.1.17試乗記BYDのBEVサルーン「シール」の機能アップデートモデルが登場。強化のポイント自体はそれほど多くないが、4WDモデルの「シールAWD」は新たに電子制御式の可変ダンパーを装備したというから見逃せない。さまざまなシーンでの乗り心地をチェックした。 -
新生ノートンがいよいよ始動! 名門の復活を担う次世代モーターサイクルの姿に迫る
2026.1.16デイリーコラム英国のモーターサイクル史にあまたの逸話を残してきた名門、ノートンが、いよいよ再始動! その数奇な歴史を振り返るとともに、ミラノで発表された4台の次世代モデルを通して、彼らが思い描く未来像に迫った。
