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1/12日産は、ボディーのペイント面が勝手に冷える「自動車用自己放射冷却塗装」を開発中。熱を反射させるだけでなく、放射冷却機能により熱をエネルギーとして放出し、ペイント面の温度上昇を抑えるという。写真は左が自動車用自己放射冷却塗装を施した車両で、右が標準塗装車。両者のボンネットの表面温度には6℃の差が生じている。
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2/12日産が開発を行っている「自動車用自己放射冷却塗装」。2018年からラディクール社との共同開発の可能性を検討し、2019年にフィルムによる冷却効果を確認。自動車への適用を前提に2021年から塗装の共同開発を進めている。
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3/12左が開発中の「自動車用自己放射冷却塗装」、右が通常塗装。通常塗装のほうが塗膜は薄いが、一見しただけでは両者の違いに気づかないだろう。
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4/12「自動車用自己放射冷却塗装」と通常塗装に熱を与え、表面温度の違いを確認するデモンストレーション。写真のテストでは前者が38.9℃、後者が45.3℃を示している。
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5/12「自動車用自己放射冷却塗装」の開発を行っている日産自動車総合研究所・主任研究員の三浦 進氏。先端材料・プロセス研究を担当し、ポピュラーサイエンス誌の2020年「Best of What‘s New Award in the auto category」を受賞した「音響メタマテリアル」の開発も手がけた。
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6/12日産は、放射冷却素材の「ラディクール」を自動車メーカーとして初めて純正アクセサリーに採用。「サンシェード」や「カーサイドタープ」、「ハーフボディーカバー」を一部車種向けに販売している。
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7/12現在日産は、羽田空港で「自動車用自己放射冷却塗装」の実証実験を行っている。ANAエアポートサービスが空港で日常的に運用する「NV100クリッパーバン」(写真右。同左は比較用の標準車両)に同塗装を施し、効果と耐久性を検証。市販量産車への採用に向けて開発を推進している。
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8/12今回、実証実験が行われている羽田空港で、屋外に並べた「自動車用自己放射冷却塗装」の車両と、通常塗装車のボンネット表面温度を実際に計測してみた。測定時は前者が40.8℃、後者が50.5℃で、10℃近い差が確認できた。
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9/12「自動車用自己放射冷却塗装」には電磁波、振動、音などの性質に対し自然界では通常見られない特性を持つ、人工物質のメタマテリアルを採用している。晴れた冬の夜間から早朝にかけて起こる放射冷却と同じ現象を人工的に引き起こすという。
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10/12「自動車用自己放射冷却塗装」の実証実験が行われている羽田空港第3ターミナル横の作業エリアに並んだ「NV100クリッパーバン」と電気自動車「サクラ」。いずれも右側が自動車用自己放射冷却塗装が施された車両、左側が比較のために用意された通常塗装車両。
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11/12「自動車用自己放射冷却塗装」と同じ性能を持つ放射冷却フィルム「ラディクール」は、すでに建築用途として国内空港のパッセンジャーボーディングブリッジ(写真)やターミナルと駐車場をつなぐ連絡橋において採用済みで、温度上昇を抑制する効果が確認されている。
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12/12日産自動車総合研究所で行われている「自動車用自己放射冷却塗装」の開発風景。現在のカラーは白のみのだが、量産化を目指しカラーバリエーションの拡大や薄膜化、エアスプレーでの塗布やクリアトップコートの使用、品質基準の向上などに取り組んでいる。まずはトラックや救急車を含む、商用車への特装架装としての採用が検討されている。

櫻井 健一
webCG編集。漫画『サーキットの狼』が巻き起こしたスーパーカーブームをリアルタイムで体験。『湾岸ミッドナイト』で愛車のカスタマイズにのめり込み、『頭文字D』で走りに目覚める。当時愛読していたチューニングカー雑誌の編集者を志すが、なぜか輸入車専門誌の編集者を経て、2018年よりwebCG編集部に在籍。
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